雑草系

2005/05/04(水)17:55

絵画の練習方法について。

トレーニング理論(53)

ちょっと個別に上達方法を研究しようかなと。分野別つうか。 上達って色々な分野に対してあるんよね。 そしてその根本的な原則はどれも非常に似通っていたりする。 …と思う。経験の浅い現時点では。未熟な人間が何言っても説得力ないけど。 例えば、語学習得の場合、3ヶ国語をマスターしたら4ヶ国語目からは 凄く早く習得できると聞いたことがある。これ、正しいか知らんのだけどね。 でも、そういう現象は起こりうるもんやと思う。 物事を上達する経験を何度も繰り返してる人は、新たな分野に対しても 平均よりかなり早く習得できると思う。 たぶん、タイプとしては行動的な、じゃんじゃん動くタイプの人が一番 経験量が多く、習得率も早くなっていくと思う。実際、僕が見てきた感じ ではこの手の人が一番何でもこなせる感じ。 それたわけですが。話を戻して。 個別に研究ということで、とりあえずまず絵画から。 最近、描くことが多いので。 発見したこともちょくちょくあるので。 絵画の場合も他の分野と同様、「量をこなす」は間違いなく当てはまる。 才能に差こそあれ。というか、量稽古はたぶんどこでも普遍的。 才能が99%以上占めてる分野ではない限り。 絵の場合、考える軸は主に二つ。 1.表現力…上手いか下手か、雰囲気は出ているか、どう表現するか…など。 2.何を描くか…目の前のリンゴにするか、頭の中のイメージにするか、 あるいはそれらを組み合わせるか…など。 ぶっちゃけ、これだけかなぁと。 細部にわたって考えるともっと色々あるんだろうけどね。 そして「絵が上手い」とか「才能がある」と言われる人の大半は、 1の表現力-特にデッサン能力-が優れているだけだったりします。 たったそれだけなんよね。でもたぶん、周りのレベルが低すぎるせいで それだけでも賞賛される。 デッサン能力って絵画で必要とされる能力のごく一部なんだけどね。 ただ、一番ハッキリと見て取りやすい。だから素人受けしやすい要素 ではある。 空手でも、突き蹴りの威力が強い人は素人受けしやすいっしょ。 間合いの取り方が巧い人は強いのだけど、素人には理解しにくい。 結果としては勝ってるけれど、何が強いか分からないという感じ。 玄人同士だと分かるのだけどね。素人は視覚的に分からないと駄目だから。 で、俺も才能乏しい側だと思うので。語れることはほとんどないんやけど。 デッサン能力だけはほぼ自分で養ったのでね。そこだけは語ってよいかと。 中級レベルいってるかどうかって腕前やと思うんすけどね。自己評価では。 じゃあデッサンで何が大切かというと。 細かなテクニックとか形式的なものは専門書に譲るとして。 単に上達という観点から見た場合。 …『量』だけだったりしますね。 あまりにも単純かつ、変哲もなくて、自分でも愕然としましたが。 よく観察するとか、集中するとか、画面いっぱいに使うとか。 そういう瑣末なルールというか、常識はあるわけですが。 じゃそれだけで上手くなるかといったら無理。それで上手くなったら それは元々才能ある人がちょっとやり方覚えたというだけ。 これって知識に近いもんだから。それ覚えた=上達ではないわけです。 上達に最も貢献する要素は何かつうと。 『練習量』…これだけです。 熱意や集中力も大事だろうと言われるかもしれません。 大事です、もちろん。 でも熱意があっても量がなければ上達しません。 量があれば熱意がなくても、そこそこの上達はします。 もちろん、一番良いのは熱意があって量もあることです。 でも、量か熱意かと言ったら、量が先立ちます。 熱意がいくらあっても練習量が0であれば上達無理なんで。 ちょっと詭弁入ってるかもしんない。 この辺りはまた検討しないとな。 というか、『練習方法』じゃあないな。全然。 反省。 ●メモ:分類…単線種目、複線種目

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