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裏庭のおしゃべり

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2014.11.10
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カテゴリ:映画・俳優


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「ひとつ、おとりよ」

ピエールは、マッチをすって手のひらの上のガラス玉を
照らして見せる。


「お星様のかけらだ。空から落ちてきたんだよ」


映画「シベールの日曜日」で

戦争で記憶を亡くした青年が、泣きじゃくる孤独な少女にかけた台詞。






現代に生きるためには
無垢な心がどのような報復を受けねばならないか

ということを物語る残酷な映画。


ガラス玉を星のかけらだと思いこめる感受性は
その星のかけらの鋭い刃先でみずからの心を傷つける。


と、寺山修司氏は
「ポケットに名言を」という著書で書いています。


この映画の製作は1962年。

古いですね。

映画は観た事がありませんが、

「シベールの日曜日」というタイトルは、

なんだか聞いたことがあるような、ないような?


昨年、この作品がブルーレイ化されたようです。


人々の誤解が悲劇を生んでしまうストーリーのようですね。



願わくば・・・

無垢な魂が

幸せに成長できる世の中であってほしいです。




月



ついでに、こちらも。

同書の中にある
アンドレ・ジイド著「バリュード」より

「一冊の本・・・一冊の本というものはユペエル君、
卵のように閉ざされていて満ちていて滑らかなものなんだ。
その中へものをいれようたって、何も入りはしないんだ。

針1本だってだめだ、無理しないことだね。
無理に入れたら形が崩れてしまうんだ。」

「じゃ、君の卵は十分満ちているんだね」とユペエルが応じた。

「だが、友よ」と僕は声を大にして言った。

「卵というものはものを入れて満ちるものではないんだ、
満ちて生まれるんだ」



なるほど・・・自分なりに解釈していますが・・・。

晩秋ってなんだか変な癖が出ます。
昔の読書時代に戻ったような気分で、夜中に書籍を手にゴソゴソ・・^^;

この本も処分するつもりでダンボールに詰めていたもの。

読み返していると、処分しづらくなりますね。

困ったものです。。




最後にバイロンのロマンチックな一編を。


ああ、花のさかりに散ったひとよ

君の眠るところに、壮重な石をおくな。

ただ、その土に、薔薇こそ生いでて

春にさきがけて芽を吹き

またあらい糸杉も、やさしい愁いに揺れよ。

Kuroshinju.jpg



昔、創作のイマジネーションのために
詩集をよく利用しました。

改めて読んでみると、独特の雰囲気のものばかり

バイロン卿はちょっとキザなロマン主義という印象が強いけど

これは、少女マンガに出てきそうな雰囲気の詩ですよね赤ハート




四つ葉


今夜もお付き合いいただきありがとうございました。



風邪をひかないように

温かくしてお休みくださいね~。星











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Last updated  2014.11.10 23:32:36
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