日本のインターネットのサイトでは見た事の無い、グラフレックスのシャツーユニットの分解です。
これもプロ用、頑丈で材質も作りも良い、分解痕がやはり有る。
私は修理は素人だ、しかし拘りが有る、この時代のカメラは全てマイナスネジが使われている、そして量も多い、溝に合うドライバーを選択して使う、マイナスドライバーを30本以上は持っている、それでも合わない事は珍しく無い、その場で刃先を加工して合わせる、つまりネジの溝を壊さない為だ、修理して修理の痕跡を残さない、そのように心がけている、しかし大変難しい事は確かだ。
アメリカ製の機械全てに言える事は、機械は故障する、だから分解をする、それが必ず考えられている、良いところだ、しかしある所までて゛、それ以上はユニット化されていて分解が出来ない事が有る、つまりユニット交換をする、ユニットが一つの部品に成っている、合理的ともいえる。
このシャツターの特徴はシャツターを押すとレンズの回りを一回りしてしながら信号を伝達して動く、動作が面白い、ドイツ、日本とは全く考え方が違う、悪いとは言えない、しかし摺動部分が多い、油切れには極端に弱い、定期的なメンテナンスは必要な構造だ。
aのピンは1mm程動く、中心方向だと1/30sec以下のシャツター速度、そして外周方向だとT B と1/100 1/200 1/400のシャツター速度になる。
bは分解した時につけた傷の有るネジです、大変ラフな修理です。
cは変形修理痕の有るスタートストッパーです。
dこれが問題です、変形したスプリングです、何処とどこに掛かっていたか目下不明です、片方は多分aのピンです。