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SAROMAN BLUE 鈴木健司

15チャレンジ富士五湖118km完走記~第1章~

小江戸大江戸以降は柴又練習会があったものの、練習量は増えず3月のランは大会を含めて3回のみ。走行距離は152キロに留まっていた。(内大江戸区間103キロ)4月になっても状況は変わらず、本格的にカラダが動くのかを確認ができたのは4月7日の大会2週間前を切ってからだった。
大会は19日。今の段階で富士五湖118キロのための練習は何かと考えた時に15キロ以上のスピード練習だった。小江戸大江戸の完走で長時間の体力は問題ない。しかし前々から富士五湖にはいつもの100キロではない速さを求められていたので、速く走ることと、そこに溜まる乳酸にどれだけ対応できるかの確認をしたかった。
4月になり大好きなレインボーブリッジ経由のナイトランが解禁となったので(4月から20時30分まで入場可)まずは皇居~東京タワー~レインボーブリッジ~船の科学館~ガンダム~国際展示場~晴海通り~皇居のコースを気持ち良くスピードに乗って走ることができた。この時のペースは5分30秒前後。途中写真を撮ったり信号待ちもあったので1時間55分掛かったが、内容としては満足のいく走りだった。

中1日空けての4月9日。この日も15キロ以上を走りたかったので、前回と逆ルートで晴海大橋からお台場を目指して帰りにレインボーブリッジを渡るルートにした。
前半から晴海大橋を避けて平行するみゆき通りで築地まで抜けられた時点でカラダが動くことを確認!今日はもっと飛ばしていこうと、キロ5分の設定で走る。レインボーブリッジは21時までの営業時間だからと20時30分頃までに着かないとと思い、ショートカットするも到着したのは34分。係りの方に静止され、敢えなく再び晴海大橋を目指した。距離的には先日よりも短くなりそうだったことと、レインボーブリッジの登りの部分がなくなったので、さらにペースを上げて追いこんだ。結果は17キロを1時間41分と、かなり速く戻ってきたがダメージは小さかった。

この練習だけで本番を迎えてしまうと、スタートからいつもよりも突っ込んだ走りになるが、土曜日の4月11日に柴又練習会の多摩湖マラニックで45キロ走る予定があったので、そこでもう一度ウルトラのペースを確認すれば良かった。実際に前半12キロは6分ペース・中盤の14キロは6分30秒・そしてラスト20キロは7分ペースと、疲労感を確認しながら本番に近い設定で走ることができたのがプラスとなった。この週のダメージは小さく、筋肉痛を最小限だったので翌週は走らずして本番を迎えた。

それでも事前の計画である、100キロを12時間20分以内・75キロを9時間以内はコースのアップダウンを加味すると簡単な設定ではなかった。前半50キロを7分・後半50キロを8分では12時間30分となり、関門も微妙。さらに最後の坂に時間の余裕がない。前半の50キロ5時間50分に対してどれだけ貯金ができるかがポイントとなった。

今年の富士五湖はナンバーカードが事前発送だったので、土曜日になっても明日が大会だという感覚にならなかった。荷物準備と買い物時間は金曜日の午後にとり、アートスポーツで買い出しに。自転車用品もライト関係が欲しかったので、富士五湖でも使えるようにコンパクトなLEDライトを購入し、固形物が足りていなかったので山よりだんごを2つ買って準備は整った。

ということで、今年の富士五湖では80キロ・71キロ時代を除いて初めての当日入り。同じさいたま市内のイトーさんに同乗させていただき、0時半過ぎに富士北麓公園へ出発した。首都高・中央道と順調で談合坂でラーメンを食べていったにも関わらず、2時半には河口湖に到着。コンビニでスタート前のご飯として、サンドイッチといろはすに加えて、柴又練習会で気に入った塩昆布を購入した。駐車場もスムーズでイトーさんには早すぎる感じとなったが、3時半には荷物を預けて体育館を出てスタート準備に向かう。途中のドロップバックは本栖湖のみと決めていた。時間を短縮するためだ。その代わりにポーチの中にはいつも以上にサプリメントが詰まっていた。

