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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2007.06.16
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テーマ:中国&台湾(3299)
カテゴリ:旅行
交河故城を見学したあと、一旦街の中に戻り、カレーズ博物館に向かいます。

カレーズ博物館

吐魯番坎儿井博物館

最高気温は49.6度にも達し、年間降水量はわずか20ミリ弱。
「火州」とも呼ばれるトルファン。

砂漠のど真ん中にあるトルファンが、なぜ緑豊かなオアシス都市なのか?
それはカレーズの恩恵によるところが大きいのです。

カレーズとは地下水路のこと。
イランやアフガニスタンなどではカナートと呼ばれます。

乾燥地域では、水路を普通に掘ったのでは流れている間に蒸発してしまうため、地下水路を掘って蒸発を防ぎながら、水を呼び込んでいるのです。
年間水分蒸発量3000mmという乾燥地域にあるトルファンの地下水路は、スケールがとても大きく、総延長はなんと5000kmを超えると言われています。

トルファンのカレーズは、そのスケールの大きさから、中国の三大建造物(他の2つは万里の長城と京杭大運河)であるとして、この博物館で紹介されています。

実際の水路掘削の作業は、

1.地表から井戸を掘る
2.20~30mぐらい離れたところにもう1つ井戸を掘る。
3.井戸の底から横穴を掘って隣の井戸につなげる
4.井戸を繋ぐ地下通路(カレーズ)ができる
5.これを目的地まで延々と繰り返す


という、地道かつ気の遠くなるような作業を、もちろん手作業で行ってきたのだそうです。
絶句するぐらい気の遠くなる作業ですが、それほど水は貴重なのです。

カレーズ掘削中の人形
↑展示の様子。暗い&携帯のカメラなので、とってもノイジーになってますが...


さて、そもそも、なぜこのようなスケールの大きな地下水路がトルファンに造られたのか?

トルファンを流れるカレーズの水は、遠く天山山脈から引いてきています。
その水源は天山山脈の雪解けの水です。

水は高いところから低いところへ流れます。
水路を造ろうにも、ある程度の高低差がないと水は流れていきません。
天山山脈からトルファンとなりますと、結構な距離がありますので、相当の高低差が必要になります。

ここで、トルファンの地形的なメリットが発揮されることになります。

トルファンは、すり鉢状の盆地の一番底の部分に位置し、その海抜はトルファンで最も低いアイディン湖のあたりで、なんと海抜マイナス154m!
世界的にも珍しい海面よりも低い低地です。

この標高差ゆえに、遠く天山山脈から水を引いてくることが可能なのです。

ウイグル人の民家
↑ウイグル人の住居。
トルファンは暑いけど、乾燥しているので、日陰にはいると比較的しのぎやすい。
その生活の知恵が詰まってます。


さて、カレーズ博物館でお勉強をして、次に向かったのが蘇公塔。

新疆ウイグル自治区に住んでいるウイグル人の多くは、イスラム教を信仰しています。
ですので、街の中にはモスクなど、イスラムっぽい建物が所々にあります。


その1つ、蘇公塔は1779年にトルファンの二代目郡王となった蘇来曼(スライマン)がお父さんのために建てたもの。
新疆イスラム建築様式を代表する建造物なのだそうで、塔の横にモスクがあります。


蘇公塔

蘇公塔

うーん、トルファンの青い空に映える美しい建物です(^^♪

ちょっと角度を変えてみます。

蘇公塔2




さて、モスクの中に入ってみましょう。

モスクの内部は、偶像崇拝をしないイスラム教の施設らしく、特に何もありません。

蘇公塔のモスク内部2

ガラーンとした広い空間とそれを取り巻く回廊があるのみです。

しかし、上から差してくる光は神々しい。

蘇公塔のモスク内部

何となくこの場所に来ると敬虔な気持ちになるのですから、不思議です。


モスクの中を探検してみると、上に登る階段がありました。
登ってみますと、モスクの入り口の上に出ます。
#塔は登れないのだそうです。

蘇公塔の中から外を見る


ここからだと、塔の細かな模様もバッチリ見えます。

蘇公塔の塔の模様


モスクを出て、周辺を歩いてみます。
手入れの行き届いた綺麗な公園として整備されています。

緑も多く、蘇公塔を少し遠目から写してみると、まさに絵はがきのような景色。

蘇公塔全体

「トルファンますます気に入った!」スマイル


まだまだ、続くトルファンです♪





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Last updated  2007.06.16 22:00:39
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