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2010/11/14(日)21:13

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妄*想(214)

街がやわらかくやわらかく闇の掌に おちたら 僕はそれに ゆらりゆられて つけっぱなしのPCから流れる 深い海への中へと沈んでくような せんりつ。 口から逃れてく空気が雪みたいだと笑って あてどなく伸ばした手。 指の先に掴むものはなく つま先からゆっくりとくずれていく 僕の体は そっと水底に眠るクジラの骨へと降る。 粉雪みたいに。

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