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テーマ:オール台湾!(1521)
カテゴリ:旅行
お茶好きの皆様、お待たせいたしました。
研修を完全に抜けて、やっと、お茶旅行記らしくなってきます(笑) 今回、台中へ立ち寄ったのは、梨山へのアクセスの為、ということもありますが、もう1つは、ここの茶館でお茶を飲みたい、というのが主な理由でした。 無為草堂 茶芸館ではなく、茶館であることを良しとする精神。この一点が以前より素晴らしいと思っていました。 場所は台中の街の中にあります(といっても駅からはちょっと離れてます)。 実は、今回、全国大飯店に泊まったのも、ここに行くのに比較的アクセスしやすいから。 既に、日は暮れてましたが、公益路を台中駅を背にして、ズイズイ進む。 (余談) ズイズイ進んでいると、途中で、何だか見たことのある看板を発見。 こんな南国に来て、まさか、森もとの看板を見るとは思わなかった(^_^;) #森もとは、北海道は千歳市が本社のお菓子&パン屋さんです。あるきち的には、ここのプリンやハスカップジュエリーは、千歳空港で許せるお土産として、非常に貴重な存在なのデス。 台中のこのお店は、どうやら、日系のスーパーいなげやのところに入ったようです(この時点ではまだ工事中だった)。 途中、スタイリッシュなカフェを何件か横目に見ながらスタコラ15分ぐらい歩いただろうか。 普通の商店街だった所を抜けると、突如、大きな通りの向かいに、こんもりとした森が出現。 そう、ここが、 無為草堂なのです。 到着と同時に雨が降ってきた。 慌てて店内へ。 私が座ったのは、中庭の池が見渡せる畳の席。 台湾に来て、畳? いやいや、これがなかなかまったりできるのです。 食事も取りたかったので、套餐(お食事セット)とお茶を注文。 お茶は折角なので、ちょっとグレードの良い、2両(75g)のものを注文して、まったりする事にしました。 #余った茶葉はそのまま持ち帰れます。食事とセットのリーズナブルなオススメティー(10g)をセレクトすることも可能。ちなみに、このお店、日本人客が多いので日本語メニューもあります。 しかし、実に風情のある茶館。 中国風なんだけれども、どこか日本家屋の温かみを感じるような、そんな不思議な空間。 瓦葺きの屋根が、日本的な印象を与えるのだろうか。 自然との一体感もあり、雨が降ったせいもあってか、窓にはこんなお客様も(笑)。 お茶菓子をつまみながら、ウェルカムティーを飲む。 普通のスナック菓子 そしてボーっと、外を見る。 そこには鯉の泳ぐ池のある中庭が。 昼間、晴れた時に来たらもっと見晴らしが良いのだろうけれども、こうした夜の雨の降りしきる中で過ごすというのも、悪くない。 周りにいるお客さんも、グループの人もいれば、小さな子どもを連れたお客さん、一人で来て、勉強しながらお茶を飲んでいるお客さん、と実に様々。 茶芸館じゃなくて、茶館であることの良さですね。 さて、お食事セットが出てきました。 鴨の客家(はっか)風 ご飯は五穀米。 あっさりと上品な味付けで、日本人好みの味です。 お腹が一杯になり過ぎない食事。一人旅にはピッタリです。 さて、食後にまったりとお茶。 今回は、無為岩茶をセレクトしてみました。 岩茶、といっても福建省産ではありませんで、台湾産の烏龍茶を炭火で焙煎を強めにしたものです。 茶器セットはこんな感じ。 茶壷も使い込まれています。 お湯はこんなアルコールランプの火で、陶器のポット。 これがまた、のんびり感を誘います。 特に工夫茶の指導もされず、どうぞご自由に、とされましたので、気楽に淹れてみました。 こうされると、スゴク気が楽なんですが(^_^;) #茶芸館がどうも馴染まないのは、多分ここなんだと思う。 焙煎が強いので、水色はちょっと強め。 しかし、上手に焙煎されているので、味わいは苦いとかそういうことは一切無い。 木柵鉄観音と似た感じのほっこり感があって、実に夜のお茶向き。 我ながら良いセレクトだった(自画自賛) サービスで持ってきていただいたゴマ団子も賞味。 これはお味は至って普通だったけれども、この雰囲気とお茶で食べるとなかなか良い。 お茶を何度も淹れて、結局、2時間ほど滞在。 無心に1つのお茶と向き合うと、本当に癒しの時間が流れます。 研修疲れの頭もリセットできた、良い時間でした。 台中はあまり観光資源が無い街ですが、近くに来た際には是非、また立ち寄りたい茶館です。 無為草堂 人文茶館 台中市公益路二段106號 TEL.886+4-23296707/FAX.886+4-23298321 営業時間:朝10:00~夜中 01:00,金曜・土曜は01:30まで営業(年中無休) http://www.wuwei.com.tw/(日本語ページあり) さて、いよいよ明日は梨山へ向けて出発です♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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