アロマで幽体離脱した?アロマセラピスト仲間から、今日、どうしても姉さんのトリートメントを受けたい。 と、突然の電話。今日は姉さん、心がお休みモード。 「う~ん、どうしても今日じゃ無ければダメ?」 「どうしても、今日、うけたい!」 「う~ん・・・わかったああ・・・」 無理を言って、どうしても、今日受けたい。というのは、心に抱えている物が膨れ 上がってしまい、 整理のつけようが無いのだろう。と、察しられた。 こんな時、言葉はいらない。 「なんの精油を使いたい?」「はい、了解。」 で、すぐにベッドへ・・・ 頭の中が動きすぎて、あふれ出る言葉を抑えられない人。無言で考え続けるひと。 いつの間にかすーっと眠ってしまう人。2,3分で高いびきの人。 同じクライアントであっても、トリートメントを受ける姿勢は、その時の色々な物に よ って違った形で現れる。 (なにに一番影響を受けるのかは定かではない。) クライアントのぴりぴりと張りつめた心は、ベッドにのった瞬間にすぐに伝わってく る。 でも、姉さんにはどうする事もできない。どうしようとも、思わない。 だって、姉さんがトリートメントするのでは 無いから。 何かにこの体を、両手を預けているのだから。 彼女は、自分の方向性をこのトリートメントによって気づけるかもしれない。 気づかないかもしれない。 肩こり解消するかもしれないし、しないかもしれない。 熟睡できるかもしれないけど、目がさえちゃうかもしれない。 どちらが良いとも、悪いとも言えない。 トリートメント終了後「久しぶりにマッサージ中に熟睡した。」との言葉をもらっ た。 姉さん「へ~、それじゃあ、幽体離脱した?あっちの世界に行って来た?」 彼女 「はあ~?」 姉さん「人間って熟睡しているとき、肉体を離れてアストラル界っていう、あちら の世界に毎晩行っているらし いよ。 ってことは、アロマ受けて熟睡しちゃって何も おぼえてないって人はさ、その間、あちらの世界にいって るんじゃないかと思って ちょっと聞いてみたのさ。何かメッセージ受けてきたかなって、思って。 私、自分のマッサージの方向性は、これだと思うんだわさ。 アロマで00が治る。とかあまり興味無いし、老人、末期医療にも多くのアロマセラ ピ ストが動きだした の聞いてほっとしている。あ、やってくれる人が増え始めているか ら、 まかせていけば大丈夫だって。 何か、自分へのメッセージや、進むべき方向性に気づいてゆく手段として アロマトリートメントが大きな 役割を果たすように感じる。 そんな目的で、多くの人が受けに来るような気がする。」 彼女 「じゃあ、マッサージする側は、頭空っぽにしていなくちゃならないんだよね。 それって、いつもそういう状態でマッサージするの、むつかしくない?」 姉さん「ううん、いいのさ。マッサージしながら、今晩のおかず、何にしようか。と か 無意識にかんがえちゃっ ても、いいのさ。あるがままの自分でマッサージすれば。 この人を良くして上げよう。とか、喜ばれたい。 とかそんな傲慢な自分で無ければ。 柳のようなアロマセラピスト。これさ。 クライアントは自分の方向性に気づくかも しれないし、気づかないかもしれない。 それでいいのさ。 もう2度と来ないかもしれ ない し、この人でなければダメだ。と言うかもしれない。どっちだっていいの さ。 それをきめるのは、自分ではないから。」 彼女 「ふ~ん、じゃあ、あたしもそれになる。」 姉さん「え、あんたは霊媒師になるんじゃなかったの?」 時間に追われ、数をこなす、観光地でのアロマセラピー。 多くのひとが「初めての体験です。」という日本のアロマの現状。 初めて体験するには、財布のヒモゆるむ宿泊施設でのアロマを満足していただける 事も多い。 しかし、お客様がアロマに対して育っていった時、もっともっと、本物を求められ る。 自分のマッサージの方向性を探りたくって、オフシーズンに突入した9月 違うタイプのボデイマッサージを体験しに出かけていった。 どのマッサージを学びに行くかを決定するためにも。 その経験の中で自分が感じ取った物は、マッサージの技法を増やす必要は無い。 それよりも、自分のある物の中で、もっと深め、高めて、すきとおる事だと。 全く初心者の、エネルギーや霊の世界。 多くの知識を得ることが良いようにも思え、また、 良くないようにも思える。 (頭だけで理解しようと、分かった様な気になってしまいそうで。) また、10年先のアロマセラピストとしての方向性が決まった。 いとも、簡単に決まった いつも直感にしたがい、頭を使わず、石橋はたたかず、つっこんで行ってしまう 姉さんの人生の方向は 簡単に決まる。 これも、自分がきめているのでは無いようだ。 なんで、こんなにこの仕事は楽しいのか。 