2009/04/24(金)20:21
パリ・オペラ座バレエ『ラ・シルフィード』
この間からしつこく感想を書き続けていました『伯爵と妖精』を読んで、バレエの『ラ・シルフィード』が観たくなって、DVDを入手しました。
この『ラ・シルフィード』と『白鳥の湖』『ジゼル』は白いチュチュで踊られるため、三大バレエブラン(白いバレエ)と呼ばれているらしいのだけど、私が今まで唯一観たのがキエフ・バレエのライサ・ヒリコが演じたシルフィードで、ピンクのチュチュを着てたのよね~。
なので、ピンクの妖精というイメージをずっと持っていたので、バレエブランと聞いて???でした。
一般的には白なんですね~。
キエフ・バレエはデンマーク版を起用していたそうですが、これはラコット版だそうです。
その辺りは全く詳しくないので違いがよくわからないのですが…σ(^_^;)
衣装はキエフの方が豪華でした!
スコットランドの衣装がとても豪華だったのを覚えています。
今回のパリ・オペラ座の方は主役もモブ(群舞)もほとんど同じだし、スコットランドのキルトもかなりシンプル。
まず、そこに目が行ってしまったのですが…
演者はシルフィードにオードリー・ヘップバーン似のオーレリ・デュポンと、シルフィードに恋するジェームスにちょっと要潤似のマチュー・ガニオ。
最初観た時、どんな組み合わせやっって思ってしまいました!(笑)
でもデュポンのシルフィードは本当に美しい
細いのですが、ギスギスした感じがなくて、本当に妖精って感じ。
ガニオはこの時弱冠20歳でエトワールに抜擢された新人ですが、とても初々しくて、結婚する身でありながら、妖精に惹かれて破滅してしまった青年の役を見事にこなしていました。
最後は感動のフィナーレで(悲劇ですが…)、ちょっと涙してしまいました。
第1幕は、シルフィードとジェームスとジェームスの婚約者のエフィとのパ・ド・トロワ(3人で踊る踊り…ラコット版にしかないそうです)がとても素晴らしかった!
以前に観たキエフ・バレエのより、より表情豊かで、振りの表現も芝居的だったような気がします。
第2幕は、妖精たちの森が舞台なので、妖精たちが色んな仕掛けに乗って本当に森の中を飛び回っているかのような演出が楽しかったです。
妖精の重力を感じさせない踊りが素晴らしかった!
さすが『ジゼル』と並んで人気の高いロマンティック・バレエの名作ですわ♪
日記の内容に関係のないコメントは、掲示板(BBS)の方へお願いします。
日記のコメントのついでに書き込んじゃうのはOKですよ( ^ー゜)b