013418 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【お気に入りブログ登録】 【ログイン】

「邪教・幸福の科学」の正体

PR

プロフィール


神風、再び。

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

孤独死候補生@ その通りです。 今やあんな外道オヤジは地球神ではなくた…
本郷剛@ Re:布施ノルマを苦に、在家信者が 飛び降り自殺しました。(07/07) まさしくその通り、あの野郎はトンでもな…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2018.10.11
XML
カテゴリ:虚業教団
【虚業教団】愛なき断罪と追放の実態


事態は進捗しないまま、あの忘年会の夜がやってきた。
50人ほどの職員を研修場の2階に集め、ビールやつまみをならべて、一年の労をねぎらうささやかな宴会が開かれた。
その席で総務局長の私から、阿南と真知子の神託結婚を発表したが、発表するまでもなくもう全員が知っていた。
底抜けの明るさで人気のあった真知子が結婚することに、ガッカリしている男性も少なくなかった。
彼女は嬉しそうに見えた。
阿南のほうは、彼女から離れた席で固い表情を崩さずに座っていた。
神託結婚の報告でワッと盛りあがって始まった忘年会だったが、じきに重苦しい雰囲気に変わっていった。
真知子が声をあげて泣きだしたのである。
トラブルが生じたときの常で、私が何か言いだすしかなかった。
「おい、みんな。今こそ神理を打ち建てる大事なときだ。
我々の人生には、これからも いろんなことがあるだろう。
みんな〈光の天使〉なんだ。 大きな心で、花も嵐も踏み越えて生きていこうじゃないか」
最後のほうは、自分自身に言い聞かせているかのような気持ちになった。
正月を迎えるために阿南は関西の実家へ帰っていった。
真知子のことも両親に伝えなければならない。
しかし神託結婚の話をすると、狂人あつかいされたという。
そう、それが常識ある人間なのだ。
〈幸福の科学〉という狭い世界の中で、その常識を私たちが忘れかけていたということなのだ。
〈幸福の科学〉は〔偉大なる常識人〕を理念のひとつとして掲げている。
しかし〔偉大なる常識人〕をいくら説いても、それで常識人になれるわけではない。
健全な常識は、職場や家庭で懸命に自分のつとめを果たし、人と人が互いを思いやり、支え合うような、ありふれた生活の中に存在するのである。
ついでに言い添えておくと〔偉大なる常識人〕の概念は、大川に提出したレポートの中で私がはじめて提唱したものである。
それが、いつの間にか会のモットーとして定着してしまった。
明けて1989年1月。
年末年始の10日間の休暇を、家族という常識世界に触れてすごした阿南は、心を固めて東京へ戻ってきたようだ。
彼は大川に、この話はなかったことにしてほしいと訴えた。
大川のワンマン体制下では、その意向に逆らえば、会から追放されても文句は言えなかった。
よほど勇気が要ったに違いない。
なにしろ仏陀の指示を拒むのである。
阿南浩行は自分の心に正直にしたがった。
たとえ全知全能の神の命令でも、自分がおかしいと感じたら、やはりおかしいのではないか。
彼は自らの行動で、そのことを私たちに問いかけたのである。
けれど私たちはまだ自分の〔浅はかな考え〕よりも、大川の霊言を信じていた。
「神は自分の心の中にある」と高橋信次は繰り返し説いた。
そういう心の中の神を、真っ直ぐに見つめることのできた人間から、順番に会を去っていった。
「明日から出社におよばずだ!もう出てくる必要はない!」
大川の憤慨は、私たちも はじめて見るほど激しいものだった。
「佐藤家を訪問したというのは、すでに承諾したと同じではないか。
相手に正式に結婚の申込みをしたということだ。今さら断れない!」
六大神通力を持つはずの主宰先生が、怒りのためにその能力に曇りが生じたのか、すでに阿南は真知子の実家へ挨拶にいったものと勝手に思い込んでいた。
「神託結婚を承諾できないのは、高級霊からの霊言が信じられないということだ。
これだけの本(当時は60冊)を認めないと言っているんだ。
信仰心がなってない!」
「自惚れている。大したこともできないくせに!」
局長会議が頻繁に開かれた。
そのたびに、私たちは、主宰先生の〔不調和な言魂の響き〕を耳にしなければならなかった。






最終更新日  2018.10.11 10:03:20
コメント(0) | コメントを書く

Copyright (c) 1997-2018 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.