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つぶやき日記

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Apr 7, 2005
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カテゴリ:旅行
世界最古の熱帯雨林に囲まれた小さな高原の村、キュランダへ向けて出発。

世界第2位の長さのロープウェイ「スカイレール」の上から見下ろす美しい熱帯雨林は圧巻。
キュランダ村では、ワイルドライフパークでコアラを抱っこして写真撮影。
シドニーですでにコアラ抱っこを経験済みの長男は、
「本物を見るとぜってぇ幻滅するでぇ~!  ぬいぐるみのほうがかわいいから」
って言ってたけど、その通りだったかも・・・。
夜行性だからなのか、営業用のコアラで疲れちゃってるのか、抱っこされている間すごくおとなしくしがみついてきて、いじらしかった。

その後、水陸両用車のアーミーダックに乗って、パーク内を1周する。
珍しいたくさんの熱帯雨林植物や動物の説明は興味深いものだった。
ふと後ろの席を見ると、だんな様がうとうとしてる。
子ども達から、どうしてもっと写真やビデオをいっぱい撮ってくれないんだと責められちょっぴりいじけてるのと、お疲れなのとで気持ちよさそうに寝てしまった様子。
しばらくそのままにしておいてあげる。

キュランダ村には民芸品や工芸品が並ぶマーケットがいっぱい。
ワーキングピザでやってきて働いている日本人の若者の姿が目立つ。
そこで3時間ほど自由時間があったので、一番おいしいので有名だと言うホットドッグを食べ、これを食べなきゃキュランダに来た意味がないというアイスクリームも食べて、後は自由行動にした。
長男は一人で行動しても何の心配もないが、危なっかしいのが次男君。
日頃からこわいもの知らずで、なんでもひとりでやろうとするんだけど、この旅行中もそれは変わらず、というか、さらにパワーアップしてしまった。
治安がいいとはいえ、異国の地で迷子になられてはたいへんなので、旅行前から口をすっぱくして、
「絶対に単独行動はしないこと。迷子になったら日本に帰ってこられなくなるよ!」
と言っておいたのに、全く効果はなかったようだ。
お財布をしっかり握り締めて、のどが渇けばジュースを買い、日差しがまぶしければサングラスを買う。
私の了解を取らないと勝手にお金は使えない決まりなんだけど、1、2度ひとりで飲み物を買ってしまった。
日本のような湿度はないけれど、30℃近くあるのでとってものどが渇く。
ケアンズへ戻るキュランダ列車に乗る駅に着いたときに、7人全員そろっていてホッとした。
100年以上の歴史を持つレトロなキュランダ列車の窓から、雄大な渓谷や滝を見ることができて両親も満足してくれたようだ。

ホテルに戻ると、ロビーにスーツ姿の日本人がひとり。
約束どおりにやってきた、現地のトラベルエージェンシーの支店長代理だと自己紹介するSさんから名刺を受け取る。
平謝りのSさんの説明によれば、ホテルが前日にキャンセルされていたのは日本の申し込み旅行社には一切落ち度はなくて、Sさん側のコンピューターの誤作動なんだそうだ。
コンピューターの誤作動が原因で、私達7人の旅行がキャンセルされたことになっていたので、当然のごとくホテルをキャンセルし、空港にも迎えがなかったわけだ。
コンピューターのせいにするところに引っかかったけど、ひたすら謝るSさん、なかなかの男前なのでとりあえずその場ではそれ以上の追求はしない。
要求しておいた宿泊ホテルの変更手続きをしておいてくれたので、とりあえずは早々に荷物をまとめて移動の準備をする。

移るホテルは道向かいのリッジズプラザケアンズ。
明らかにランク上のホテルだ。
両親は、
「このままのホテルでいいよ」
と言うけど、こちらに落ち度があるわけじゃないから、これくらいの要求は当然だと思った。
ギリガンズみたいなホテルは初めての経験だった子ども達は、ちゃんとバスタブがあって、タオルやティッシュが部屋に装備されているリッジズプラザにかわれて喜んでいた。

リッジズプラザに移動するときも、その後も、Sさんは実に親切に対応してくれ、残りの旅が少しでも楽しいものとなるようにと、誠心誠意配慮してくれた。
翌日には、支店長と一緒に再度お詫びに来てくれたが、コンピューターの誤作動というのがどうしても解せなかったので支店長に詳しい説明を求めた。
彼の話のニュアンスでは、コンピューターを扱う人間の人為的なミスだという事。
本来なら24時間対応してるという電話に、何回かけてもつながらなかったことも話したが、良くない偶然が重なったというわけのわからない説明がかえってきただけ。
支店長の隣で、Sさんはうなだれてひと言もしゃべらない。
もっと文句を言っても良かったのかもしれないけど、両親や子ども達の体調が特別悪くなることもなかったし、
「お母さんは大げさに言って相手を責めるからコワイよぉ」
って子ども達に言われたのもあってやめた。

最終日、朝10時にチェックアウトしなければならないはずだったのを、空港に向けて出発する夜の10時まで部屋を使えるようにしてくれたので大助かり。
支店長とSさんはホテルまで深夜見送りに来た。
いただいたおみやげは、ウォンバットのぬいぐるみ3個だった。





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Last updated  Apr 8, 2005 11:17:34 AM
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