2011/07/22(金)02:43
悲恋物語~貸切観光バス~
ガイド付観光バス「龍馬ふるさと博号」本日午後の乗車はあ る か り 一人のみ。あるかり専属ドライバーにあるかり専属ガイドさん。ぴかりんこ と暑い日差しの中いざ出発です。 ガイドさんは吉永さん。高知県交通の方です。 ガイドさんからのお話を少しご紹介します。播磨屋橋物語。 五台山竹林寺の修行僧・純信が
恋仲 の鋳掛屋の娘お馬に贈るため、
播磨屋橋の小間物屋でかんざしを買いました。
(鋳掛(いかけ)屋とは、鍋を修理するお仕事のようです。)
お馬の気持ちは純信へと。
しかし純信は何といっても僧の身。
許されぬ恋でしたのでやがて二人の駆け落ちは失敗。
捉えられ二人とも国許から追放処分になりました。
お馬17、純信37歳だったといいます。(年の差20歳です!) 播磨屋橋は、江戸時代、商人の播磨屋と櫃屋が
互いの往来のために架けた私設の橋でした。
(個人の持ち物だった?)
☆かんざしを買った坊さん、純信は、
高知市にある四国霊場31番札所・五台山金色院竹林寺(ちくりんじ)の僧でした。
竹林寺は真言宗智山派のお寺で本尊は文殊菩薩。(↑こりゃ、めずらしい)
その昔聖武天皇が山西省の五台山で文殊菩薩を拝む夢を見たため、
行基に命じて国中を遍歴させ、
文殊菩薩を祭るに相応しい聖地を探させたところ、
この土佐湾に浮ぶ島が五台山に似ているとして、
この地に寺を建立、文殊菩薩を納めたといいます。(このあたりは、昔は島だったんだ。) 高知は土佐とも言いますね。遠い狭い遠狭(とさ)
という所から名づけられたそうです。ガイドさんに いっぱいいっぱい質問してしまったあるかりでした。ガイドさん、ありがとう。