art*bank

2009/07/08(水)10:43

あまりに曖昧な空想と現実の境界線

妄*想(214)

生き様刻み込むように声を嗄らして歌ったって 呼吸するみたいに日々を過ごしたって きっと変わっていく毎日。 ぼんやりと見上げた先の太陽は 黒い瞳を灼きたがるみたいにギラついて 時間を持て余す僕は 何をしていいかわからなくなってる。 長い長い一日の終わりに 明日のことを考えて眠れなくなるよりは 眠ったほうがいいのだろうか。とか あのメロディーについていた歌詞はこんなんだったっけ?とか いろいろ。 悪夢が怖いんじゃなくて ぐるぐる回る不安と孤独が ないって笑う自分を想う。 もし本当は、 渦巻く不安と孤独に背を向けているだけだとしたら? 滑稽な結末の果て。 僕は君を黙らせるために笑おう。 柔らかく、柔らかく。 そうして失われた言葉の先のifなど知らないと 僕は僕に微笑むのだ。 やさしく、だがしっかりと 両目を塞いで。 お前は今幸せなのだと、甘く囁くのだ。

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