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SAROMAN BLUE 鈴木健司

第4回小江戸大江戸200k完走記〜第1章〜

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2014年3月1日午前8時スタート。小江戸大江戸フットレースが始まった。この大会には昨年に引き続き連続出場。しかし昨年は2月に診断されたヘルニアの影響もあり、スタートから痺れを伴ってのレースとなった。その為だけではないが、小江戸をクリアしてから家族の応援にも応えられず、逆に川越まで自力で戻らなくても良いという甘えに屈してしまった。翌日は仲間の応援にも行けず、力不足と情けなさを感じた大会であった。
そして迎えた2014年。今回の反省点を先に挙げるならば、大会案内が来てから(沖縄滞在ではあったが)全く目を通さずに前日を迎えてしまったことにある。200キロオーバーの距離は2007年の甲州夢街道で215キロを完走しているが、簡単に走れるものではない。100キロよりも緻密な計画があってこそ気持ちに余裕を持って走ることができる。ここに大きな失敗を生んだ。昨年の記憶を辿りながら前半は組み立てられたが、大江戸対策は全くできていなかった。結果的には周りのランナーの方々に助けられたこと。これが大きかった。また補給と脚力の関係なども多いに勉強になった。まだまだ経験値としては甘く、来年参加予定を決めている川の道フットレースにも不安を残した。結果は完走であったが、メンタル・計画・補給など全てを次に繋げていきたい。

レース内容を振り返る。数日前からの雨予報に対して問題点はレインウエアだった。まず頭から考えるとサンバイザーで36時間雨に打たれるのはNG。前日アートスポーツ日比谷店にモンベルのゴアテックスキャップの在庫確認をして購入した。こちらのアイテムは2900円と価格も財布に優しくコンパクトに畳めるキャップになっている。そしてウエアリングは、ランナーズオリジナルのウインドブレーカーの上下セットを用意した。こちらは素材にストレッチ性があり通気性重視の素材だ。肌面はオールメッシュなので空気を溜められるので保温性にも繋がる。実際昨年の富士五湖のような雨の強さになった場合は不安ではあったが、より肌側に何を着るかで変わってくると思っていたので、雨を凌げればと選択した。
そして重要なアンダーウエアだ。この状況であればファイントラックのフラッドラッシュスキンメッシュは必須アイテムだ。しかしもう少し保温力が欲しかった。もちろんアクティブスキンでも良いのだが、素材としてポリプロピレンを試したかった。そこでチョイスしたのはオーストリアブランド『レフラー』。日本での販売開始は2014年秋冬がメインとなるブランドだ。このレフラーの長袖をファーストレイヤーとして着用。セカンドレイヤーとしてクラフトのアクティブウォームの長袖。さらにいちごオレのバイクジャージを重ねて、ウインドブレーカーを着たのでスタート時から4枚着ていたことになる。着過ぎじゃない?の疑問には後で答えるとして、薄手の重ね着を実践した。またネックウォーマーにbuffを使用。これを付けたり外したりで温度調整とした。またグローブはほとんど着用せずに前半は走っていた。