スポーツようかん1本・メダリストジェル1本・ショッツマンゴーパッション3本・フラスク入りカプチーノ1本(3本分)・山よりだんご・MAGMA6本・ZENトラダルマ3粒&塩熱サプリ1粒&2RUN1粒(合計5袋用意)。後半の本栖湖には、ザバスアクアプロテイン&シェイカー・メダリストジェル2本・ショッツグリーンプラム3本・山よりだんご・スポーツようかん1本を用意した。本栖湖は前半のなくなり具合により補充する分で、すべて使う予定はなかった。

ウエアに関しては天気予報を見ながら後半の寒さ対策を準備。スタートはポリプロピレンメッシュアンダーノースリーブ(試作品)・姿勢維持メッシュノースリーブにいちごオレジャージにファイントラックアームカバー(RUNNETSHOP限定カラー)・防風グローブとした。足元は予定通りNEWTONのKISMETにCEPハイソックス(2009年バージョン)・CEPハーフタイツ(現在日本未発売)でスタートした。
スタートの気温は0℃。これも予想通り。ウインドブレーカーを着る方が多い中、見た目的に寒くないですか?と言われる格好のスタートはいつも通りだ。今回は薄手のアームカバーにしたことで、グローブの着脱で細かな温度調節をできるようにした。
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スタートラインに並び、知り合いのランナーにいちごとニコちゃんバンダナで見つけていただき、スタートを迎える。イトーさんも見送りに来てくれたが、とても寒そうだった。ありがとうございます。

午前4時スタート。ゲストの間寛平さんの登場で盛り上がる会場!そして意外にも競技場を1周してから外に出ると言う(確認ミスだが)。ゴールはゲートを入ってすぐと確認していたので良かったが、先に1周するパターンで良かった(笑)

競技場内を戻ってからはいつものルートとなる真っ暗な中を1200名近いランナーがコースへ出ていく。一昔の3種目分の人数だ。応募の中から『鈴木さん頑張って~!』の声に応えて富士北麓公園を後にした。
昨年から歩道を走ることになっていて足元は全く見えないので、LEDライトは重宝した。ヘッドライトやハンドライトを持つランナーは少なかった。距離表示も暗さと人数で確認できそうもないので、まずは5キロのラップで確認しよう。2キロ過ぎから長い下り坂に入る。今年のコース変更では山中湖から戻ってきた時にここをまた登らなくてはいけない。果たしてどのくらいの余裕を持ってここへ戻ってこられるのか。
暗い中でもいちごオレを見つけて声を掛けてくださる方が多い。中にはいつものように『あの人、ギリギリの人だよ』とヒソヒソ話も聞こえる(笑)。悪い気は全くしないので、大丈夫ですよ!せっかくだったら皆さん声掛けてくださいね!
富士五湖有料道路を潜り抜け、さらに下っていく。一旦右折すると有料道路に向けて再び登っていくコースだ。途中5キロのラップは暗くて気が付かなかった!(オートラップのタイムでは32分50秒)まあ10キロでの確認でもいいや、と焦ることなくリズム重視で走り続けた。時刻が4時30分を過ぎて明るくなってきたのでライトの役目は終了。道の駅の近くでは雄大な富士山が綺麗に見え始めた。しかし今回はその写真撮影の時間も勿体ない!ということで、走りながら撮れるポイントまで待つようにした。というのも、スタート前にトイレ大を済ませることができていなかった。お腹もガスで膨らんでいる感があり、これはポテトチップスの影響が残っていることを予感させた。昨年も山中湖でトイレ休憩を取ったが、今回もその必要がありそうだ。
前半のエイドはパスして国道139号線を渡る信号を木々の間から覗き込みながら、青になった瞬間猛ダッシュ!50メートルくらいだっが、ギリギリで渡ることができた。そして信号の後はいつもの最後尾を行く。次の集団が来るまでは混雑から逃れることができるので、これがいつものスタイルだ。忍野八海の入口を横に見ながら登り基調の国道を走っていく。気温は0℃の表示。確かに寒いが、登りなので汗ばんできている。アームカバーを下げて温度調節。グローブはそのままだ。この国道はしばらく何もない。昨年はコンビニでトイレに向かったが、今年は混んでいそうだったので山中湖に到着してからと決めた。

