2013/07/19(金)21:45
胸を張って九条を世界に
今朝の東京新聞1面は、スタジオジブリの「熱風」の記事。
リード文はこんなふう
=「憲法を変えるなどもってのほか」。
スタジオジブリが毎月発行している無料の小冊子「熱風」の最新号で「憲法改正」を特集し、宮崎駿監督(72)などが寄せた記事が話題を呼んでいる。
全国の書店では品切れが続出。
ジブリ出版部は反響の大きさから、
「参院選の投票日(21日)前に読んでほしい」と十八日、急きょジブリ公式ページで公開を始めた。=
記事によれば、今回の特集「憲法」は、意見の分かれるテーマだけにためらいもあったが、参院選を前に「ジブリ」としての旗色を鮮明にしよう」と決めたそうです。
執筆はジブリの重鎮。
宮崎駿監督は
「選挙をやれば得票率も投票率も低い、そういう政府がどさくさに紛れて、思いつきのような方法で憲法を変えようなんて、もってのほかです。」と明言。
十日から全国の書店で配布した約5千部は、あっという間になくなった。
出版部にも「読みたい」と電話が殺到。
額田編集長は
「憲法を守るための最大の敵は国民の無関心。
興味を持ってもらえたのがうれしい。」
では「熱風」から
宮崎駿さん
「堀田善衛は
=歴史は前にある。未来は背中にある」と言った。
ジブリでは仕事場の隣に保育園を作った。子どもたちを見て、その子たちの未来を思えば、正気に戻らざるを得ない。」
鈴木敏夫さん
「日本が世間にアピールするとしたら九条。
堀田善衛は「人間の歴史は殺し合いだ。そこからやっとたどり着いたのが平和憲法」だと言った。
大事にしなければ。
中川李枝子さん
「太郎は父のふるさとへ
花子は母のふるさとへ」
そんな疎開の童謡が歌われる中での不安な子ども時代を。
高畑勲さん
「6月29日に岡山で空襲に遭った。
生まれて10年は戦争の時代だったが、それから60年を平和の中で過ごした。
この平和は誰のおかげ?9条があるから。
9条は世界に向かって掲げた素晴らしい理想の旗だ。」
沢山のメッセージがいっぱい詰まった、心洗われる冊子です。
ぜひともジブリのホームページから、読んでみてください。
選挙の前に♪