「歩きつなぎの旅」の記録

2013/07/18(木)11:15

【 北海道一周徒歩旅行 25日目 】 東梅(根室支庁根室市) → 納沙布岬(根室支庁根室市)

(完結)北海道一周徒歩旅行(77)

2013年07月09日(火)晴のち曇 04:30 起床。パンと紅茶で朝食。05:30 「民宿 風蓮」を出発する。国道44号線に出て間もなく、「野付風蓮道立自然公園」のトイレ施設。野営適地である。温根沼(おんねとう)大橋を渡る。濃霧で天気が分からないけれど、かなり涼しい。 緩い起伏を繰り返しながら、国道は根室半島の北側に続く。道標のなかに、ロシア語のものが見られる。実用なのだろうか、それとも観光用なのだろうか・・・・・。06:45 幌茂尻。霧が晴れて、青空が広がる。08:00 過ぎ、根室市街地に入る。コンビにでパンとジュースを調達。ついでに新聞の天気予報欄をチェックする。明日は「曇のち雨」。 08:10 根室市街地で国道44号線は終点になる。釧路に起点があるこの国道のほぼ全線( 124.8 km )を、今回の旅で歩いたことになる。道は道道35号線に変わり、根室の街を離れ、根室半島の南側へ向かう。再び霧が濃くなり出した。 霧の向こうに居酒屋「お母婆(おかば)」が見える。この店ではライダーハウス(RH)もやっていて、1500円以上の食事をすれば、無料で宿泊できる。こんな田舎道なのに、歩道が異常に広い。トラックが通れるほど。歩行者にとって有難いことではある。 10:15 双沖(ふたおき)入口バス停、パンとジュースで昼食休憩にする。納沙布岬までのバス停は、扉の閉まる居住性の高いものが多い。なかでも歯舞(はぼまい)の「ふらりバス停」が一番立派。テントで寝るより快適に過ごせそうだ。11:40 コンビニで飲料を調達。 商店の看板に「本土最東端の店」とある。「日本最東端」になっていないのは、北方領土のことがあるからだろう。珸瑤瑁(ごようまい)を過ぎ、13:30 今日の終点・納沙布岬に到着する。「北海道一周徒歩旅行」における、地図上のチェックポイントのひとつである。 ちらほら観光客の姿が見える。海産物の土産物屋が数軒あるが、どこも暇そうだ。納沙布岬灯台を見物。霧のため、歯舞群島は望むべくもない。今日はこの岬のどこかで野営するつもり。途中で見た納沙布神社の軒下にでもテントを張ろうか、と歩き出したところ・・・・・。 黄色い「鈴木食堂」の建物の隣に、「ライダーハウス」の文字が目に留まる。こんなところにライダーハウスがあるとは知らなかった。食堂に入って聞いてみる。「歩いて旅してるんですけど、泊まれますか」、「ええ泊まれますよ」、「いくらですか」、「600円です」、「1泊 お願いします」。 おばさんが部屋に案内してくれる。外見はボロだけれど、中はけっこうきれい。12畳くらいの広さだろうか。テレビやストーブもある。水道は屋外。今日はライダー1人の予約が入っているそうだ。足のメンテナンスをする。 15:00 頃、ライダー氏が到着。福岡の男性 N上さん、37歳、現在無職とのこと。主にテントとライダーハウスを利用して、北海道を旅している。「ライダーハウス、初めて泊まるんですよ」、「普通は1000円くらいだから、ここは安いですよ。布団もあるから、お得ですよ」 とN上さん。夕食はアルファ米とカレーポット。N上さんの焼酎をご馳走になる。20:00 就寝。「鈴木食堂 ライダーハウス」、素泊 600円。 東梅 → 納沙布岬 : 35.0 km ( 北海道一周徒歩旅行累計 920.1 km )

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