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テーマ:オール台湾!(1521)
カテゴリ:旅行
あるきち、最近、茶産地に行くことに凝っております。
この春は、龍井と安渓に行きましたが、考えてみれば台湾では行っておりません。 これは台湾茶フリークとしては、ちょっとマズイのではないか、ということで、今回の旅行は茶産地を回ることにしました。 そこで、セレクトした最初の目的地が、 台中縣和平郷梨山村 この名前を聞いて、すぐに反応する人は、相当、台湾茶に毒されています(笑) 梨山 その名の通り、亜熱帯の台湾でありながら、梨やリンゴなどの温帯果樹が採れるという、台湾名うての高地です。 ここの名産は、高原野菜の高麗菜(キャベツ)なども有名ですが、何よりも世界的に有名なのが、お茶。 高山烏龍茶の最高峰とされる、梨山茶です。 台湾茶には、標高が高いほど美味い、という一種の定説があります。 #理由は色々あるのですが、いろいろな所で解説されているので、割愛します。 そうなると、台湾で標高が一番高い茶畑=一番美味しいお茶?ということになるのですが、それがあるのが、梨山に程近い大禹嶺茶区。標高2600mです。 これ以上の標高になると、茶畑として利用できる土地が無く、標高競争も、ここ止まりと言われています。 梨山地区はそれ以外にも福寿山茶区(標高2200m)など、標高2000m級の茶区がズラリと連なっています。 現在では、至る所で開発が進んだ結果、阿里山並みに安定的に高山茶を生産する拠点となっており、文字通り、台湾高山茶の「最高峰」に君臨しています。 で、味はどうか、ということですが、これは是非飲んでみていただきたいのです。 上質な梨山茶は、本当に人を酔わせます 豊富な茶質を含んだ茶水は、片栗粉でも溶いたかのようにトロンとした口当りを持った茶水に仕上がります。 そして、口に含むと爽やかな清涼感と清々しい香りに包まれます。そして、甘い喉越しが戻ってきます。 はっきり言って、至福のお茶です。 本当に美味しい良品に当たったら、おそらく、台湾茶から離れられなくなります(笑) そんな素晴らしい名茶を生み出す産地、それが梨山なのです。 しかーし、とても高地にある場所だから、交通は実に不便。 特に個人旅行者が公共交通手段を使っていこうとすると、ホントに大変です。 1999年の台湾中部大地震や近年の台風による大雨被害は、台湾山間部の交通に多大な影響を与えています。 台湾中部を貫いていた東西横貫公路は、台中側の谷関から梨山間の道路が地盤のゆるみなどで不通となってしまい(最近、政府はこの道の復旧をあきらめると声明を出しました)、最もポピュラーだった台中からのアクセスルートもかなりの大回り(霧社経由)をしなければ行けない状態になっています。 個人で行く場合、梨山までのアクセスルートは現在3本あります。 1.台中から豊原客運のバス。所要時間6時間。 2.花蓮から花蓮客運のバス。所要時間6時間半。 3.宜蘭から国光客運のバス。所要時間4時間半(宜蘭までは台北から1時間半)。 ・・・と、どの道を通っても、それなりの中核都市から6時間コースという、まさに秘境(-_-;) 天空のお茶の街、梨山 そんな表現がピッタリ来てしまうのです。 ・・・そんなわけで、朝7時半。 台中駅前の豊原客運のバス停へ(駅を背にして、左側の道路を渡った所にあるバス停です)。 切符売りのお兄ちゃんに聞いたところ「バスの切符は車の中で買ってね。300元」とのこと。 #地球の歩き方では、500元ぐらいだったので、多分、オフシーズンor平日料金? そこで、梨山行きのバス停を探して待っていました。 すると、バス停で、「何してんだろ、この人」という、かなり高齢なお爺ちゃんが「どこに行くの?」(國語)と聞いてきます。 あるきち:「梨山」 お爺:「遊びに行くの?」 あるきち:「そうそう」 などとたわいも無い話をしていたら、お爺ちゃん、どこかへ行きました。 そのあと、まもなく、おじさん登場。 おじさん:「梨山に行くんだって?」 あるきち:(チッ、あのお爺、ネタ流したな。。。怪しい。疑いの眼)「そうだけど・・・」 おじさん:「乗り合いの小バスで行かないか?あっちのバスだと、6時間かかるけど、これなら4時間で行く。ちょうど8時に出る。500元でいいよ」 あるきち:「(ほら来た)4時間?ホント?」 おじさん:「あっちのバスは、回り道していくから、時間がかかるよ」 あるきち:「(うむむ、道が細いっていうし、ミニバスの方が、快適かも・・・)どの車?」 おじさん:「これ(9人乗りのハイエース。ちょっとくたびれてる)。毎日、台中と梨山を往復してる」 と名刺を提示される。 ははあ、民間のミニバスね(別名・白バスとも言う)。 まあ、そんなに高くないし、乗り合いの定期運行だったら・・・ということで、OKしてみた。 #良い子は真似をしてはいけません。事故があったら補償の問題が心配です。。。 しかし、車に乗り込み、8時になっても、お客さんは、他に乗ってこず(-_-;) 運転手が、豆乳(朝食用)を買って戻ってきた。 ・・・そのまま出発(驚)。 エー、貸切???(゜o゜) ど、どこに連れて行かれちゃうの。。。 #ていうか、本当に500元だけでよいの??「人数が少なかったから、あと4000元だ!」とか言われない? どうなる、あるきち?? やっぱりバスに乗るべきだったのか?? ・・・続く。 なお、あるきち、明日からの3連休で、立山黒部アルペンルートに行って参りますので、3日間、更新をお休みします。 しばらく、梨山茶でも飲んで、一息つけてくださいね(^^♪ #ここから先が、あるきちのお茶旅行記の本領発揮です(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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