変わったか?
今さっき、今までのトレーニングの成果があったかもしれないなと思えるような出来事があった。道を尋ねてきた成果ね。帰宅途中、駅で女の人がバッグから何か落とした。僕の方に落っことしたので、僕はすぐ気付いたが、その人は気付かずに行ってしまった。次の瞬間、「あの、落としましたよ!」って叫んでた。たぶん、周囲にいる多くの人には聞こえてただろうし、その人にも聞こえてたと思う。でもたぶん、自分のこととは思わなかったんだろうね。そのまま行ってしまいそうだった。んで、自転車止めて、それ(携帯用化粧セット?)を持って、その人のところ行って「あの、これ」って言った。すぐに気付くだろうと思っていたのだけど、一瞬わからなかったようで、反応が遅かった。少しの間の後、にっこり笑って「ありがとうございます」って言われた。暗かったけど、笑ってたのは見えた。そこらへんは狭い道だったので、止めてきた自転車の方が気がかりですぐに戻った。案の定、すぐ後ろから車がやってきて、もう少し遅かったら自転車は相当邪魔な障害物になっていたと思う。すぐ戻ってもちょっと邪魔っぽかったもん。今回の自分を客観的に観察してみて意外だったのは、一瞬の迷いも躊躇いもなかったってこと。気付いたらすぐ叫んでた。以前であっても、落としたものを持ってその人のところへは持って行ったとは思うけど、叫びはしたかなぁ?と疑問符がつく。あんま目立つ行為が好きでない、というかかなり苦手だったから。でも今回は全然抵抗なかったなぁ。あと、ひょっとしたらその人のところに持っていっても、声をかけるのに一瞬は躊躇したかもしれない。迷っても結局渡すことには変わりないけどね。でもこの「一瞬の躊躇」がなくなったかもしれないってのは結構大きいと思う。声かけるのに全然抵抗なくなってきたもんなぁ。最近は女の人が一人で歩いてると、反射的に声かけてる感じ。素通りする方が難しいという状態になってきてる。頭の中に「人数稼がないと」って意識があるんだろうね(笑【メモ】道を尋ねるトレーニングをすることで、「出会いそのもの」の絶対数も増えるが、それ以上に「出会いに変える力」がつくことが大きい。本来ならば、一生触れ合うことはないであろう赤の他人を、こっち側に手繰り寄せて、一時ではあっても会話を交わせるようにする力が高まる。言い換えると、「縁を作る力」が強くなるのかな。だから、「縁がない」「出会いがない」って言ってる人は、とりあえず道行く人1000人くらいに何でもいいから尋ねてみるべきでしょうね。そのうちに効率も上がってくるもんだしね。