小江戸大江戸フットレースの計測にはk-sokのリストバンドを使用していたので、午前8時のスタートはウェーブスタート状態となった。(1人1人)結局後方に位置していたので、約8分後のスタートとなった。このウェーブ分が考慮されるのかが不明。とりあえず午前8時になった時点でストップウォッチを動かし始めておいた。センサーにタッチしてようやくスタート!小雨が降りしきる中、203キロのレースが始まった。
スタートからアート時代からのお客様川島さんと並走。昨年は大江戸に向けてカップラーメンを食べている際に声を掛けて頂き、追い掛けます!との言葉とは裏腹に98キロほどでリタイアしてしまったので、今年こそはの意気込みを伝える。走力は川島さんの方が上なので、桜堤エイドで再び追いつき、昨年のエイド通過時間を教えて頂いた。ありがとうございました!
今回のバックパックはかなりコンパクトにした。それはスタート時点で雨が降っていたので、すべて着用した状態で走り出したこと。途中の着替えは考えておらず(外のエイドが多く冷えてしまう)食料だけで十分だったからだ。使用したのはNATHANのベスト型。前側にはスマホ・ボディライトクリームとデジカメとビニール製グローブを仕舞い込んだ。エネルギー系は脇の下に繋がる部分に収納ができ、下ろさずとも取ることが出来る。主食となる物はランチパックと3個入りクリームパンを用意して45キロの重忠橋までに食べ切るという計画とした。10キロ付近でお腹が空き過ぎてしまっていたので、平成の森公園到着時にランチパックを1つ頬張った。
ペースとしてはキロ7分~7分30秒程度を計画していた。意識せずに走って落ち着くペースで行くとこのくらいになるのはわかっていたので、淡々と進めて行く。シューズは東京マラソンEXPOの金曜日に購入し試走もせずに使ったNEWTONグラビタスを選択。東京マラソンでもトラブルはなく以前のモデルよりも安定感がアップしていたので、安心感があった。
荒川のサイクリングロードに出てからは昨年程の風は吹いていなかったので寒さもそこまでではなかった。雨も時折昇降状態になり、体温低下を抑えることができていた。またウエアリングも問題なく脱ぎたくなるペースで走っていないので、何より肌面が快適だった。
ここで並走したのは所沢から参加のランナーの方でした。お名前を確認できなかったのですが、ブログを見てくださっていました。ありがとうございます。吉見運動公園はしゃべっている間に通過してしまい、熊谷スポーツセンターを目指して走る。周囲は霧が深くなり、前方が見えにくい状態が続く。ということは若干気温が上がっているのかな?気の遠くなるような変わらない景色が見えないこともプラスと考えて走っていた。『あまり補給されていないんですね』と質問があった。完走記を読んで頂いていたのでジェルとかを小まめに摂取していると思った様子。超ロングになると前半は食べることが優先ですね。ジェルはエイド区間が空いたり、ペースが上がり過ぎてしまった場合に補充する感じです。100キロだとペースも違うので消費ペースも上がります。

今年の家族の応援はスタートからではなかった。金曜日の夜遅くまで起きていたようで、朝ご飯を食べてから出発の予定だった。連絡を取り合うと熊谷エイドへ向かいますとのこと。そこまで頑張ろう!霧の先に見えてきた熊谷エイドを前に2つ目ランチパックを頬張った。前回はご飯ものが用意されていたエイド。しかしたくさんあった印象はない。またトイレにも行きたかったが、このエイドはシューズを脱いで室内で面倒な部分が大きかったので、鹿島古墳群辺りへ変更する。(40キロ付近)東京マラソン以降絶不調だったお腹の調子はスタートラインに立ってから全く無くなっていた。それまではお腹が出っ張り下半身もブヨブヨ。トイレに座った時に誰だこの中年の体型は!と自分で思うくらいだった。なんでも気の持ちようということか。
熊谷エイドでリストバンドタッチ!おいなりさんを頂き、駐車場の愛車モビリオスパイクを探してみる。いない・・・Lineは既読になっていないところをみると運転中だな。お客さんと会話しつつ、5分程度待ってみたが来ないので、メッセージを送ってスタートしようとしたらマイケルさんがいがまんじゅうをくれた。この場所で売っている名物らしく購入しているらしい。頂いてしまって申し訳ないです!ありがとうございました!
再び荒川サイクリングロードを走っていると昨年の野辺山でご一緒した内藤さんと堀野さんが走っていた。東京マラソンを走ったということで疲れが抜けていない様子。無理せず完走目指してくださいね。とキロ7分程度で走り続けた。この河川敷でお昼のサイレンが鳴り響く。昨年とだいたい同じ距離感だ。向かい風の影響がないので昨年よりも体力は残っている感じだ。昨年の参加と自転車での試走も含めて4回目となるので、小江戸コースに関しては安心感がある。コースも頭にあり目印などもわかる。一旦土手を離れる目印はゴルフ打ちっ放しの巨大ネットだ。家族応援団はリンテック過ぎた?と質問が。まだだよ!リンテックで待ちます!とのこと。一旦国道に出てから再び荒川サイクリングロードに出たその途中にリンテックはある。しばらく進むとハザードを出したスパイクが左手に見えてきた。小雨が降っているのと土手下になるので、車の中から精一杯の応援を貰った。次は花園にいくね!大きく丸印を作って応える。

