「歩きつなぎの旅」の記録

2022/05/26(木)13:02

【支線の旅21日目/栃木3日目】管田(栃木県足利市)→赤見温泉(栃木県佐野市)

(完結)支線の旅(39)

2010年11月20日(土)晴時々曇 07:52東武鉄道足利市駅着、08:00発佐野市営バス足利線に乗り換える。08:20管田にて下車、前回の続きを歩き始める。 20分ほどで首都圏自然歩道に合流する。ここは2005年01月の「首都圏自然歩道31日目」で歩いている。当時はなかったが、現在、北関東自動車道の建設工事中。大分出来上がっている。 北関東道は塩坂集落の奥で塩坂峠トンネルへ。その脇から塩坂峠の山道に入る。木杭の上に動物の頭骸骨、・・・・・形と大きさから推測すると、たぶんイノシシのものだろう。 山道はつい最近手入れされたようで、とても歩き易い。落ち葉を掃いた箒の跡まで残っている。登るにつれて植林が雑木林に変わり、明るくなってゆく。09:20塩坂峠。 南へ続く首都圏自然歩道を離れ、この峠から尾根を北へ向かう。枯れ葉に覆われて踏み跡が分かり辛いが、道標もあるし、尾根さえ外れなければ大丈夫。所々に展望の利く場所があり、快適な尾根歩きになる。東側に見えるゴルフ場は、少々目障り耳障り。 乾いた落ち葉のにおいに秋を感じながら、いくつも小ピークを越える。となりの尾根の紅葉がきれい。10:20山王山分岐。ここを東に折れ、寺久保山へ向かう。 あまり歩かれていない感じの尾根道は、次第にヤブ漕ぎに変わる。ヤブの中に途切れ勝ちな踏み跡を、よく確かめながら進む。掻き分ける笹にイバラが混じり、腕に幾筋も擦り傷ができてしまう。 10:55寺久保山山頂(357m)。苦労して登ってきたのに、木々に囲まれて展望ゼロ。あるのは三角点と古い道標だけ。留まる気にならない陰気な山頂だ。こんな山だから訪れるハイカーが少なく、山道が荒れてしまうのだろう。 コンパスで方角を確認し、般若峠ルートを下山開始。踏み跡が何とも心許ない。またしてもヤブ漕ぎ。けもの道のような踏み跡はヌタ場を過ぎ、やがて行き止まり。地形・方角に照らしたところ、ルートを誤っている。途中まで引き返し、目印テープを見つけて軌道修正する。 尾根道は開けた崖の上に出る。小さなプレートに「見晴台」、今日一番の景色。これから下る尾根を一望できる。設置されたロープを頼りに、岩場を急下降。 ヤブ漕ぎ混じりの薄暗い道をたどる。般若峠と思われる地点まで来たものの、尾根を離れて寺久保へ下る道が見つからない。折り重なる倒木の先まで探し、何とか目印テープを発見する。 ところが、ここから先が倒木の連続で大荒れ。早くここから脱出したい一心で、乗り越えたり潜ったり。12:15やっと寺久保集落まで下り着く。計画以上に時間と体力を使ってしまった。次回の起点を予定しているバス停の発車時間に間に合いそうもない。 どうしたものと考えながら急いでいると、予定とは別の路線のバス停に出くわす。しかも、あと10分ほどでバスが来る。12:40赤見温泉バス停を今日の終点とする。12:46発の佐野市営名水赤見線ワンボックスバスに乗車、13:27東武鉄道佐野駅。13:29発の電車で帰途に就く。 管田→赤見温泉:12.6km

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