中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

2012/05/10(木)23:14

中国茶の学び方(1)-中国茶とは?

Welcome中国茶(13)

さて、みなさまGWは満喫されましたでしょうか?(^^) 「GWに台湾に行ってお茶にハマった」 という、お茶好き予備軍(笑)の方も、おそらくいらっしゃるのではないかと。 そこで、中国茶の学び方を、少し整理してご紹介したいと思います。 「中国茶をもう少し知りたいんだけど、どこから手をつけて良いのかよく分からない」 「勉強しようと思ったけど、なんだか難しそうで挫折した」 という方も、参考にしていただけると幸いです。 <はじめに>今回の連続記事では、中国茶を学ぶことの最初の目標を、 ・日本の中国茶専門店で、迷わず好みのお茶を買えること ・買ったお茶を、きちんと淹れられること ・中国茶のお茶会やお茶イベントで平然と振る舞えること(笑) に置きたいと思います。 非常にシンプルですが、なかなかの目標だと思います。 学ぶには学ぶなりの目標がなければ、いけませんからね! #ここまでが、私が何とかお伝えできるという限界でもあります(^^;) さて、「お茶を学ぶ」なんて言い出しますと、 「お茶なんて勉強する必要無いよ!」 とおっしゃる方(特にお茶屋さん)が結構いらっしゃいます。 自分が無意識にお茶を選び・淹れられるようになっている方ほど、そういう反応を示されるようです。 「お茶は、そんなに特別なものではない」と。 まあ、私もそう思います。 が、中国茶の幅広いラインナップの中から、好みのお茶を選んで上手に淹れるというのは、それなりのノウハウが必要なんです。 目の前にある、1,2種類のお茶を淹れるのならば、そんなに難しくないでしょうが。 たとえば、お茶を淹れる動作を簡単に分析してみますと、 ・お茶と茶器を選択する ・茶葉の適切な量を量る ・茶器を温める ・適温のお湯を注ぐ ・適切な時間蒸らす ・お茶を淹れ分ける という感じでしょうか。 これ、何気ない動作なのですが、1つ1つにコツがあり、そこを押さえていないと美味しく入りません。 中国茶は種類がたくさんある分、このコツをお茶によって変えないと行けないので、ちょっと難しい印象があります。 あと、茶器も見慣れないものを使ったりしますし。 既にできる人は、そうした動作を過去の経験や知識に基づいて、無意識のうちにやっているのではないでしょうか。 実はたくさんの情報やノウハウがバックにあって、身体が自然に動いている。 「身についている」というのは、そういうものです。 お茶は、既に日常に溶け込んでいる人にとっては、「たかがお茶」です。 が、急須がない家庭が一般的になってしまった現代社会においては「されどお茶」なのです。 こういう情報・ノウハウ・知恵というのを、きちんと伝えてもらわないと、初めての方は入ってこれません。 多少整理して、お伝えしていくという努力が必要ではないかと思います。 それも、チョロッと立ち話程度ではなく、じっくりと伝える場が。 なお、「中国茶を学ぶ」といっても、私が言っているのは、いわゆる「お勉強」や「お稽古ごと」ではありません。 日頃のお茶ライフを豊かにするための、ちょっとした「コツ」や「ワザ」「情報」を仕入れていくことです。 いわば、中国茶を楽しむための知識や技術を効率良く得るためには、どうしたら良いか? をちょっと考えてみましょう、というのが、今回の連続記事の趣旨です。 とはいえ、勉強し始めようと思って情報収集を始めると、茶芸師やらインストラクターやらという文字がチラチラ見えてきます。 そういうものが色々ありすぎるからか、「中国茶って何から始めたらいいのか、よく分からない」という声も聞きます。まずは整理してよ、と。 そのへんの混乱を少しでも緩和するために、何がどう違うのかというガイド的要素も含め、少し書いてみたいと思います。 ・・・盛りだくさんになりそうですが(^^;) では、スタートです♪ <そもそも、中国茶とは?>基本的に「中国茶」というのは、「中国で作られているお茶の総称」です。 場合によっては、台湾で作られている「台湾茶」もひっくるめて、中国茶と呼んだりします。 烏龍茶もプーアル茶もジャスミン茶もラプサンスーチョンも、あまたある緑茶も、みーんな中国茶です。 ・・・と書くと、お気づきかもしれませんが、実は「中国茶」というのは、むちゃくちゃ大ざっぱな分類なんです。 あまりに雑な分類過ぎて、中国茶が難しく感じられてしまっているのではないか、という弊害をビシバシ感じております。 お酒でたとえてみましょう。 一般に「日本酒」といえば、いわゆる「清酒」を思い浮かべるでしょう。 なので、「日本酒の美味しい飲み方を教えて!」と言われれば、「冷やか熱燗、ぬる燗でもいいねぇ」と、大体のイメージを伝えることができます。 用語の指し示す範囲が狭いと、コミュニケーションが取れるわけです。 ところが、「中国茶」というのは指し示す範囲が広いですよね? お酒に置き換えるならば、「日本酒」=「日本で作られているお酒全て」と言っているようなものです。 そうなってくると、いわゆる清酒だけでなく、焼酎やビール、泡盛、ワイン、ウィスキーにブランデーと、国産のものならいろんなお酒が混じってきます。 そういう状態で、「日本のお酒の美味しい飲み方を教えて!」「オススメの日本のお酒を教えて!」と言われても、困ってしまいます。 相手のイメージしているものが、どの種類のお酒か分からないとアドバイスが出来ません。 上記の文章の「日本のお酒」の部分を「中国茶」に置き換えてみて下さい。 気軽に聞いてしまったり、よく見かける表現ですよね。 でも、答えるのは、相当難しいということがよく分かるでしょう。 というわけで中国茶入門者は、まず最初に、 「中国茶には、どんなお茶の種類があるのか」 を大ざっぱに掴むことが必要です。 その手がかりになるのが、よく出てくる”六大分類”というやつです。 続く。 にほんブログ村 ぜひ↑クリック↑を♪これで期待度を測ります(笑) 

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