10キロ 1時間04分51秒 32分01秒

下りと登りがあってスタートラインまでのロスを足しても十分速い!脚の状態を確認しながら進もう。途中で知り合いのランナーの方と話をしながら走っているとトイレの感覚も薄れていくが、長くは続かず『トイレ行くのでお先にどうぞ!』と先に行っていただいた。山中湖到着後すぐのコンビニの中には3人の男性の姿が。これは寒さを凌げるし、この人数ならと中に入る。するとトイレの中に1人追加で4番目の待ちとなった。ストレッチをしながら待つこと6分。順番が回ってきたので、ガスだけ抜いてコースに戻った。(笑)
コースには100キロのランナーがちらほら。これからの時間帯はランナーが増殖してくるので、トイレ休憩は気を付けないと時間が掛かりそう。まずはスッキリとしたカラダで次の5キロのラップを刻んでいこう。山中湖の前半は平坦。15キロのラップを40分掛からない状態で抜けていけるはず。登りでも32分台で走れているので、ここから山中湖を回って忍野の出口までは稼ぐ場所と決めていく。しかし飛ばし過ぎは禁物。心拍数を145に保ちペースを維持する。

15キロ 1時間42分21秒 37分29秒

トイレ休憩を挟んでこのタイムということは、結構速くなってる?山中湖での気温は相変わらず0℃。風がないので問題ない。過去2年間の経験を考えれば絶好のコンディションだ。平野を抜けて若干のアップダウンをいくと撫岳荘前のエイドとなる。ここには温かい飲み物などが用意されているが、ここで僕はショッツ1本とZEN&2RUNを飲み込み、スポーツようかんを握りしめてスタートする。口には塩熱サプリを舐めながら。滞在時間は1分も掛からない。すぐの登りは歩いて進む。やはり2時間走ってくるとお腹が空いてくる。スポーツようかんは手を汚さずに少しの量を摂れるので重宝できる。サイクリングコースに出る頃には食べ切っていた。

20キロ 2時間13分25秒 31分04秒

20キロの時点で約7分の貯金。トイレ休憩を含んだとは思えないくらい順調な走りだ。クジラのしっぽをぐるっと回り、ママの森を湖畔のサイクリングロードで抜けていく。ここの登りが昨年からなくなったのは良かった。100キロランナーも10時間前後の方が増えてきたので、抜いていく際に声を掛けてくださる方が多かった。自分としてはいつもより快調なペースで走っているのに、皆さん速いんですね。そんな方々に着いていく走力はないので、わざわざペースを落としてくれながらの並走で会話を楽しみながら走った。ようやく富士山も山中湖を挟んで見えるようになり走りながら撮影。この笠雲が怪しい。これからの天気を表しているんだろうな。
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順調過ぎるペースで走り続けているが、一方では脚が持たないかも???大丈夫か?と不安になる自分もいた。でも脚に溜まる疲労はないし、1週間前のキロ5分ペースが効いている感じだ。違和感も腰の張りが多少あるがここまではいつも通り。
今度はトイレ小に行きたくなってきた。これは我慢か行くべきか迷ったが、とりあえず我慢して様子を見ることにした。