荒川サイクリングロードはしばらく行くと終了となり、鹿島古墳群近くの農道を進んで行く。昨年もこの辺りではペースが安定してリズム良く走れていた。今回もトイレが近くなってきた以外は問題ない。またミニクリームパンを途中で食べながらお腹を満たす。深かった霧は徐々に晴れてきて雨も気にならなくなってきた。濡れていたウインドブレーカーも乾いてくる。道は先々週の雪の影響が一部だけあったが、泥だらけという程でもなく走ることができた。そして予定通り鹿島古墳群のトイレで用を済ませた。ここまでお腹の調子は全くもって問題ない。食べられているし、水分も摂っている。このリズムで進んで行こう。重忠橋のコンビニを区切りとして考えていた。
川沿いを抜けて重忠橋のファミリーマートに到着したのは14時を少し回ったところだった。ここでお腹を満たす予定だったが、ミニクリームパンがまだ残っていたのでそれを消化して玉淀大橋での大休憩の予定に変更する。家族は道の駅花園周辺にいると思うので、そこでも休めるし。

国道141号線まではそれほど距離もなく黒田の交差点に到着。左折して花園ICを抜ければ家族のいる応援ポイントだ。応援用に用意していた飴を配りながら待っていたようで、もうすぐ来ますよ!と他のランナーからお知らせもあったらしい。こちらはトイレ大に行きたくなったので、合流してからローソンへ移動。スッキリとした状態になりまたリズムを戻すことができた。家族は国道254号線に入ったら幾つものコンビニがあるので、次はトンネルの先の辺りで!とローソンで別れた。
玉淀大橋までも距離を感じることはなく走ることができた。そして玉淀大橋には久しぶりにFacebookで繋がったトミーが応援に来てくれるということだった。なんでも寄居町に仕事の関係で立ち寄る予定があり、偶然にも隣の駅だし大会当日じゃないかということで、合わせてくださった。こちらからは14時過ぎと伝えていたのだが、到着は15時過ぎに。寒い中お待たせしました!元々知り合いの双子タレントアンドゥさんとの繋がりで10年前くらいに出会い、アート時代にも良く利用して頂いていた。ランニングに関しては熱いモノを持っていていつも刺激を受ける存在だ!玉淀大橋ではストレッチ・補給・会話を楽しみながら15分程度の休憩で出発した!トミーありがとう!
さて小江戸も半分を過ぎてここからアップダウンの連続という点では正念場だ。しかし今のところ脚に関してのダメージはほとんどない。疲れていないと言えばそんなことはないが、余裕を持って走っていると言った感じだ。大雑把に91キロ15時間であれば良いというのがひとつであった。
玉淀を離れてからは登り坂もなるべく走って繋ぐ。長い坂になれば歩いて呼吸を上げないように走る。ペットボトルがバックパックにはなくなっていたので、ちょうど家族の応援がありドリンクだけ貰って走り続けた。金勝山トンネルを抜けると残雪が多いと聞いていたが、なるほど日陰となる山側には多くの雪が残っていた。雪の上を走る必要はないが、雪の山を避けながら走らなくてはならなかった。ここは左側に渡っておくべきだと反省した。繰り返しのアップダウンの中でもひとつの目印はみどりが丘の歩道橋だ。そして次はカインズホームと目安となるポイントを抑えておくことで、ここまで来たと前向きになれた。
その後暗くなり出す場所はほぼ昨年と同じ。カインズホームで待っていた家族は先回りして水分の補給と飴を用意してくれた。ずっと車の中で、たまにしか通らないお父さんを応援してくれてありがとう!走り出すと大きな声でパパ頑張って~~!!といつまでも背中に聞こえていた。
唐子北の交差点手前は左側を走っていたので直前にあったセブンイレブンでトイレ休憩。こちらサイドはランナーも少ない様子。トイレも2つ空いていた。この先国道254号線を離れるのでコンビニの数は少なくなる。から揚げ棒とドリンクを買って以降に備えた。そして夜用にハンドライトを取り出して、バックパックにはLEDライトを点滅させた。次の唐子エイドではうどんがあると聞いていたので、楽しみにしていた。昨年は先を急ぐばかりうどんをパスしてしまい、十分な補給と休憩を取らなかったことがリタイアに繋がってしまったかもしれない。今回は寒さもあるので、しっかりと食べようと決めていた。
