2008/09/19(金)21:25
四季春
台風が、ぬるーい空気を一緒に運んできたようで、妙に蒸し暑い。
こういうときは、スカッと爽やかなお茶で(←決してコーラではない)
四季春(しきはる)を淹れました。
四季春
パーッと軽快で爽やかな香りのするお茶。
その個性は、結構強烈。
しかし、このぐらいの方が、こういう天気の時には気分が良い♪
香りだけではなくて、舌にはしっかり甘さが残っていく。でも、長くとどまらない。
スッキリ感があるお茶です。
四季春は、木柵の茶畑で偶然見つかった新品種。
香りの良さだけではなく、茶農家に喜ばれる品種特性があった。だから一気に広がった。
2月ぐらいから茶摘みができて、どんどん芽吹く。
とても成長力のある品種です。
年に7回茶摘みができるところもあるそうな。
そんなお茶だから、バリバリ機械摘みで、どんどん作れる。要は、生産性が良い。
これ、茶農家にとっては、とても嬉しい品種特性です。
だから、どんどん生産面積が増え、今ではベトナムでも作られています。
#天空烏龍茶に入ってますね。
生産性が良いから、安い。
でも、意外に美味しい。
コストパフォーマンスの良さこそが、四季春の最大の魅力。
気をつけることといえば、鮮度かも。
焙煎のかかっていない生茶ということもあるのだろうけれど、封を開けると、劣化するのがとても早い。
だから、一度開けたら、もったいぶらずにガンガン飲むべし。
劣化した四季春は、ハッキリ言って美味しくないです。
香りも飛んでしまっているし、雑味が出やすくなります。
そうなると、持ち前の個性の強さは仇に。
いがらっぽい、強烈に飲みにくいお茶になります(^^;)
ちなみに、これ、彩香さんのお茶なんですが、1つだけ気に入らないことが。
商品名が凍頂烏龍茶になっていて、パッケージには四季春の記載が一切無いこと。
販売ページには、ちゃんと書いてあるんですけど。
凍頂烏龍茶という呼称は産地呼称なので、決して間違いではないんですが、四季春好き的には、品種の良さを認めてもらえていないようで、ちょっと悲しい。
四季春、胸を張って言える品種だと思うのですが。
四季春は美味しい♪