25キロ 2時間43分42秒 30分16秒

速いぞ、速い!大丈夫!このリズムでいいんだ。エイド利用、補給をしながらのこのタイムなのだから。この後、山中湖を離れると今度は下り中心となる。35分以内という予定に対しての5キロで5分近い貯金が気持ち的にも楽になった。
足元に違和感が出てきた。それは右足の甲だ。チップとフットポットが付いているからか?またはシューズのベロがずれて紐が当たっているかな?立ち止まってベロを引っ張ったりすることで違和感はなくなるが、これが痛みになると嫌だなという唯一のポイントだった。
山中湖を離れてファナック通りに入るとまたまた声を掛けて頂き、楽しく走る。こちらの方はブログに書き込みしてくださったいぬゾウさんでした。
その後、焼き鳥ふじのエイドが約30キロ地点となるのでショッツを1本流し込む。下りの惰性で走れるが、右足の違和感が気になる。すると今度は新潟の方が声を掛けてくれた。『そのいちごオレ、佐渡のトライアスロンとかでも見るんですが!元々は???』と言う質問(笑)よく聞かれますね。『シクロクロスが大元で・・・トレイルやらトライアスロンやらウルトラマラソンなどに派生してるんですよ!』と。新潟の方は(以下新潟さん)トライアスロンがメインということで、僕はウルトラマラソンですと名乗らなかったけど、もうお友達です(笑)くびき野を12時間くらいで走っていると言うことで、問題ないですよということと、下りが苦手だと仰っていたので上半身で肩甲骨使えば楽に支えられますよとアドバイス!そうこうしている間に30キロ。

30キロ 3時間13分49秒 30分07秒

この時はラップタイムしか気にしていない。問題なし。このまま行こう。いつもお世話になる松籟荘を通り過ぎて行くと、次のエイドには予想外のおにぎりが!しかも大きくてシャケとおかかが選べる!シャケを1ついただいて歩きながら食べる。新潟さんには先に行きますと声を掛けてスタートした。ここでも1分掛けずに出発。
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この先の登りに備えた貯金を確実に貯めていく。国道に掛かる信号は先の方で赤になっていたので歩いて呼吸を落ち着かせる。そして信号が変わってからは集団の中盤で走る。歩道が狭く並走は邪魔になってしまったので、新潟さんに前に出ていただく。道の駅手前を左折するといよいよスタート地点の富士北麓公園まで登りが続く。

35キロ 3時間46分 32分12秒
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エイド利用は水分だけで済ませたが、右足の違和感が大きくなってきたので、紐を緩めて当たりを弱くした。登りになれば気にならないかな?という期待もあった。新潟さんはその後先行し、その内姿が見えなくなった。走力の差ですね(汗)
富士五湖有料道路まで戻り、横移動してからの登り。朝の暗い時にはどんだけ登らなくてはいけないのかと覚悟していたが、明るくなってみると1キロぐらい先に青い道路標識が見えるじゃないですか!意外と短い!良かった!(笑)ここは歩いている場合ではないなと、ゆっくりながらも走っていく。35~40キロのラップを40分以内には抑えなくてはいけない。呼吸が上がってしまわないように『フゥ~フゥ~~!』と深く息を吐いて落ち着かせる。周りには71キロの部のランナーも合流しているので人の数は多く、歩いている人も目立つ。
右折するT字路の手前でオキシーショットを注入しようと歩き出すと71キロ参加の女性が声を掛けてくれた。『鈴木さんですか?ランスマ観て、サロマ湖に憧れて今回初めてのウルトラマラソンなんです!』いや~!嬉しいお言葉。今年のサロマ湖にはエントリーはしていないと言うことでしたが、ウルトラマラソンへの第一歩を後押しできたことが嬉しいです。『少し行けば河口湖まで下りですから頑張ってください!』とアドバイスと握手を交わし、オキシーショットを飲んでから走り出した。
コースは北麓公園までの緩やかな登りになり、先程よりもペースが上がる。スタート近くまで戻ってくると、今度は復路で戻ってくる道を逆走することになる。約2キロ登ってから河口湖まで5キロ以上の下りだ。このエイドではZEN&2RUN&塩熱サプリを飲み込み、更にショッツはフラスクから少しだけ注入。そして山よりだんごを開けて1粒口に入れた。その噛み応えでしばらくはお腹にも貯まりそうだ。

