2008/09/30(火)17:16
日本全国茶館巡り-銘茶茶館 カメリア・シネンシス(沖縄県那覇市泊)
沖縄では、中国茶を飲める茶館を4軒回りました。
旅行の時ぐらい、お茶から離れろ!
とも思いますが、こんな機会、滅多にないので。
どこも個性的なお店なので、1軒1軒、きちんとご紹介します。
#これ、面白そうなのでシリーズ化決定。あなたの街の茶館に、あるきちがお邪魔します。ふふふ♪
まず始めに、Googleで「那覇 中国茶」(定番・・・)と検索してみたら、こんな記事が引っかかったので、早速お邪魔してみることに。
2008年5月2日にオープンしたばかりの、銘茶茶館カメリア・シネンシスさんにお邪魔しました。
銘茶茶館 カメリア・シネンシス
場所は、離島行の船が出発する、泊フェリーターミナルの近くです。
車であれば、泊小学校を目印にして行ってもよいかもしれません。
沖縄を頻繁に訪れる方であれば、ぜんざいの富士家の本店のすぐ近くで通じます(^^;)
#ぜんざいの富士家については、旅行記で後述。
ゆいレールだと、美栄橋がやっぱり近いようで、徒歩10分というところでしょうか。
お茶好きには釈迦に説法ですが、店名のカメリア・シネンシスは、チャノキの学名。
ここからピンと来るかもしれませんが、こちらのお店は、中国茶だけでなく、日本の緑茶、紅茶など、様々なお茶を楽しむことができます。
中国茶専門店というよりは、チャノキからできる銘茶が色々出てくるお店と考えた方が良いと思います。
席数12席ほどの小さなお店ですが、モダンな居心地の良い空間です。
さて、このお店の特徴としては、お茶のセレクトのこだわりが結構凄いこと。
まず、中国茶。
台湾茶の高山茶が山別にあるだけでなく、岩茶、鳳凰単ソウなど大陸のお茶も取り揃えています。
岩茶は、大紅袍をはじめとした四大名ソウを揃えており、ほほー、と思うのですが、実は、まだまだ奥行きがあります。
こだわり具合が、一目で分かりやすいのは、紅茶。
ダージリンは、キャッスルトン、マーガレットホープなど、農園別に用意しています。
紅茶専門店でない限り・・・いや、紅茶専門店でも、あまりここまでしません(^^;)
日本の緑茶も、商業生産できる北限と言われている村上茶など、「いやー、そこを選びますか!」というような、知る人ぞ知るお茶が選ばれていたり、なかなかマニアックな品揃えです。
・・・きっと、お茶好きならメニューだけで、しばらく楽しめます(^^;)
とりあえず、鳳凰単ソウの蜜蘭香を注文してみました。
安易な注文のようですが、単ソウは結構難しいんですよ。
味と香りと渋みのバランスが。
#嫌な客。。。
茶壺で提供されます。
渋みも少なくフルーティーな香りが立つお茶です。
値段を考えても、これはなかなか良いお茶だと思います(^^)
お茶とセットのお茶請けとして、ドライマンゴーと茶梅が出てきたのですが、これがまた一手間かけています。
水で少し戻すので、果物のみずみずしさが出ているんですね。
こういう気遣いは、とても嬉しい(^^)
オーナーさんご夫妻と色々お話ししてみたところ、元は神奈川の方なのだそうで。
お話の端々に、お茶好きな方という印象がにじみ出ています。
私、中国茶のお勉強をしていることをお話ししたところ、お茶談義に花が咲きます。
↑典型的なお茶好きの特徴です。
すると、
実はこんなメニューも・・・
と中国茶の特別メニューが出てきました(^^;)
これがまた豪華な品揃え。
ここに並んでいるようなお茶は、やはり、それなりのお値段になってしまうので、通常メニューには載せられないのだそうです(お茶好きなら、大体相場が分かりますが、一般の方が見たらひっくり返りますから・・・)
え、どんなお茶が並んでいるかって?
それは、お店で
「私、お茶ふぇちなんですが・・・」
とカミングアウトして、ご自分の目でお確かめくださいw
ぜんざいの富士家さんで、冷たく美味しいぜんざいを食べたら、ここの温かいお茶で、ほっとひと息なごむ。お茶好き観光客にオススメのコースです(^^)
銘茶茶館 カメリア・シネンシス
住所:那覇市泊2-9-7
電話:098-868-7677
営業:12:00 ~ 21:00(L.O.20:30)
定休:木曜日
ゆいレール美栄橋駅より徒歩10分
沖縄のこだわりの茶館!