2005/07/23(土)03:32
ホームレスパフォーマンス*鬼が島*へんてこアーティストのヒミツその1
今回のこども☆へんてこアートなおまつりに参加したアーティストたちも、また「へんてこ」なアーティストばかりでした。
■ヘンかわ2005/06『こども★へんてこアートなまちづくり隊*横浜ビジネスパーク』
■ヘンかわ2005/06『横浜ビジネスパーク*マリオ・ベリーニ*とってもバブリーなベリーニの丘』
その場ではわざわざ説明を出しませんでしたが、今ここでそのヒミツを明かします。
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○へんてこアーティスト<その1>
『鬼が島』
鬼が島とは、今まで何度かヘンかわブログでもご紹介した、あの代々木公園在住の表現者小川てつオ氏と市村さんによるパンクパフォーマンスユニット?らしいのです。
■鬼が島によるただの着替え?もしくは着脱パフォーマンス?
本当は、小川さんに、「場所があるので、エノアール(代々木公園で開いているカフェ)の作品の展示とか、「ビックリ集(ビッグイシューの内容をもっとホームレス文化に集約したもの)」とかなにか売りたいものがあったら売ったりもできるから参加しない?」とさそった、、、はずだった。
■ ヘンかわ2005/3/13『公園に暮らす*代々木公園カルチャー*ヨパクラ』
■ヘンかわ2005/04/17『代々木公園テント・カフェ「エノアール」*花さくじゅんこ展』
■ヘンかわ2005/05/03『絵を描く会*代々木公園テント村ライフ』
<!!注意!!>
*エノアールは、カフェといっても金銭の授受はしていない場の名前です。
知り合いしか知らない場なので、公園内で誰かに聞いたりしないように。
詳細知りたい場合には、こちらのサイトにメッセください。
■ヘンかわ2005/05/03『ホームレス支援雑誌*ビッグイシュー*ビックリ集』
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○猿というバンド…
そもそも小川さんとの出会いは、1990年代はじめに、まだ、銀座ガーディアンガーデンが渋谷スペイン坂にあったころ、音楽部門の公募もやっていて、その時にスタッフ「ス」とともに、小川さんが「猿」というパンクバンド?で参加したのがはじめだった(と思う)
猿のパフォーマンスはかなりキテレツキョーレツで、何をやっても客が引くようにできていた。
*先日、発売予定の本のプロフを見たら、「社会にパンツを脱ぐ行為」と書いてあったので、なるほどと納得。
なので、今回、パフォーマンスもできないことはなかったんだけど、ちょっとおびえて「展示+販売」をお願いしてみた(ハズだった)
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○鬼が島登場
ところが、小川さんからは「実は市村さんと鬼が島というユニットをやっているんで、鬼のパフォーマンスをさせてほしい」と返された。
がーーーん。
「まちづくりには、やはり、まち壊しも必要」みたいな話だったと思う。
「鬼の格好をしてやる」というので、まあ、おもしろいかもしれない。
とりあえず「こどもが作ったものを壊したり、変におどしたりして、近隣の人たちから苦情が出ないようにやってほしい」とお願いして、一件落着…(のハズだった)
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○鬼じゃない鬼
ところが後日連絡をしたところ、
「こどものアトリエで働いている市村さん情報によると、こどもってオニとかにケリを入れるらしいんですよね。
でもボクけられたくないから、オニの格好やめます」
????
「じゃあ、どうすんの?」
「ホームレスやります」
ガビーーーーン!!!!
それって、そのまんまじゃん!!!!
「じゃあ、格好は?」
「ふだん着で」
「あのう、なんでもいいけど、パフォーマンスやってるって雰囲気だけはだしてくれる?」
オッケーを出したものの、まさか、天下の?不動産会社の企画書に「ホームレスによるホームレスのパフォーマンス」と書くわけにもいかず、
「鬼が島=まちの中のアウトサイダーとして、イベントの一角にてパフォーマンスをする」
と説明した。
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○そして当日
オーバがアコムレンタルから一括レンタルしたパラソルにいろんなものをくっつけて、周囲に「キケン!」とか書いた段ボール箱をおいたり、シャワーキャップとかかぶって、ラジオをがんがんならして、その中に潜んでいた。
まさに、代々木公園のエノアールの再現だ。
*代々木公園では、となりの家との壁がテント1枚なので、わりとみんな静かに暮らしているが。
そして、スのガラクタ音楽ワークショップコーナーに、やっと子どもたちが集まりはじめて、ゆかいに演奏がはじまったかな、、、という幸せな輪の中に、とつぜん、かれらが、奇声をはっしながら、走り込んでガラガラガッシャーン!
ガラクタ楽器の中にケダモノのようになだれこみ、時間をかけて作った「ガラクタ楽器」を一瞬のうちにただのガラクタにもどし、こどもたちはおびえ、親たちは、「ナニ?」という顔でにらみつけ、そのままみんな、クモの子を散らしたようにいなくなってしまった…。
そして、またスは、ポツネンとひとりで、ガラクタを楽器にもどし、淋しく演奏を再開したのだった…
そんなふうに、かれらは、ときどき、でてきては、めちゃくちゃに踊り狂ったりして、何度も、周囲にさぶーい風を吹かせてくれた。
かなり熱い日だったので、打ち水効果はあったかも?
とにかく、パラソルの中にいても、外に出ても、何をしても、サブサブなのだ。
さすが!「社会にパンツを脱ぐオトコ」!
ふつうの人は、こんな寒さに耐えられないはず。
それを徹底している彼らは、まさに社会のチャレンジャーだ。
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