40キロ 4時間20分54秒 34分53秒

40キロの通過でキロ7分ペースよりも20分貯金があることを確認して、快調なことを再確認。そしてこの20分があれば、50キロ以降8分落ちても12時間10分で100キロを通過できるという計算も頭の中ではできていた。ここまで40キロを走ってきたが、距離を意識したことはほとんどなく、とにかくラップタイムとのにらめっこだったので、楽に40キロを迎えられた。
下りに入ると気にならなかった右足の甲が痛み出す。さっきまで気にならなかったのに、なんでだろう?と思いながらも帰り道の目印を探しながら下っていく。富士桜命水が見えてきたら分岐点だなと確認しておいた。まあ何度も走っているのでわかっているが、明るい時には走っていないのでこういう時に確認する。ステラシアターまでの下りは緩やかなので、飛ばし過ぎることもなく無難に下ることができた。
ステラシアターでの補給も時間は使わずに水分だけもらって歩いていく。多くのランナーが補給をしているが、横目に見ながら抜けていった。
さて、ここからは河口湖大橋まで一本道。途中の国道横断があったり、信号待ちが増える区間だ。少し走りにくい凸凹した歩道が続き、その先に国道の信号が見えてくる。今、青になったから次でいいやと、距離とペースを確認しながら歩く。気温も高くなってきたので、汗が塩に変わり始めてきた。そろそろバンダナを濡らしたいところだ。周囲のランナーも徐々にウインドブレーカーを脱いで身軽になっていく。トイレ休憩をしたい。小の方だがステラシアターでも仮設トイレには渋滞が起きていたので、どこにしようか迷っていた。そこへお客さんランナー浜戸さん(小江戸大江戸で夜中待っていてくれた)と仲良しという山本さんが声を掛けてくれた。ご挨拶をするとスッとペースを上げてその姿が小さくなっていった。

45キロ 4時間53分48秒 32分54秒

河口湖大橋が見えてくると、復路で出てくる交差点を通過する。ここまで戻って来られるかな?大橋に掛かるとランナーの数も多いので、歩道がとても狭くなる。その中をオールスポーツさんの写真撮影があり、富士山をバックに走っているが、振り返らない(笑)。あくまでも見える方向にある時だけにした。(笑)

大橋を渡ると柴又練習会に参加してくださった方と、久し振りに猿谷さんにあった。野辺山100キロの練習ということで71キロに参加。来月もよろしくお願いします。続いてエイドに到着して、やはりトイレは並んでいるので、メダリストジェルとオキシーショットを流して、水はバンダナを突っ込んで濡らした。脚にも掛けて、痛みのある右足の甲にも水を掛けた。シューズのアッパーが濡れる程度でたっぷり掛けることはしなかった。

エイドを出発するとザムストの高橋さんを発見!サロマ湖の練習で71キロだという。僕は少し話をしてから前方左手のトイレへGO!すると観光客のおばさまが『鍵掛かってるよ~!みんな使いたいのにねぇ。』と遠くから教えてくれた。とんぼ返りでコースへ戻る途中で『ありがとうございます!』とすぐに高橋さんの元へ戻った。
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河口湖美術館を抜けると桜と富士山の綺麗なロケーションがあり、そこにトイレが。早めに済ませようとまたまた離脱して向かった。トイレは一般観光客の中国人が多くランナーも混ざって小なのに5分くらい掛かった。スッキリしてまた走り出すと、次に目指すのは2年前にリタイアしたあけぼの荘だ。今年は50キロ過ぎのポイントとなる。リズム良くペースを戻して走っていると程なく50キロに到着。

50キロ 5時間32分41秒 38分52秒

40キロの時と変わらず、貯金は20分ある。トイレ休憩が5分だったとして貯金がほとんど変わらないということは、今のペースは5キロ32分30秒くらいということがわかった。10キロのスパンで見れば、トイレ休憩は決してロスにはなっていない。
あけぼの荘に到着して、再びバンダナとタイツを濡らしてカラダを冷やす。時刻は午前11時くらいになるので晴れ間が出てきた分、非常に暑く感じた。天気は下り坂と思っていたが、このペースで走る分にはカラダを冷やすことが重要だ。首筋から濡らしてあとは気化熱を利用する。
この先は嫌いな道が続く。行けども行けども終わりの見えない河口湖。そんな僕の前に現れたのは高嶋さんだった。オレンジのランシャツに帽子に付いたウェアブルカメラが特徴で、過去野辺山などでもご一緒している。目線の高さにあるカメラなので、画面がなくとも映す被写体は自然に中に入ってくる。
歩いてしまっていた高嶋さんは聞くと睡眠時間ゼロだという。寝不足の為お腹に力が入らないというのは僕も経験した24時間走の時と同じだ。しかし仕事の後の徹夜明けと、ランニングでの徹夜明けとでは全く違うと思う。食べることはできているというが、前半の飛ばし過ぎも影響がある様子。そんな高嶋さんの動画はこちらです(笑)
高嶋さんの動画はこちら!

