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タカエフ

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2006.01.04
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イカン、2度目を見ても「いやん! 奉行カワイイ!!」ってな感想しか出てきません。
圭介かわいいよ圭介(*´д`)ハァハァ
ちみちみジオラマ作ってるのがまず可愛い。(新選組の「誠」の旗まで作ってましたよ!)
その模型を散らかされるたびに、律儀に拾って直してるのも、可愛い。
部下の前で「1票」ネタ出されて、恥かかされてるのも、カワイソカワイイ。
「ひーじーかーたーくん!!」も、「お、おまえとは何だぁぁ!?」の裏返りっぷりも可愛い。
テーブルの下でじっと隠れてるのも可愛い。
最後の大暴れも可愛い。
とにかく可愛かった、ちっこいオッサン。
ミタニンありがとうミタニン。こんなプリティおっさんに描いてくれて。感謝!
可愛いだけじゃなかったですけどね。
榎本や自分の立場を考えて、言いたい事を抑えちゃうトコとか、本物っぽいかもなあと。
んで、「礼を言う。榎本総裁をもう一度戦う気にさせてくれた」と土方に頭を下げるシーンには、ちょっと萌えた。鳥釜…! (やめなさい)
あとねえ、ふだんは「榎本さん」「総裁」で敬語なくせに、ときどき私的な会話ではタメ口になってるのも良かった!
釜もね、大鳥のこと昔馴染みってんで、気安く扱ってるよね。んもう、可愛いんだから。(2人セットで)
つーか、そもそも、吹越さんのビジュアルが可愛いんだわ。背ちっこいし華奢だし。服、ブカブカじゃん!
でね、この人、目が可愛いんですね! そりゃー動物に喩えたら「リス」とか言われちゃいますよ(スタパ)。確実に小動物ですよね。可愛い…。
そんなヘンなモミアゲやら髭やら髷に騙されないぞ! 何やっても可愛いねん! 諦めろ!
あーダメだ、結局かわいいしか言ってねぇ~(笑)。
釜は本当にカッコよかったですな。ていうか、主演でしょコレ。釜が主役でしょ。
それくらい、釜が良かった。喰っちゃってましたねー、主役(笑)。
わたし、以前、続編が決まってすぐに、「榎本役にはそれなりに名が売れてて演技派の人を使ってくれないと困る」とかほざいてましたが、テレビ界での認知度が低くても、これだけの実力とインパクトのある、なおかつ榎本にピッタリな役者さんを当てて下さったミタニンには、ありがとうその2! です。
このドラマ見た土方好きの皆さんが、まあ大鳥は無理でも(笑)、榎本に興味を持って何か読んでみようかなーという気になってくれたら、嬉しいなあv
個人的オススメは『武揚伝』(佐々木譲/著 中公文庫)ですが、そんな小説じゃなく、史実が知りたい! という本気な方には、あえて『ドキュメント 榎本武揚』(秋岡伸彦/著 東京農大出版会)を(笑)。
厚み1cmにも満たない薄い本ですが、明治の新聞記事から榎本に関するものを拾い集めたもので、可愛いエピソードてんこもりです!
『現代視点 榎本武揚』(旺文社)も、写真が多くてイイです。
これに載ってる日清関係の集合写真が笑えるんだわ~。椅子に座った圭介の、カカトが地面に届いていない! 釜と他の人はちゃんと届いてるのに! 圭介、ちっこすぎ! 可愛い!
あ、話がそれてますね。スミマセン。
とにかく、このドラマの一番の収穫は、榎本だったなあと。
(大鳥に比べればまだマシとはいえ)小説や一部研究書なんかでは過小評価されぎみな榎本ですが、これで興味を持った人が、史実榎本についても色々調べてくれたら、そんなステキなことはありません。
わたしもそうですし、この間お話した入潮さんもそうだとおっしゃっていましたが、なんかね、大鳥が貶されてても「アッハーまた言われてるよ圭介ったら!(笑)」で済ませられるんですが(ゴメンナサイ大鳥さん)、榎本が悪く書かれると、本気でムカつくんですよね(笑)。
よし、今回は、「組!!」における榎本武揚の話にしようっと。大鳥は、またそのうち。

………とはいえ、実はわたし、史実榎本についてはあんまり詳しくないんですよねえ~。
なんせこの人、無駄な言い訳をしないすごい潔い人で、結局語ってないんですよね、蝦夷地に向かった理由というか、本心を。
ドラマの中でもその片鱗が出てましたが(「そりゃすまなかったね」軽! 笑)、「なんで脱走したの?」と後年聞かれても、軽い調子で答えてるんですよね、「若気の至りさね」って感じで。それがカッコイくもあり、もどかしくもあり(笑)。
なので、今回は、榎本が蝦夷地に赴いた理由を、ドラマ通り「本気で独立国を夢見ていた」と仮定して進めます。
っていうか、わたしもそうだと思っているので(笑)。わたしも、榎本の蝦夷地開拓は大本気で、そして8月半ばまでは徳川家の処断を見届けたというのも、切腹未遂も、全部ホンキでやったことだと思っていますので。
ちょっとね、榎本に関しては、ドリーミンな私(笑)。

さて、そんな榎本に夢を見てる者から見た、今回のドラマの榎本話。
………らぶりんが素敵だった!!
あの軽さ、明るさ、ポジティブさに責任感の強さ、自信に裏打ちされた自意識の高さ。
もう、すごい理想的な榎本を演じて下さいました。嬉しかった~v
何を言ってもいちいちチクチク厭味を言ってくる土方を(笑)、声を荒げることなくサラリと受け流して(一度怒ったのは、兵たちが大事だからだもんね)、粋で洒脱な江戸っ子釜さんの雰囲気がすごく良く出てました。

