中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

2006/11/15(水)23:04

ちょこっとシルクロード(5)-同盛祥の羊肉泡【食莫】

旅行(348)

2005年8月末から9月始めに行った旅行記の続きです。 さて、兵馬俑博物館から西安市内に戻ってきた、あるきち。 本日のお食事は、鐘鼓楼広場に面していて、徳発長の隣にある、同盛祥。 ここの名物は、羊肉泡【食莫】(食へんに莫という字)。 パンと春雨が入った、羊のスープなんですが、日本人的には、 羊スープのすいとん みたいなものをイメージいただくと、一番近いのではないかと思います。 とても、こってり濃厚な味なので、羊がダメな人はちょっと辛いかも。 さて、この食べ物、羊と香菜に抵抗がなくて、B級グルメ好き(私?)な人には、結構ハマる食べ物になるんじゃないかと思います。美味いです。 #というか、私は好き(^^♪ しかし、この料理、作法(というのは大げさですが)を知らないと食べられないのです。 これから西安へ行かれる方のために、ちょっと、詳しくご紹介します♪ 同盛祥、ここのお店も、1階が気軽に食事できる店で、上の階はちょっとゴージャスなイメージのようです。 お店に入っても、なかなか、声をかけてくれないので、もうズンズンと中に入っていって、座ってしまった方が良いかも。 で、前菜を適当にみつくろって、飲み物と名物メニュー、羊肉泡【食莫】を注文します。 すると、前菜とこんなドンブリが出てきます。 へっ?? パン?? そんなもの、頼んでないのに… と、おそらく、初めて注文をした方は、ひるむはず。 …いや、私は一瞬ひるんだので、ひるんでほしい(笑) そこで、ここは郷に入れば郷に従えで、周りを観察する、あるきち。 さすがにこの料理は人気メニュー。どこのテーブルでも注文されてます。 そして、同じような段階にいるお客さんを見てみると、 …これをみんな楽しそうに、ちぎっています。 そう、羊肉泡【食莫】は、まず自分でパンをちぎらなければいけません。 それもできるだけ、細かくちぎらないといけません。 面倒になって、かなり大きめにちぎっていたりすると…美味しくないんです。 #それどころか、店の小姐に「大きすぎる。これじゃスープと絡まなくて美味しくない」と受け取りを拒否されます(されました…) ということで、無心にパンをちぎってみました。 ちぎる ちぎる ちぎる … パンは丸型が2枚なのですが、ちぎるのに結構時間がかかります。 #実は、結構な重労働かも。。。 まあ、何とか15分ぐらいかけて、ちぎりました。 それがこちら。 ドンブリを埋め尽くす、ちぎられたパン。 これを、お店の小姐に持っていってもらいます。 その際に、テーブルにある、お盆に載せていってくれるのですが、このお盆にプレートで番号が振ってあって、「この番号を覚えておくように」と小姐から言われます。 人のちぎったものが、間違えて自分のテーブルに来ないように確認をする必要があるのです。 #なかなか来ない時は、○番のまだー?とお店の小姐に聞きましょう。混んでる時は結構時間がかかります。 さて、しばし待ちます。 この間、調理場では、ちぎったパンにスープを絡めて、煮込む作業が行なわれます。 パンの大きさが大きすぎると、パンにスープが染みこんでいないので、少し悲しい気持ちになります(パン自体は別に美味いわけではないので)。 そして、出てきたのが、これ。 これが、羊肉泡【食莫】です♪ これに、薬味の香菜やにんにくなどをお好みで放り込んで完成です。 これを食べるのですが、かなり濃厚な味で、旨みが凝縮された感じのスープです。 まさに、羊肉のエキスがぎゅーッと詰まったスープで、すいとんを食べている感覚。 大量に入れた香菜や薬味が、非常に効くんです。 これは美味しい(^^♪ と思うのですが、羊肉がダメな人はホントにダメかもしれません。 #ただ、それではシルクロード、羊文化圏なので、辛いです。。。 ということで、私はこの美味しさに感激して、西安を離れる前のお昼にも、また立ち寄ったのでした♪ #その2回目に、ヒトバシラー魂を発揮して、この写真を撮ってきた、というわけです(^^ゞ 西安に行ったら、是非試してみてください(^o^)/ さて、明日は西安から空路で敦煌に向かいます。 いよいよ、シルクロードの始まりですよ~(^^♪

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