はじめは並走していたが、徐々に高嶋さんはペースアップ!全くついていけないペースでどんどん離れていった。

55キロ 6時間07分43秒 35分02秒

高嶋さんと話ながらゆっくり刻んでいた時間を含めて35分ならば問題ない。しかし右足の甲の痛みが増してきたことで、気持ち的になんとなく嫌気が差していた。『もう!どうにかならんのか?』ようやく河口湖を終えて西浜小学校へ登る坂道は、歩くのが増えて時間が掛かってしまった。
西浜小学校の距離は今年は56キロ地点となる。元々ここに荷物を置く予定はなかったが、エイド利用しようと中に入ると左に荷物、右にエイドと縦長に並んでいた。『プレミアムエイドです!』との案内に何があるかと思ったら、DNSのプロテインゼリーとパックのドリンクとアミノ酸入りの赤い怪しいスポーツドリンクだった!普通の水を探すも一番奥の奥!30メートルくらいは進んだのではないか。
戻ってくると再びザムストの高橋さんに会って挨拶を交わし小学校を後にした。登りは歩いていく。その先のヘアピンカーブも歩き、霊園の入口を過ぎてからようやく走り出した。距離的にはいつも一番辛いところ。脚というよりは頭がボヤッとした感じ。しっかりショッツを摂ろうとフラスクのカプチーノを1本分流し込む。トンネルを抜けてもなかなか調子が戻ってこないが、とりあえず西湖周回の6キロ表示を基準にペースの確認をして走る。またトイレにも行きたくなってきた。今回はガス抜きだ。しかし、この辺りにはエイドもなく仮設トイレもない。しばらくは我慢しよう。1キロを7分ちょっとで刻めていることを確認。60キロのラップは西浜小学校での休憩が入ったのでどのくらいになるだろう?あと3キロ弱走らないと西湖は終わらない。ショッツが効いてきたのは、西湖周回表示の8キロが出てくる手前くらいから。

60キロ6時間51分23秒 43分39秒

5分の休憩と登りで歩いたプラスでは許容範囲かな。この後の5キロを40分以内に刻めば良いだけだ。とりあえず、50キロ地点でも18分の貯金があった。ここで3分はみ出してもまだ余裕はある。残りの貯金は15分だ。ということは次のトイレで10分掛けてでもしっかりと出してしまった方が、40分以内で走ることができそうだ。
西湖を抜けていった先にあるトイレへ一目散に向かった!中の個室は2つ。ランナーは2人待ちの3番目。すると山中湖にもいらしたナンバーカード確か50番のランナーさんが『あれ?さっきも(笑)リズムが一緒ですね!』確かに!
待っている間は肩甲骨を一生懸命動かし、オキシーショットを飲み、気になる右足のシューズを直したりして待っていると6分くらいで順番が廻ってきた。この先は野鳥の森とその先の国道までが登りだ。補給とトイレを済ませておけば、この登り坂もしっかりと走れるはず!スッキリさせることが大切とトータル9分でトイレを出発した。
目指す野鳥の森は吉田うどんのエイド。ここは食べないと決めていたので、うどんの列に並ぶことなくドリンクを貰いショッツを補充。そこにはアート時代にお会いした父の知り合いの植野さんと成川さんがいた。再会は3年振りくらいだったので、積もる話もあったのだがアートを辞めたことを告げてレースに戻った。またどこかでお会いしましょう!
野鳥の森は3分程度で先を急ぐ。登りのせいか甲の痛みは気にならなくなり集中して走れている。国道を渡る際にも例年よりも車を止めてくれる時間が長く、待たずに最後尾で渡ることができた。