雨は時折強く降っては止みの繰り返し。しかし寒いことはなくグローブも着けていなかった。実際は首に巻いていたbuffを掌に巻き付けることで十分保温性を保つことができた。それ以前にファーストレイヤーからのウエアリングがハマったことが挙げられる。ウインドブレーカーを脱がずに居られるのもこの部分が大きい。
唐子北交差点を右折し暗く細い歩道を進んで行く。ランナーも少なくなり、前方にテールライトがまばらにチラついている。コースに関して心配はない。唐子エイドも頭に入っている。途中、道を間違えたランナーが交差点で戻ってくることもあった。試走や下見をしていなければ迷ってしまうのは仕方ないところだ。
間もなくして唐子エイドに到着。室内で暖を取りながらうどんを頂いた。すると隣にはウルトラクリニックに参加頂いた小河内さんが!こちらは柴又100Kに参加された方で、僕と同姓同名の日本縦断中鈴木健司さんのお友達だ!偶然の再会にビックリしたが、ウルトラをきっかけに繋がるこれが醍醐味だ!東京マラソンの疲れが抜けていない様子でこの先どこまで行けるかという状況のようでした。なんでも欽ちゃん走りで最後まで走ったらしい。
唐子エイドは18時40分くらい。次にあるセブンイレブンで家族は待機するという。昨年よりも前半は早かったが、段々と同じくらいの時間になってきているというHANAからの指摘があった。それでも問題ない。昨年よりも食べて休憩している分プラスと考える。 唐子エイドを後にしてまた暗い夜道へと歩き出す。セブンイレブンまでは遠くない。腹ごしらえももっと必要だと考え、到着後家族みんなで肉まんを頬張った。
この後は古凍で国道254号線に合流するまでが一区切り。さらに暗く車通りも少ない道をハンドライトを頼りに進んで行く。雨もまた上がり始めていたが、歩道には日中の雨が水溜りとなって残っている。途中で足を突っ込んでしまい、右足が凍るほど冷たい。ソックスの交換は川越でできるように準備中だが、走っているうちに気にならなければそのまま行くか。踏切を渡り、あと2キロくらいかな?古凍の手前は登り坂になっていたはず。遠くに等間隔で並ぶ街灯と速いスピードで動く車のライトを確認し距離感を掴む。ペースは安定しキロ7分程度で走っているので、先行しているランナーを捉えて前に出ることが多い。
ようやく古凍に到着し国道254号線を右折、一路川越を目指す。昨年は近くのマックで家族はご飯を食べながら応援してくれていたが、今年はマックが見当たらない。潰れたのかな?温かいものを飲みたかったので缶コーヒーを買ってしばらく持って走った。手袋をせずに振っていたので熱くて持てないくらいになってしまった。一旦立ち止まりカラダを暖める。
国道沿いも歩道には水溜りが多くしかも深い。避けるのを失敗してしまいまた右足のつま先を泥の中に突っ込んでしまった。鮮やかなイエローのNEWTONが真っ黒になってしまった!冷たい!く~っ!っと我慢しながら指を動かして耐えながら走った。雨のレースの場合、上半身だけでなく足元を如何に濡らさないかはかなり重要だ。今後は対策を考えよう。

歩道も広くなり遠くに大きな倉庫のような建物が見えてきた。まもなく圏央道の川島ICになる。ここで時間を確認。20時を過ぎている。大江戸部門には仲間のいちごオレ軍団が参加している。大江戸スタートは22時。22時だと91キロで15時間となる。この距離からするとそこまでは掛からなそうだ。とりあえず間に合うように川越を目指してペースを維持する。昨年リズムを崩した川島IC付近。迂回路がわからずに後続ランナーを待って進んで行ったので、自分のリズムを掴めなくなっていた。今年は後続から僕よりも速いキティちゃん達が来たので、離れないように着いて行かせてもらった。走力もありコースも把握されているメンバーなので安心だ。すぐに置いていかれたが、自分のペースは守ることができた。
入間川を渡るまでが非常に長く感じたが、歩いたり走ったりのリズムで前へと進んだ。山田の交差点から川越市街地に入り、小江戸のゴールを目指す。後ろからは小江戸参加のランナーが増えてきてゴールに向けてペースが上がる。家族の応援は見つからなかったので、会場にいるものと思い走り続けた。そして21時40分小江戸ゴールを迎えた。

第4回小江戸大江戸200k完走記〜第2章〜


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