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あーしゃ♪の部屋~雑貨マニアの部屋♪

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Jul 31, 2005
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テーマ:吹奏楽(3434)
カテゴリ:音楽のこと
昨日、友達に誘われて吹奏楽コンクールの地区予選に行ってきた。

ウマイ学校と、そうでない学校の差が大きい…

何が違うのか、私のごく私的意見を述べてみようかな~

  普段の基礎練習をしっかりしているかどうか…
    曲の練習ばかりして、音を出すという基本的な練習が出来ていないグループは、やっぱ曲を上手く表現しきれてないような気がします。
    ウマイ学校というのは、ƒ だけじゃなく Ρ がとてもキレイです。
    大きな音を出すということは、案外簡単なことですが、小さくて、でもキレイに響く音を出すということはとても難しいことです。
    全体練習も大切ですが、まず個人練習で、自分の音をよく聴きながら音出ししてみましょう。

    一つの音で、色んな表情をつけながら音を出してみよう。
    大きな音、小さな音、楽しげな音、悲しげな音…お芝居のセリフの練習をしているように、イメージしながら音を出すと、音にも表情が付いてきます。
    きれいな音ときたない音をどちらも出してみるのもいいでしょう。
    単純な練習ですが、やってみると結構面白いですよ。

    あと、うまい人の音をいっぱい聴きましょう。
    よく「どうしたらきれいな音がでるんですか?」と訊かれますが、口では説明できません。
    それは一人一人、口の形や歯並びや顎の骨格が違うからです。
    だから自分に合う吹き方というのは自分で見つけるしか無いのです。
    頭で知るのではなく、身体で覚えるしかないんですよ。

    いい音悪い音がわからないという人も、よく聴く事をやってみましょう。
    集中して音を聴くと、耳が鍛えられ、自然にいい音と悪い音が判断できるようになります。
    初心者の人は大変だろうけど、頑張って!

    一人ではよくわからない…という人は、友達と音を聴き合い、意見を交換しましょう。
    パート別練習とかグループ練習とかはその延長です。


 ハーモニーのバランスが取れてるかどうか…
    全体の音がきれいに調和できてるかですね。
    うまいバンドは、少人数の木管楽器がちゃんと聴こえてきます。
    まずは曲の中で、自分のフレーズがどのような役割を持っているのか、把握しなければなりません。
    そのためには他のパートの人がどのようなフレーズを吹いていて、自分の吹いているパートとどのように絡んでいるか、知っておく必要があります。
    自分と異なる人とのセッション練習や、スコアを観たり、模範演奏を聴いたりして、その曲がどのように組み立てられているか知りましょう。
    その上で、自分はどのような役割なのかを考え、合奏の時は周りの音と調和できてるか聴きながら演奏しましょう。
    そのためには自分のパートはしっかりと吹けるようにしておかなければいけませんね。


  曲全体の流れをつかめているかどうか…
    う~ん、これは説明がうまく出来ないんですが、曲が最初から最後まで、一つの流れでまとめられているかということですね。
    例えば、部分部分を聴くと、とてもうまい部分があるなぁと思う楽団でも、曲全体のまとまりがない…ということがよくあります。
    曲には何かのメッセージがないと、聴いてる人に何も伝わりません。
    自分達の演奏する曲が、何を伝えようとしているのか、また自分達で何を伝えたいと思うのか、みんなで話し合ってみるのもいいでしょう。
    一番手っ取り早いのは、曲の流れに合わせてストーリーをつけてみるんです。
    その中で、細かく、パートごとに役割も考えて行く…
    そうやって、曲の流れを一つにまとめて行きましょう。
    やってみると結構楽しいですよ。


  演奏の目的は?
    これは一番悲しいことなんですが、勝つことが最大の目標になっていませんか?
    arshaは音楽に勝ち負けというのはおかしいと思うのです。
    もちろんそういうコンクールというようなものもなければ、練習にも張り合いがないですね。
    でもそこにある勝ち負けは、スポーツの勝ち負けとは違うということを思い出してください。
    だからarshaの個人的な意見としては、コンクールのことを「大会」と呼ぶのはあまり好きではありません。

    うまい楽団を観ていると、皆んな楽しそうに、のびのびと自由に演奏しています。

    そうです。自分達が楽しんで演奏をしないと、人が聴いてても楽しくないんです。

    いい演奏をする…
    いい演奏とは、前にも述べたとおり、「人に伝わる演奏」のことです。
    演奏を楽しむことを忘れ、聴いてる人たちのことを忘れ、ただ「金賞取りたい」という思いだけで演奏している人たちは、肩に力が入ってしまってますし、聴いていても固いだけで、つまらない演奏に聴こえます。
    これではせっかく一生懸命練習してきても意味がない…

    音楽の賞は、いい演奏をした…その結果の後に付いてくる物です。
    「賞を取りたい」という気持ちの前に「いい演奏をしたい」…それでいいのです。
    自分達がいい演奏をした…そういう満足感を持てるような演奏を心掛けてください。
    そして本当に人を感動させるいい音楽を演奏できれば、賞は自ずとついてくるものです。


  最後に…音がちゃんと出てますか?
    に重複するかもしれませんが、今回聴いていて多くの学校で思ったのは、音が客席まで届かない!
    もちろん音は聞こえるのですが、舞台と客席の間に幕があって、それ越しに音楽を聴いてるような感じがするのです。

    これはきっと普段、学校の音楽室や教室など、狭いところで練習をしているせいだと思います。
    出来ればコンクールやコンサート前には何回かホール練習をしたほうがいいのですが、学校の部活ではなかなか難しいですね。

    音楽室で吹いてるときも、常に広い空間をイメージしながら吹いてみましょう。
    壁で囲まれた部屋の中ではなく、校舎の壁がなくなったつもりで、校舎の向こうにあるものまで音を飛ばすイメージで吹くと良いでしょう。
    音楽は全てイメージです。
    それだけでも随分と変わってきますよ。
    後はこれも重複しますが、音をよく聴くということです。

    それから出来ればたまには外に出て、音を出してみましょう。
    特に金管楽器、サキソフォンなどは広い場所で吹くことをしたほうがいいですね。


  追記…パーカッションについて
    パーカッションは難しいパートです。
    あらゆる楽器がこなせなくてはならない…
    一見簡単そうですが、パーカッションのリズムが崩れると、曲が一気に崩壊してしまいます。
    個人練習のやりにくいパートですが、必ずリズムだけを黙々刻むのではなく、曲に合わせて叩くようにしましょう。

    例えば主旋律の人にメロディーを奏でてもらって、その人に合わせてリズムを打つとか、練習用のテープかMDを取ってもらって、それに合わせて練習するという手もありますね。

    そういう物がない時でも、必ずメロディーを頭の中で歌いながら(実際に歌ってもいいですが)、練習しましょう。

    それから他の旋律楽器とのバランスも大切ですね。
    聴いていると、パーカッションだけが突出して走ってるバンドもあれば、逆にパーカッションが萎縮しすぎて全然聴こえない…というバンドもあります。
    パーカッションも曲全体を把握することが大切です。

    一部の楽器を除き、旋律のないパートなので、逆に掴みにくいと思いますが、旋律の流れをキチンと把握した上で叩けるようにしましょう。

    決して楽なパートではありませんよ。頑張って!


以上、arshaの勝手に吹奏楽講座でした…m(_ _)m
でもやっぱアンサンブルとか合奏とか、いいですね~
またやりたくなったなぁ~


 





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Last updated  Jul 31, 2005 09:52:52 PM
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