では、史実と比較してはどうか?
正直、「ここまで土方のこと買ってたのか~?」とは、何度か思いました(笑)。
まあこれは土方のドラマであり、大河「新選組!」の続編にあたるので、仕方ないんですけども。
実際には、彼が降伏を口にするのはもっとずっと後だし(もちろん、頭で考えてはいたでしょうが…ていうかあの戦況で考えてなかったらヤバイ)、新政府軍からの降伏勧告も何度も断っているし、実際に決定したのは、中島三郎助が死んだ日(5/16)の晩です。
そして、その晩に、切腹未遂事件を起こしています。
中島さんは、浦賀の与力出身で、ペリー来航時に初めて応対した日本人の一人であり、最新式の海軍・軍艦の勉強もしていた開明派。
榎本にとっては、長崎海軍操練所での先輩にあたります。あの木戸孝允を匿ってあげていたこともあります。
その中島さん、この箱館戦争では、千代ヶ岱陣屋を自分の墓場と定め、五稜郭本営からの撤退勧告もはねつけて、息子2人と共に潔く戦死なさいます。まさに、「最後の侍」と呼ぶにふさわしい最期。
撤退勧告に自ら赴き、そして千代ヶ岱で一緒に戦い、しかし生き延びた大鳥は、中島さんを悼んで、獄中で漢詩をよんでいます。
大鳥でさえそうなのだから、もっと付き合いの深かった榎本には、そうとうな打撃だったんじゃないかと。
中島さんについては、先日入潮さんにいただいた「史談会速記録」にもすっごい格好いい逸話が紹介されていたので、また今度ゆっくり書きますね。
で、そんな中島さんの死にあたり、降伏を決定した、あるいは死を持って戦争を終わらせようとした(死んでラクになりたかったかも知れない?)と私なんかは捉えていたので、土方の死に戦の終焉を見出すというのは、ちょっと、違和感がありまして…。
ドラマの性格上仕方ないっていうか、納得できるレベルではありますけどね。

嬉しかったのは、榎本が「間抜けなろまんち」で、「ここ蝦夷地で牛を飼って、ミルクやチーズを作りたい」と、目をキラキラさせて語ってたところ。
榎本や大鳥らは、釈放後は北海道開拓使として、また、自費で北海道に土地を買い、開拓に力を注いでいます。
また、飯田橋に「北辰社」という牧場を作り、搾乳業を興してもいます。こちらも大鳥との共同経営です。
生活に行き詰った元幕臣への援助も惜しまず、福沢諭吉なんかに「二君に仕えやがって、痩せ我慢の足りないヤツ」みたいに叩かれても、どこ吹く風で放っておいた榎本。
そのうえ仕事も出来たので(藩閥に関係ないというのもあって)、明治政府でも各省に引っ張りまわされて(笑)、本人の意思と関係ナシに栄達を極めることになりました。
…という、後の歴史を知った上で見ると、これ榎本主役やなあ~と。
まあ、榎本に関しては、私ホントに夢見がちですので、サラリと聞いてもらえばいいです(笑)。

細かい話では。
・ 永井様は元・長崎海軍操練所の所長で、榎本が20歳頃からの知り合い。きっと一目置いてたんだと思う、じゃなきゃ家禄も年も下の榎本に、くっついて行こうと思わないよね。「洋行帰りで鼻に付く」ってセリフ、私の脳内ではすごく親しみの籠もった調子に変換されとります(笑)。
・ 大鳥に「キミにもヨーロッパの軍人を見せてあげたい」なんて意地悪言わないもん!(笑) ちなみに榎本は、1866年(慶応2年)の普墺戦争(プロシア・オーストリア戦争)に観戦武官として参加しています。
・ 大鳥のこと「戦好き」と言うトコでガッカリし、「キミ(土方)と大鳥の率いる軍隊は日本一だよ」にニンマリし(笑)。いや、ここでは「戦好き」って設定なので仕方ないか、褒められたトコだけ喜んでおこ。
・ 「もうこれ以上、私以外の一人も死なせやしない」カッコイイなあ~。降伏に臨む際の幹部たちは、皆本気でこう思っていたんですよね…。
・ 土方と大鳥の間に割って入る総裁、カッワイイ~v
・ 声がいいなぁ~。頑張って喋ってる江戸弁もいいなあ~v (関西人だそうですね、愛之助さん)

あ、ビジュアルについても。
なんか、ヅラが、「五稜郭」の里見浩太朗みたいでしたね(笑)。あんなにボリューム無いし、本人!
でもすっごいお色気出てたから、いいや。らぶりん、セクシーであらせられましたわ。
実際の釜は、すこし白髪交じりになってきたあたりが、イイです。シベリア行く頃。壮絶に美人さんです。メーテル帽たまりません(笑)。
この写真もカッコイイ。
いやー、箱館幹部は何がイイって、美形揃いってとこですよね。
釜といい土方といい、圭介といい。 荒井さんも太郎さんも、地味顔ではありますが、なにげに整ったきれいな顔しています。
って、最後のシメが顔バナシかい! すんません、ミーハーだもんで(笑)。

えー、夢見がちじゃない榎本像は、こちらで。(笑)
榎本武揚(ウィキペディア)
和魂洋才の人・榎本武揚


次は、土方さんの描かれ方についていろいろ書こうっと☆





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最終更新日  2006.01.06 01:58:48
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