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テーマ:中国旅行(475)
カテゴリ:旅行
<安渓に行きます>
本日の目的地は、福建省安渓県。 「それって、どこ?」 というのが一般人の反応。 しかし、お茶の飲みすぎで目が濁ってくる(笑)と、 「あ、あ、あ、安渓~!!いいなぁ~!!お土産買ってきてねッ!もちろん、お茶。鉄観音♪」 という反応になる(本当か?)。 そう、そこはもう1つのお茶の都。 中国が誇る銘茶の1つ、安渓鉄観音が採れる街。 「鉄観音って、サントリーの烏龍茶に少し入ってるやつだよね?」 チッ、チッ、チッ、全然別物ですよ。 安渓鉄観音の何がすごいって、香りがとにかく半端じゃない。 爽やかで口当たりが良く、さらに飲んだ後に、グインと戻ってくる甘さ。 あー、もう是非一度は飲んでいただきたい、このお茶。 ↑色からして違いますからねー。 ・・・という安渓鉄観音のご紹介は、また後でするとして、今回は旅行の話。 前置きが長くなりましたが、安渓は銘茶の里なのです。 しかし、ここは福建省の田舎。 廈門から山を越えて、バスで1時間半の距離。 「地球の歩き方 中国・華南編」にも載っていない、そんな地方の街。 そこへ、コネも無く、カタコトの中国語で乗り込もうというのです。 しかも、日程の関係上、日帰りで。 普通の良識的一般ピープルなら止めるのですが、昨日の龍井でいい思いをしたので、当然のごとく決行♪ 廈門(アモイ)の街をぶらぶら歩いて、長距離バスターミナルを目指すのでした。 <バスターミナル、どこなの?> 昨日は、夜中にアモイに到着したので、街の様子がまだ良く分からない。 そこで、街の様子を見がてら、湖濱バスターミナルまで歩いていくことにした。 Mettyさんのページにも紹介されているように、アモイの街は、かなりキレイ。 こういう、どことなく異国情緒があるような街並みもあれば、 こんなふうに新しいビルが建ったりもしている。 それもそのはず、アモイ島全体が経済特区に指定されていて、まさに伸び盛りの街、それがアモイなのである。 ・・・という街歩きを楽しみながら、長距離バスの出る湖濱バスターミナルへ向かっていたのだが、地球の歩き方の地図によると、音楽島酒店(ホテル)の手前にあるはずのバスターミナルが見当たらない。。。 そのうちに、音楽島酒店を通り過ぎてしまった。 バスターミナルは、少し奥まったところにある、とも書いてあったので、ぐるっと辺りを回ってみたりして探したのだが、見つからない。 どーする、迷子? ・・・結局、実は地球の歩き方の地図が間違っていたというのが真相であった。 音楽島酒店のさらに先の方まで歩いていったら、通りから見えるところにバスターミナルが。 これが、俗に言う、地球の迷い方でありました(-_-;) #地図が間違っているのだけは、ホント勘弁して欲しい。。。それ以外の部分は評価するが。。。 <切符を買います> さて、バスターミナルで切符を買います。 「安渓まで1枚」 「×△○□××・・・。すぐに出発するわよ」 ・・・何を言ってるのか分からないが、チケットは買えて、すぐに出発するらしいので、とりあえず、安渓行きの乗り場に行ってみる。 なんか、チケットに紙が貼ってあるのが気になるが。。。まあ、後で読もう。 「安渓に行きたいんだけど」 「向こうの乗り場に行って」 ・・・??? で、別の乗り場の方に行ってみたら、全然別の行き先しか書いてない(-_-;) 困った、困った。 しかし、困っていてもしょうがないので、とりあえず、検札のお兄さんに聞いてみる。 #この辺が中国3日目の強さ。 「安渓に行きたいんだけど」 「今、行った人について行け」 とのことで、着いていくと、ミニバスが。 で、やっぱり、係りの人に、 「安渓に行きたいんだけど」 「何時?次のでいいと思うけど、あ、空いているから乗って」 ということで、乗せられる。 ミニバスだが、立ち乗り。しかも、外が見えない。そのまま車は走り出す。 ・・・勝手の分からない場所で、外が見えないってスゴク怖い。 急にガタガタの道になったりして、どこに連れて行かれるんだろう?と不安になる。 と同時に、電波少年のお笑い芸人が、目隠しされてどこかに連れて行かれるってのは、こんな気分だったのかしらん、とくだらない事も考えてみた。 #人間、強くなるものですねー。中国に来た初日だったら、オロオロしていて、こうは行かなかったでしょう。 ようやく、落ち着いてチケットに貼っている文を読んでみると、どうやら、松柏バスターミナルというところから、安渓行きは出発するようで、そこまで送迎をしているということらしい。 GW期間中の混雑緩和のための特別対応だったようだ。 で、15分ほど車に揺られて、松柏バスターミナルへ到着。 しっかし、GW中なので、スゴイ人だ。。。 