中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

2008/08/13(水)00:38

美味しい時間を切り取る

お茶(261)

一眼レフを買い換えました。 私の場合、被写体はたいてい旅行の風景かお茶。 でも、お茶に関しては、今まで結構いい加減にコンデジで撮影していました。 一眼レフできちっと撮ると、どんな感じになるのか。 ひょっとしたら、今まで以上に美味しい時間をお伝えできるんじゃないか。 新しいカメラを手にしたら、ちょっと試してみたくなりました。 ・・・というわけで、早速、上海小町さんのサロンにお邪魔して撮影してきました♪ まずは、涼しげなセッティングで安吉白茶の冷茶を。 水出しだけではなく、少しお湯を加えて作られた冷茶。 少しキリッとした味わいですが、安吉白茶独特のアミノ酸の美味しさがジワッとやってきます。 この日は、猛暑日を記録した都内。 暑い中を歩いて来た身には、とても嬉しいウェルカムティーです。 出番を待つ茶器たち。 最初のお茶は、安渓鉄観音。 香り高い秋のお茶。 天候が安定する安渓の秋茶は、独特の香りの高さがあります。 お湯を注げば、蓋碗からフワーッと立ち上り、たちまち部屋中に広がる、安渓鉄観音の華やかな香り。ついさっきまで、冷蔵庫で眠っていたとは思えないような香りの高さ。一同、香りに酔います。 蓋碗から、茶海へ。そして茶海から茶杯へと運ばれる、美しい茶水。 茶水からも華やかな香りが立ちのぼり、 ひとたび口に含めば、からだじゅうに香りが広がり、 コクリと飲み込めば、喉元から甘さが返ってきます。 鉄観音独特の”音韻”という言葉を思い浮かべずにはいられません。  何煎も何煎も。煎を重ねていくごとに、茶葉の持つ美味しさが、表情を変えて出てきます。程良い酸味、甘さ、余韻。楽しくおしゃべりをしながら、じっくり、じっくりと味わいます。 そのあとには、美味しいケーキが♪ ちょっと大人の味のするウイスキーチョコレートケーキ。でも、お茶の味を生かすよう、しっかりと甘さは控えめ。添えられた生クリームと採れたてのフレッシュなミントの葉が、美味しさをさらに引き立てます。 美味しいケーキを堪能した後は、とても贅沢な茘枝紅茶を。  ベースになっているのは、ゴールデンチップたっぷりの英徳紅茶。 茶杯に注がれたのは、一見すると何の変哲もない、薫り高い茘枝紅茶。しかし、一煎目の茶水を口に含めば、そこには驚きが待っています。 ライチを飲み込んだか?と錯覚するほどのフレッシュなライチの味と香り!衝撃的な感覚です。今までの茘枝紅茶は何だったんだろうって。決してくどくない上品な香りと甘さ。 その甘さを、ほのかな紅茶の味がサポートしています。 そして二煎目は、徐々に紅茶の味わいへ移り変わっていきます。 今度は、ライチが紅茶の味をサポートする側に回ります。見事な主役の交代劇。さらに煎を重ねていくと、上品な英徳紅茶の個性が前面に。 力のある茶葉だから、美味しい美味しいお茶が、何煎にもわたって続きます。 中国茶は奥深い世界だから、いろいろな知識を得ていくのは楽しい。でも、やっぱり美味しいお茶を飲みながら、あれこれしゃべっているのが一番楽しい(笑) 美味しい時間、少しでも伝わっていたら、いいなぁ(^^)オリンピックがいよいよ開幕。是非、この週末はとっておきのお茶を飲んでみてくださいね♪  美味しいお茶を飲もう♪

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る