2010/11/14(日)21:13
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街がやわらかくやわらかく闇の掌に おちたら
僕はそれに ゆらりゆられて
つけっぱなしのPCから流れる
深い海への中へと沈んでくような せんりつ。
口から逃れてく空気が雪みたいだと笑って
あてどなく伸ばした手。
指の先に掴むものはなく
つま先からゆっくりとくずれていく
僕の体は
そっと水底に眠るクジラの骨へと降る。
粉雪みたいに。