で、安渓行きのバス乗り場に行ってみると、既にバスが来ているので、お姉さんに存在をアピールしてみる。 「安渓に行きたいんだけど」 「次ね。これは10時20分のバス」 ・・・どうやら、GWなので、10分おきにバスが出ているらしい。 次まで待つか、と思ったら、手招きされて、乗っていいというので乗ってみた。 30名ぐらい乗れるバスだが、現在、乗客が8名。それでも、これで出発。 バスの乗り心地は、サスペンションが旧式であんまり快適ではないが、まあ我慢できるレベル。 あとはバスが壊れないことを祈ろう。 #安渓行きのバスに乗るときの注意点 ・お手洗いには、せめてバスターミナルで行っておきましょう。 ・水を買っておきましょう。ノド渇きます。でも、がぶ飲みしないように。 →トイレ休憩など無いのです。 出発後、市内の至るところで止まって乗車扱いや、荷物の積載を行なう(路線バスを宅急便みたいなものに使っているらしい)。 しかし、アモイ大橋が大渋滞。結局、アモイ島を抜けるまでに約1時間半かかった(-_-;) #GWって、やっぱりダメですね~。 その後は、アモイ市の同安区(アモイ島の反対側の大陸部分)の高速道路のような道をひた走りに走る。工業団地も結構多くて、その中には、○○茶業のように、お茶関係の会社も多い。さすが、福建省だ。 そうした工業団地や街を抜けた後、山道へ入っていく。 これが結構な山道。 舗装はきちんとされているので、その辺は心配ないが、本当にド田舎を通過する。空気が美味しそうですね、谷川のせせらぎがキレイですね、というような道である。 ところどころ、茶畑があったりもする。 しかし、イメージしているような一面の茶畑、というような地区は通らない。 #ちなみに、バスの中での写真が無いのは、あんまりお金持ってそうに見られると危険なので・・・(福建省は山がちで、交通が整備されていなくて貧富の差がかなり激しい。よって、実は治安があまりよろしくない地域なのである。だから、バスとか深夜に乗ると危ないのだ→福建省の福州に駐在経験のある、あるきち父・談) #きちんとした茶畑を見たい人は・・・ 安渓の茶畑などを見たい人は、茶畑のあるところは安渓の街中からかなり外れたところになるので、バスで行くのではなくて、タクシーをアモイでチャーターして周ったほうが良いと思う。 #理由は後述するが、安渓にタクシーがあまり無いからだ。高いけど、オプショナルツアーとかで見に行くのが一番確実かなぁ。茶農やアモイのお茶屋さんと、お友達になれば別だと思うけど。。。 山道の頂上ぐらいのところに、有料道路の料金所があって、そこで、一旦バスは止まる。 途中から乗ってきた人の料金を徴収する為だ。 このときに、検札に来るので、バスチケットはきちんと持っておくことが必要。 #確かに、ここで乗り逃げしても、どこへも行けないもんなぁ・・・合理的だ。 検札が終わると、バスは山を下り、安渓の街の中へ近づいていく。 安渓の中心部は、結構賑やかで驚く。安渓県の人口は100万人ほどだそうだ。 街の中には、いくつか途中に停留所があるが、そこで間違えて降りずに、最後までひたすら乗っていると、安渓のバスターミナルへ到着する。 ここまで3時間。遠かったー(T_T) #GWじゃなければ、1時間半で着くみたい。朝から、地球の迷い方&バス停たらい回し&渋滞で、疲れた・・・(-_-) しかし、それだけの価値が中国茶都にはあるんです。 それは、また明日(^o^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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あるきちさん、本当にチャレンジャーなあなたを尊敬します。
あの中国人しか乗っていないハズのミニバスに、しかも立ち 乗りしちゃいましたかっ!! うー、それは凄いですぅぅ。 でも、ほんとに現地に行ってから帰りのが拾えない地獄は ありますよねぇ。 ちび子がよく使う手は、往復っていうと最初からぼられるので 現地に着いてお金を払いつつ「あー、そういえばよかったら ここで待っててくれれば帰りにも乗っていくよ」といいだします。 ついでにちょっとだけ待ち代もあげるよっていうのです。 そうすると、大抵のうんちゃんは、「待ってるぅぅ」って 嬉しそうに答えます。 これだと、かなりお安く往復できます。 (2006.05.14 16:20:22)
ちび子113さん
ええ、乗っちゃいました。そんな気は全く無かったのですが、仕方なく。で、結果的には、ものすごいチャレンジャーになってました(笑) なるほどっ!その手がありますか! 今回は、下手に行きはバスで行ってしまったのが、よくなかったみたいです。 あそこまで、車がないとは・・・GWの中国はやっぱり鬼門です。。。 (2006.05.14 17:42:08) |