2009/05/09(土)18:39
映画『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』
「私を必要としながらもいて欲しくないと感じるなら私はここにいます。私を必要としていないのにいて欲しいと感じるなら私は去ります」
どうしようもないほどのクソガキどもの住む家。
それはもう悪魔の住む家のようで、この子供たちは呪われているのかと最初は思うほどでした。
父親の手には負えないほどの子供たちのイタズラ(既にイタズラの域を大きく超えているようでしたが)の数々に、雇った乳母(ナニー)は次々に裸足で逃げ出す始末。
17人目の乳母が逃げ出した時、乳母の派遣協会ももうこれ以上は紹介できませんと門前払い。
そこに不思議な声が…
その人は嵐とともにやってきました。
大きく晴れ上がったような鼻のある顔には2つのイボと、1本だけ長く伸びた前歯。
手には木の枝で作ったようなステッキ。
如何にもな風貌は魔女そのもの。
怪しみながらももうどこにも救いを求められない父親は、彼女を家の中に入れます。
子供たちの奇行は子供たちの寂しさの表われでもありました。
1年前に母親が死んでから、仕事を理由にあまり子供たちと接しようとしない父親。
決して子供たちを愛してないわけではないんだけど、よくある世間の父親の代表みたいな、子供たちとどう接していいかわからない、どうせ子供たちにはわからない、子供は自分の付属品っていうような考え方なので、子供たちが自分たちのことをもっとよく見て欲しいっていうアピールだったんだね。
一見とても怖い乳母のマクフィーですが、その魔法のおかげで子供たちは見る見るうちに素直さを取り戻していきます。
しかしさすがに大人の父親は頑固…
本末転倒なことになりかけますが、そこはほのぼのハッピーエンドで…
楽しい映画でした。
とてもイギリスらしい物語だと思いました。
色彩がとても子供向けの鮮やかさで、『パコと魔法の絵本』と同じような感じだなぁって…
しかし向こうの人ってなんでああパイ投げが好きなんでしょうね~。
あれだけは理解に苦しみますわヽ(´ー`)ノ
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