Baum 香り三昧

2010/02/11(木)20:00

イントゥ・ザ・ワイルド(ネタばれ注意です)

◆映画(301)

ショーン・ペンが監督の 実話に基づいた作品 1992年の夏、アメリカ最北部アラスカ州の荒野で クリストファー・マッカンドレスという若者の死体が発見された。 この出来事をマスコミが大々的に報じ、 全米の多くの人々の関心を引いたのは、 彼の死があまりにも謎めいていたからだった。 東海岸の裕福な家庭で育ち、優秀な成績で大学を卒業。 そんな人生のエリートコースを約束されていた若者(エミール・ハーシュ)が、 ある日突然すべてを捨てて旅立ち、 2年間のさすらいの果てに、アラスカで早すぎる最期を迎えたのだ。 この誰もが「なぜ?」と疑問を抱く大いなる謎の解明に挑んだのが、 ジャーナリストにして登山家のジョン・クラカワー。 彼が綿密な追跡取材を基に発表した ノンフィクション「荒野へ」は一躍ベストセラーとなり、 センセーショナルな反響を呼び起こした。 よくある自分探しではなくて頭が良すぎて感受性も敏感で 物事を突き詰めて考えるタイプ でも、考えたことをすぐに行動に移してしまう力が凄い そして、自然の恐ろしさ「正しい名前で呼ばなくてはならない」という台詞が 印象的でした 飢餓に陥り朦朧としながらも 植物図鑑を片手に 食べられるものを探すのですが 有毒植物を食べてしまい 身体が麻痺し衰弱してしまいます その時に、死に直面し ミスしたことを後悔し泣き叫ぶのですが 自分自身が旅の最中に 本名を語っていなかったことも 真実ではなかったと悟るのです気付いた時にはもう戻ることができない 切ない現実でした Happiness is only real when shared 最後に書き綴った言葉の下に 小さく、本名を記すのです最期を迎えるときになって 人と分かち合うことの大切さに気付くのですまるで、キリストのような表情でした 俳優のエミール・ハーシュは クリストファー・マッカンドレスの衣類を着用し 18キロもの減量をして この役に挑みました 実際のクリストファー・マッカンドレスの写真が 現像されないまま 遺品となったカメラに残っていたそうですもう一度観たいし 原作も読みたいと思った 見応えのある映画でした

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