2008/08/17(日)21:30
ちょこっとシルクロード(22)-夜の沙漠
2005年8月末から9月始めに行った旅行記の続きです。(今までの一覧)
ウイグル人の民家を出て、再び先ほどの沙漠に戻ります。
時間は、北京時間の午後9時。
ローカルタイムの新疆時間でも7時ですから、日没の時間です。
太陽が西へ沈んでいきます。
太陽の照り方が違うからなのか、沙漠の表面の色は刻一刻と、表情を変えていくのです。
これは面白い(^^♪
・・・と、ここで中国人女子大生3人組が登場。
とたんに静かな沙漠が騒がしくなりました(^^;)
結構、中国人にしては垢抜けた服装で、どーも、ちょいと高飛車な感じです。
あるきちを見るなり、
女子大生A:写真撮ってください
と来ました。ソニーの良いデジカメを持っています。
もちろんと引き受けて、
あるきち:はーい、笑って~。1,2,3
と撮ってあげました。
デジカメの持ち主、画面を確認して、
女子大生A:まあ、悪くないわね
と、のたまいます。
結構な物言いでございますね(^^;)
・・・あるきち、ここまでのやりとりで1つの仮説を立てました。
この子たちがどこから来たのか。
と、他の仲間に指摘されて気づいたらしい。
女子大生A:あなた、ひょっとして外国人?
あるきち:そう、日本から来た。
女子大生B:彼の漢語は悪くないわね(ひそひそ)
女子大生C:発音も悪くない(ひそひそ)
うーん、この旅行中で中国語をしゃべりまくって、だいぶ上達したようです(^^;)
#「1クールの会話レッスンより、1回の旅行」が私の語学のモットーですw
ここで、仮説を確かめてみました。
あるきち:君たち、どこの人?
待ってました!と言わんがばかりに、3人声を合わせて答えてくれました。
女子大生:上海~
あー、やっぱり・・・((((((^^;
上海の女性と北京の男性は、よく分かるんですよね。
とても特徴があります。
大学の同級生3人組で新疆を2週間ばかり回っているのだそうで。
車も良いのをチャーターしているので、結構良いところのお嬢さんたちだと思います。
まあ、その子たちは放っておいて、沙漠、沙漠♪
時間によって、色がどんどん変化していきます。
青みがかった色になったり、白っぽくなったり。
しばらく、写真でご堪能ください。
だいぶ暗くなってきました。
空を見上げると、星が見えます。
あるきち:星がきれいだね~
女子大生B:本当ね~
だんだん真っ暗になってきたので、引き上げなければなりません。
それなのに、写真を撮ってくれと言ってきた女子大生Aが、一人で沙漠の奥の方に行って、戻ってきません。奥に一人で進んで行ったはいいものの、足元が暗いので、戻ってくるのに難儀しているようです。
砂の尾根のようなところを伝って奥へと進んでいくのですが、ちょっと踏み外すとズサーッと砂で滑ります。そうなると、大変なことになってしまうかもしれません。
女子大生たちを連れてきた、ウイグル人のドライバーも心配しています。
なによりも、心配する女子大生2人。
・・・全く手間のかかるお嬢様だなぁ。
ということで、あるきち、手元にあった懐中電灯(ベゼクリク千佛洞の見学用に持っていたのです)を手に近づいていって、足元を照らしながら誘導します。
無事に入り口まで戻ってきました。
喜ぶ、待っていた女子大生。そこで、女子大生Aが一言。
女子大生A:彼、結構いい男じゃない?
(゚Д゚)ハァ?
・・・この一件以来、私、上海の女性は苦手です(^^;)
このあと、漆黒のトルファンの道路を疾走して、ホテルまで送り届けてもらいます。
結局、ホテルへたどり着いたのは、夜の11時半!
朝の4時半にトルファンに着きましたから、19時間ほど移動&観光していたことになります。
それでも、不思議と疲れがなかったのは、充実していたからかもしれません。
本音を言えば、もう2日ぐらい滞在したかったところですが、日程の都合上やむを得ません。
明日はウルムチを経由して西安までの大移動です。
続く。
夜の沙漠は美しい♪