65キロ 7時間39分27秒 48分04秒

トイレ休憩を挟み、野鳥の森に寄って登り坂を抜けて来ての8分オーバーは問題ない。次の5キロで40分以内でいきたいが、そこにどのくらい貯金を作ることができるか?幸いコースも下り基調で精進湖を目指すので、ペースとしては上がるだろう。
国道を走っているとすでに早いランナーは折り返してゴールへ向かっている。時折知り合いのランナーを見つけては声を掛けて走っていく。途中のエイドには水くらいしかなく、ショッツを1本流し込んだ。次のエイドは赤池交差点。その次は精進湖の出口になる。
下り坂も手伝ってリズム良く走れている。しっかりと息を吐きながら、呼吸を落ち着かせてリラックスする。赤池交差点は微妙なタイミングで青になったので、その時点で歩きに切り換えて次の信号を待った。ここでは文明堂のカステラが用意されていたのでいただく。するとバンダナを見て『 ランスマの!(笑)』『そうです!ありがとうございます!』というやりとりが何人か続いた。おそらく皆さん『ここにこの人がいるということは・・・ギリギリ?』と思ったことでしょう(笑)。大体の方が71キロや100キロの方々だったので、その心配はありませんが。挨拶もそこそこに先を急がせてもらった。
精進湖は小振りな湖なので、この先は出口付近までエイドがない。コース的にはアップダウンがあるわけでもないので、比較的走れる脚があれば問題ないところだ。歩道もなく狭い路肩を走る。赤池を離れてからは徐々に後続のランナーに抜かれるようになる。それでも心拍数145でかなり安定しているので、そのリズムを保った。明らかに例年よりも流れていく景色が早く感じる。精進湖も終盤に差し掛かると70キロだ。

70キロ 8時間15分01秒 35分34秒

予定通り貯金ができた。しかも4分半も!このペースで走れるならば、本栖湖までの5キロも同じくらいで行けそうだ。目標としている本栖湖駐車場9時間以内も十分見えてきた。あと45分あるから8時間50分の到着だ。走りながら考える。この10分をどう使うか。まず必要なのはポーチの中身の補充だ。次にウエアは?着替えている時間はない。寒さ対策で用意しているアームウォーマーと、コンパクトになっているウインドブレーカーを持っていこう。その他はなしだ。スペシャルドリンクに用意しているプロテインセットも時間をみてだな。
考えているうちに精進湖出口のエイドに到着。ここでもショッツをフラスクから少し飲んでバンダナとタイツを濡らしてスタート。横断歩道を渡ると100キロと71キロのランナーは左へ。118キロのランナーは右となる。ゴールへ向かうランナーはここにはいないので、どこからコースに戻るんだろう?と思いつつ、本栖湖へと向かった。
ここからは前後のランナーが本当に少なくなる。1100名の参加者の内、本栖湖を回って戻って来られるランナーはどれだけいるのか。完走率とすれば今年のコース変更と時間を考えると50%~55%くらいではないかと予想される。
コースはここから本栖湖駐車場までは約3キロだ。半分登り坂、半分下り坂という感じなので走りやすい。折り返して来るランナーにエールを送りながら走っていく。
下りに入り、残り1キロくらいのところでフッとまた力が入らなくなってきた。さすがに例年よりもペースは速くなっていて、練習量としても十分という距離ではない。本栖湖に渡る地下歩道の手前で遂に歩いてしまった。暑さの影響もあっただろうか。補給は足りている。しかし脚が前に進みにくくなっていた。そこにさらにトイレ大を催す悪い流れが・・・。
歩いて地下歩道に差し掛かると折り返しのランナーから応援をいただき苦笑い。自分でも少し顔面蒼白な雰囲気を感じる。一旦地下で日陰に入り、歩きながらショッツを舐める程度含み、下りを利用しながら走り始めた。なんとか駐車場入口までは走ったが、交差点で車が来ないことを確認すると歩いて横断歩道を渡った。

75キロ 8時間51分13秒 36分11秒

2015チャレンジ富士五湖118km完走記~第2章~


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