ヘンかわおいしいお役立ち◎ART LAB OVAのブログ

2008/11/19(水)04:31

ヨコハマメリー*港のメリー*全身白づくめのおばあさん

ヨコハマライフ(58)

もう1ヵ月以上も前のことになるが、ダムタイプにも所属しているアーティスト「スナッチ」こと砂山典子氏の作品に、現在オーバが関わっている関係で、ドラッグクイーンの方の関係で、あの「ヨコハマメリー」の試写をみることができた。 □Vivienne Takaaki Sato □美女のおしゃべり☆PAGE『第4回、よろしくぅ~♪ ヴィヴィアン佐藤です。』 □dSb :: digi-squad*blog『ヴィヴィアン佐藤の素顔にせまる』 <プロフィールが建築家や評論家を兼業するドラァククイーン!さらに四ッ谷婦人会会長として町内活動にも精を出す。> +++ ○ハマのメリーさん 1970年代くらいから1995年までに中区あたりで過ごしたことのある人なら、出会うというより、見たことがない人はいないだろう、くらいのハマの有名人「メリーさん」 もちろん、見かけによらず、中高を山の手の女子校で過ごしたヅは、何度か彼女と遭遇している。 はじめて見たのは根岸線の中。 真っ白い化粧と真っ白いレースのドレスをきたおばあさんの存在は、白日夢を見たくらいの衝撃だった。 妖精かと思ったくらいだ。 今いた見た光景が信じられないでいたが、友人に話すと、実はみな彼女の存在を知っていた。 でも、当時は、彼女が、進駐軍相手の娼婦だったということは知らなかった。 彼女の背景をしったのは、最近になってブログを見てとか、本当に最近だったと思う。 わたしたちにとっては、「とても不思議なおばあさん」という存在だけで、なぜか充分だった。 今思うと、高校を卒業しても、ハマにいると何かのおりに、「メリーさん知ってる?」なんて話題が、5年に1度くらい出てきて、彼女を知っているということで、知らない人とでも簡単につながってしまう不思議を感じてきていた。   ■(C)森日出夫 *映画監督の了承を得てます。 +++ ○ヨコハマメリー メリーさんの実生活は想像以上に残酷だった。 そして、文字は達筆で、礼を欠かない人だった。 最後の最後に、故郷の老人ホームで再会したメリーさんは、すでにあのメリーさんではなく、美しい老婦人だった。 ある意味、本当に真正面に生きた人だったからこそ、あの化粧が必要だったのかもしれない。 本当に気高く生きた人だったんだと思う。 そんなメリーさんとその周囲の人たちの姿を淡々と追ってみせてくれるこのドキュメンタリー映画は、すばらしかった。 試写会の後、監督とお話をすることができたが、まだ、若くてびっくり。 そして、実直でよい青年という雰囲気なのだ。 オーバの場所を教えると「え?あのラーメン屋の上?」と素直に反応してくれて「前はマンダリンホテルのところに住んでいたんですよ」といった。 彼の人柄がこの映画に出ているんだろうと感じた。 *追記:連日立ち見が出るほどの大盛況。2時間前に整理券発行とか。 2005年 /1時間32分 監督:中村高寛 出演:永登元次郎/五大路子/団鬼六/山崎洋子/大野慶人/森日出夫ほか テーマ曲:「伊勢佐木町ブルース」  主題歌 渚ようこ ・日時 2006年4月15日よりロードショー ・会場 テアトル新宿(tel:03-3352-1846)     □テアトル新宿     横浜ニューテアトル(tel:045-261-2995) ・料金 一般1,800円 /大学・専門・高生1,500円 /中小生1,000円/     シニア(60歳以上)1,000円/障害者 1,000円 □ヨコハマメリー公式サイト *2006年4月15日から横浜ニューテアトルとテアトル新宿で上映開始! □ヨコハマ経済新聞『3世代のハマっ子をつなぐメリーさんの記憶 映画「ヨコハマメリー」が伝える戦後』 □映画評と感想文のホームページ 映画瓦版『ヨコハマメリー2006/02/03 松竹試写室』 <全身白づくめの老婆「ハマのメリーさん」の実像とは……。 