イヤだ、イヤだと良いながら不眠や肩こりに苦しみ 毎日まじめにお仕事しているみなさんに 申し訳ない・・・・ ------------------------------------ 「質問にお答えします」コーナー ------------------------------------ 姉さんに同じ様な質問が寄せられます。 頂いたメールはすべて楽しく読ませて頂いております。 が、最近読みっぱなしで 返事を書かない事が多いのをお詫びいたします。 返事書き出すと、長くなるのよ。 では、ここで一気にお返事。「今さら、フン!おそいよ。」って方も多い事でしょ う。 1.日本アロマセラピー協会と日本アロマコーデイネーター協会、日本ホリステイッ ク 研究会はどう違うのですか? 2.アロマコーデイネーターとアロマセラピストはどう違うのですか? 答え.わかりませ~ん。直接各団体へ電話して聞きましょう。じぶんの耳で。 そのとき、どのような回答がかえってくるのか、どんな対応をされるのか。 自分がそれをどう感じるのかを体験してみることです。 3.医療の方面からアロマセラピーに興味があるのですが、看護婦、医者、 心理関係の資格などもっていたほうが良いのでしょうか? 答え.無いよりはあったほうが、ある面でずーっと有利でしょうが、では、今から 上記の資格を取得するのですか?その上で(その後?)アロマセラピーを学ぶの ですか?だいぶ気の長いはなしになりそうですね。上記3つの資格取得も、またそ の後の仕事量もかなりなもので、アロマセラピストとの両立は無理ではないでしょう か? 医療従事者が患者を対象として治療や心のケアの補助としてアロマを使う事と、 アロマセラピストとして、専門で行ってゆく事とは、少し違った物となるでしょう。 2つの仕事に200%の力を出すことは厳しいですよね。 自分が本当にやりたいことは何ですか? 4.アロマセラピストの仕事とは具体的にどういうものなのでしょうか? 答え.どういうものを想像されますか? 看護婦さんや教員にも色々な専門があり、色々な職域があるように、 アロマセラピストとして何をしたいのか?だれと関わりたいのかではないでしょ うか? 人にアロマを伝えたい人、本を書きたい人。ただただマッサージをしたい人。 精油を販売したい人。日本では、アロマセラピストの求人があって条件に合った 所に 就職する。という現状では、まだまだありません。 これからアロマセラピーの定着して行く場所を私たちが切り開いて行く段階です。 受け身で待っている時ではありません。アロママッサージを知るほどに、このマッ サージ を必要としている人が日本にもごまんといることに気づくでしょう。そこの扉を自 分の手で たたく事から始める段階です。 5.アロマセラピストの資格を取得するには、どこの学校がお勧めですか? 答え.わかりません。片っ端から電話し、自分の目と耳で確認する事です。 自分の心引かれる所にいってみては?そこで出会った人たちが、また次の出 会い を導いてくれるでしょう。本当に自分が欲しい資格なのか。自分に問いかけ ながら。 ね、メールの返事、長くなるでしょう。決定的な答えも無いわりには。 今日はこんなところでご勘弁を ・・・・(姉さん) ------------------------------------------ 編集後記 -------------------------------------------- 熟睡していただけるのは、ありがたいんですが「00をマッサージしてもらってな い。」 というクレームには、 本当に肩の力が抜けてしまいます。 「顔のマッサージをおぼえていない。」「背中の後は、記憶にない。」 これならまだ良いのですが、 「足をやってもらってない。」「手をまだやってな い。」 と断言されると、あんなに時間をかけてあなたの体中 をなでさすっていた私は 何なの???? 「おめーは寝テタンダロウ。。。。」 という言葉をぐっと飲み込みます ああ、むなしい商売です。 むなしいと思ってしまう姉さんは、やっぱり、まだまだです。 ----------------------------------- 「ふか~い所までゆけました。」「不思議な感覚ですね。」 「ベッドが大きく揺れて いました。」 「ずーっと沈んで行くようでした。」 こんな、お客さまにしたら何気ない言葉に姉さ んが一番 大きく反応しているの気付かないでしょうね。 「ど、どんな感覚ですか?聞かせてください。」帰ろうとしているお客さまの口を開 かせたくっ てうずう ずします。 なにか、アロマ体験で不思議な感覚に出会ったりしたこと、聞かせてください。 記事を読んでの感想。アロマ体験談。失敗談。 姉さんに話して聞かせて下さいね。 |