050:へそ

飢餓感にも似た半狂の中で 必死に当てはまりそうな言葉を探す その姿かどんなに醜かろうと そんなこと考える 一分の隙間も頭の中にない。 それでやっと見出した言葉は 至極！シンプルで 切実で 呼吸さえも煩わしいと言いたげだ。 結局それが！ 言いたいのなら いつか来たメールの あなたもこんな風だった？ 自己嫌悪が キリキリ 首を絞めて　いつか見た満月の下の心細さ 叫んだ後の異常なほどの静けさに ジリジリ 押しつぶされて 「あわよくば、そのまま…」 とよぎる思考の甘さと 浪費される時間の儚さを 感じながら息苦しさで身動きがとれないの。 か、とらないの　か まったく逃げ腰な現状を 打破したいと ナク！