銀座のアート日記

2005/11/09(水)00:08

アートを堪能/画廊めぐり日記

アート(24)

画廊で直に見ると白だけの様に見えるので、あえて写真のコントラストを上げて表示しています。 写真のコントラストを上げた理由と実際に見た印象が、この絵の持つ魅力。 なぜ?と思う方もいらっしゃる方も居るだろう。 この作品は「目」が作品に慣れないと見えない作品であるからだ。 皆さんも明るい所から暗い所へ急に移動した時に、目が慣れるまでものが見えずらい経験があると思うが、この作品はその正反対。 とても明るい画廊に明るい白を基調にした作品。 突然画廊に入り、見た時には白一色に見える。 5分、10分、30分と時間が経つにつれて写真の様な色と模様が鮮やかに見え、画廊の空間が出来上がってくる。 気付いた時には晴れていた空が、気付かないうちに曇っている様な感じだろう。それは見ている時には感じないほどの小さな動きと同じ。 ふと振り返ると忘れた頃に見える作品なのだ。 白の下に何層にも重ねられた何種類もの絵の具がなぜか浮き上がってくる。 見えてくるまでに時間がかかる作品だが見る価値はあると思う。 この作品は11/12まで下記にて展示中。 橋本 祐一 展 exhibit Live & Moris 東京都中央区銀座8-10-7-B2 Tel:03-5537-0023

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