昭和戦後史を描くドキュメンタリー。by K. Hattori > □旧大和田伸也・五大路子公式サイト『ヨコハマメリー』 *2003年11月22日にその撮影終了後仮編集された段階で上映された「ヨコハマメリー」の上映会の話題をメリーさんを元にした女性「ヨコハマローザ」を舞台で演じ続けている五大さんが書いている。 □大和田伸也・五大路子公式サイト『伝説の娼婦メリーさん』 *五大さんにより映画から抜粋したメリーさんの半生が書かれています。 元次郎さんが撮影したメリーさんの写真も何点かあります。 かなり白いです…。 サイト内には「ヨコハマローザ」のページもあり。 +++ □歩行と記憶『メリーさん、元次郎さん、ありがとう!』 <ほぼ、40年近い昔、僕のいた関内の本屋でお客様として本を買って下さった時は白塗りではなかった。> □ようこそ 原 久 庵 へ !!『港のメリーさん』 *1996年(メリーさんが横浜を離れた年)から2001年のメリーさんに関する新聞記事のテキストが掲載されています。 □SnapDays平修一『天井桟敷の横浜』 -メリーさんの手紙- <文・山崎洋子 (『BAY m・a』 2001年8月号より全文転載)> □舞踏遊戯『カルチャーサイト』 *「エロスの画家」金子國義インタビュー/舞踊家・山崎広太インタビュー/横浜刺青事情などの中に「さよならメリーさん」もある。 *刺青事情もけっこうおもしろい。  若葉町と平沼橋に刺青資料館がある! □作文倶楽部『1970年代 ハマの三奇人』 *メリーさんのほか、マラソン爺さん、自転車野郎が紹介されています。 □日本武徳院『03.04.13 森日出夫写真展&元次郎Live』 *2-3年前、メリーさんの映画上映会と同時に開催された森日出夫氏の写真展のモデルのひとり、日本武徳院の若き師範黒澤雄太という人のサイト。 ■白いメリーさん 中島らも *もちろんフィクション +++ ○永登元次郎さん この映画のもうひとりの主人公がこの人。 横浜のジャンジュネと呼ばれたシャンソン歌手。 オーバちゃんが、彼のことをしったのは、なんと彼の亡くなった日。 ある温かくなった小春日和の午後、ぐうぜん日ノ出町駅周辺を歩いていたら、シャンソンライブハウスをみつけた。 その扉には、元次郎さんの訃報が貼られていた。 帰ってしばらくするとゴーヤ泡盛さんのブログに、元次郎さんの訃報が書かれていて、野毛に欠かせない人だったことをしった。 □元次郎公式サイト <いらっしゃいませ。ここはシャンソン歌手・元次郎の公式サイトです。> □忘れないよ、元次郎さん □元次郎 井上裕規 <野毛のシャンソン歌手といえばこの人、元次郎。日ノ出町の「童安寺」ではステージショーもやっています> *野毛の坂道のゴミ置き場に「童安寺」というデッカーい看板がある。  ゴミと寺の対比がすごく、寺を探しに裏手にまわってみたがあるのは、ふつうの一軒家。  最近になって、そこが、男と男の出会いの場所=ゲイの「ハッテンバ」というところだと知った。  野毛山不動尊の裏手にある怪しい旅荘のひとつも「ハッテンバ」らしい。  そんな世界があるとはまったく知らなかった、、、。 □今日は何の日 私はこんな日 シャンソン一口暦 *でもこのシャンソン暦の1975年7月15日に<横浜【さろん童安寺】開店。(元次郎)>とある、、。  きょう、シャノアールの前を通ってみたら、「シャノアール(旧さろん童安寺)」と書いてあった。  童安寺は、もともとシャンソニエだった?   ↓1日1回投票お願いしまりす。 人気blogランキング @With 人気Webランキング「文学・芸術ランキング」 ホームページランキング デザイン・芸術部門 +++ ○ART LAB OVAのページ一覧 ■ART LAB OVA について ■ オーバQ☆night ■ OVAL☆school ■ オーバのアトリエ

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