2008/11/08(土)02:21
台湾旅行記2008秋(5)-阿里山で森林浴
嘉義駅のバス停を出発してから2時間半。
クネクネの山道でフラフラになりながらも、やってきました。
阿里山のバスターミナルです。
土産物屋やレストランなどが立ち並んでいます。
バスを降りると客引きの姿が目につきます。
早速、ホテルにチェックインしに行きます。
想像以上に、まともな建物でした(^^)
部屋も割と清潔で良いのですが、どこか山小屋風な感じですね(^^;)
ドアはちょっと頼りない感じです。
気になることとしては、部屋の湿気です。
雲の中に入っているような場所なので、とにかく湿気が凄く、除湿器がフル回転しています。
これが結構うるさい。でも、切ると、湿気がものすごいのでつけざるをえません。
これはホテルの問題というよりも、土地柄の問題なのでやむを得ないですねぇ。。。
#結局、ノイズキャンセリングヘッドホンをつけたまま、眠りました。
それでは、阿里山の森林公園区の散策に出かけましょう♪
お、ちょうど阿里山森林鉄道がやってきました。
嘉義-阿里山の運行は停止しているのですが、観光に便利なように、阿里山駅-神木駅の間を昼間に数往復、ご来光に合わせて阿里山駅-祝山駅を1往復運転しています。
このガードをくぐると、阿里山森林遊楽区の入り口です。
ここをくぐって、遊歩道を歩いていきます。
阿里山、イメージ的には日本の立山のイメージですね。
ネイチャー派な方は、とても楽しめる場所です。
さて、阿里山森林鉄道が建設されたのは日本統治時代。
阿里山にある豊かな材木、特にヒノキを運び出すために造られた鉄道です。
阿里山は森林の生育に適しているのか、樹齢1000年にもなるような、とても立派なヒノキが採れたのです。
その多くは、伐採されたのち、阿里山鉄道を使って、嘉義へ。そこからさらに、日本本土へ運ばれ、寺社仏閣の建築に使われました。
靖国神社の神門や東大寺大仏殿の垂木など、実は日本の多くの寺社仏閣で阿里山産のヒノキが使われているのです。
阿里山と日本はこういうところで繋がっているわけです。
ヒノキを伐採したあとには植林を行っているので、人工林も結構あります。
また、伐採したあとの切り株が面白い形で残っていたりします。
こういうところが、阿里山の見所になっています。
例えば、ここは切り株のトンネルですね。
こんなネイチャーな感じの場所なので、まあ来ているのはグループか若いカップルがとても多い。
私のように、1人でふらついている人は少ないですねぇ・・・
そんな折、一緒に歩いてくれる仲間を発見!
このワンちゃん、同じペースで道案内をするように歩いてくれるのです。
まるで「ついてこい」と言っているかのごとく、ズンズン前を歩いていきます。
横目に阿里山森林鉄道の線路を見ながら、テクテクと犬について歩いていきます。
線路伝いに歩いて、沼平駅へ到着しました。
ここは元々、阿里山駅として使われていた駅です。
駅前には、ちょっとした商店と阿里山閣大飯店があります。
ここでワンちゃんとお別れして、ズンズンと山の中へ入っていきます。
まずは姉妹潭。
大きな池と小さな池があって、こちらは大きな池の方。お姉さん池ですね。
ここから遊歩道を歩いていくと、面白い形をした切り株が色々出てきます。
まずはこちら。
豚の形に似ていませんか?
次はこちら。
ハート形に見えます。
2つの木が繋がっているので、永遠に一緒、だということです。
・・・カップルで見に来てください(^^;)
さらに森の中を歩いていきます。
いやー、森林浴って感じですね♪
途中、吊り橋を渡ります。
阿里山は、水がきれいなことでも知られています。
清流があちこちにあります。
この清流を使った特産品がワサビ。
お土産物屋さんに行くと、ワサビを使った商品が色々置いてあります。
しばらく歩くと、神木駅に到着しました。
ここが阿里山駅からの観光路線の終点になります。
ここにはかつて樹齢3000年以上のヒノキがあったのですが、落雷で一部がなくなり、さらに豪雨のため1996年に切り倒されてしまいました。
まさに神木という立派さだったようです。
#多分、私、見たことがあるはずですが、記憶にありません(^^;)
神木駅から、さらに遊歩道を歩きます。
このへんは標高2000mを超える場所ですので、雲にすっぽり覆われることもあります。
いやー、部屋の湿気も多いわけです(^^;)
遊歩道をしばらく歩くと、三代木と呼ばれる木があります。
一代目が朽ちて、その上に二代目の木が生え、そのさらに上に三代目の木が生えています。
不思議な現象です。
その近くには、また不思議な切り株があります。
象の鼻に見えませんか?(^^;)
こんな感じで、2時間ほど阿里山の中を散策しました。
いやー、フィトンチッドを相当吸い込みましたね(^^)
標高が高いので、高地トレーニングにもなっていますから、きっと結構な運動になると思います。
帰りがけに山の稜線を見ると、雲がかかってきれいな景色になっていました。
さて、今度は阿里山駅まで戻って、駅の周りを探検してみます。
続く。
阿里山は自然がいっぱい!