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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2016.01.08
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<中国茶団体が多いワケ>

中国の国家資格について触れましたが、日本の民間資格についても触れておく必要があると思います。

民間資格といっても、例えば日本茶なら日本茶インストラクター協会(かつては社団法人日本茶業中央会)が認定する「日本茶インストラクター」。紅茶なら日本紅茶協会が認定する「ティーインストラクター」など、業界を1つに束ねる有力な組織と認定資格があります。

が、日本国内においては、中国茶にはそのような絶対的な存在はなく、小さな団体が多数あるというのが現状です。ゆえに「ここが絶対的に強い」という資格はありません。
中国茶の資格を発行していたり、中国の国家資格への橋渡しをしている団体は、私の把握している限りでも11団体ほどあります。

多くの団体は中国茶の第2次ブームである2000年前後かそれ以降に設立されています。
量より質、知識面重視の流れから生まれたものです。


各団体の設立の母体になったのは、多くの場合、有力な中国茶専門店であったり、中国茶教室を行っている講師の方です。
NPO法人になっている日本中国茶芸師協会、中国茶文化協会などの例外を除けば、ほとんどは任意団体であり、事務についても、ごく一部の例外を除いて、設立母体の方が運営事務をこなしています。

各団体の活動状況には、だいぶ差があり、Webサイトがあってもほとんど更新されない、というところも結構あります。


こうした団体が数多くある理由ですが、「中国側と色々なお付き合いをする上で、個人名やお店の名前だと都合が悪い」という実務的な面が、かなり大きいです。
さらに「店名を表に出すよりも、中立的な「協会」という立場を取った方が、活動にも幅ができる」という狙いもあります。


そもそも、中国側の茶業関連団体が、所管官庁の違いで複数あるという事情もあります。
例えば中国の国家資格講座を開講できる中国の団体には、農業部管轄の中国茶葉学会・中国国際茶文化研究会、民政部管轄の中国茶葉流通協会と所管省庁によって分かれています。
中国側でも一本化できていないので、日本側も一本化するのはなかなか難しいのです。

なにより、こうした団体と各お店や教室の先生方が人間関係を構築するという、極めて属人的なお付き合いで様々な交流が実現していますし、複数の先生が絡むとなると調整だけで大変なことになるので、この構図はしばらく変わらないと思います。

中国の国歌資格証書(4級)



そんな中でも、2005年に設立された日本中国茶普及協会は、業界の統一団体を目指すという試みがなされました。
が、大口の会社に議決権が多く割り与えられる会員制度など、取り扱い量がモノを言う業界団体の体質が強く、第2次ブームを牽引した方々からの賛同は得られなかったようです。

”中国茶を広めたい”という総論では、どこの団体も一致するのですが、その先の具体論になると、これまでの経緯もあり、かなり開きがあるというのが現状です。


<プログラムと実力には、かなりの差が>

どの団体も基本的には、その団体の教育プログラムを受講し、試験なりを行って認定を行うという流れになっています。

ただ、前述したように日本国内の教育プログラムは、あくまでその指導講師の匙加減で決まっているところが多いので、内容はかなりバラツキがあります。
ある団体では通用しても、隣の団体では通用しないこともあります。

ほぼ、「プライベート資格」というおもむきなので、実力も千差万別。
中には、「これでインストラクターを名乗らせるのですか?」と思う程度のプログラムもありますし、そんな有資格者の方も、たまに見かけます。


そもそも、中国茶の世界は幅広いので、”短期間で講師に育成”というのは、かなり無理があります。できないことをできるように見せかけているなら、資格ビジネスだと断ぜざるを得ません。

半年や1年程度の学習では、せいぜい全体像を俯瞰し、勉強の糸口をつかむ程度までです。
そこから、自分自身でどれだけ勉強し、経験を積めるかが勝負です。

本当の意味で指導できるレベルになれるまでは、最低数年は必要かな、と思います。
二しか知らない人が一を教えるのと、十を知っている人が一を教えるのとでは、全然違いますので。
もっとも、自分で楽しむだけなら、もちろん半年や1年でも全然問題無いのですが。
#ただ、そのレベルであれば、インストラクターなどと名乗らせるべきではないのでは?


<中国茶を学んだ人の数は、かなりの数に>

ややもすると資格ビジネス化しているケースもあり、色々問題はあると思いますが、様々な団体が全国各地で活動することで、中国茶をある程度、体系的に学んだ人が増えたということも事実です。

具体的な数字を出すと、華泰茶荘系の中国茶インストラクターで約300名、中国茶普及協会のインストラクターも同数程度を既に輩出していると聞いていますので、その他の団体もあわせると1000名以上の有資格者の方がいると思います。
これと重なることが多いですが、茶芸師や評茶員の資格取得者も同じくらいいらっしゃるでしょう。

また、中国や台湾、さらにはシンガポールなどに駐在された方でも、日本語の通じる中国茶教室に通い、中国茶を習って帰国されるケースも良くあります。
中には茶芸師などの国家資格だったり師範資格まで取得されて帰国されるという例も最近、よく耳にします。

こうした方々まで含めると、何らかの形でかなりのレベルまで中国茶を学んだ方というのは、第2次ブームの時代よりも確実に増えています。

組織や団体で縦割りになるのではなく、そうしたものを超えて協力できるような場があれば、大きな可能性に繋がるのではないかと思います。



続く。


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Last updated  2016.01.09 00:34:12
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