「歩きつなぎの旅」の記録

2015/12/05(土)11:33

【 周遊の旅(ルート1) 26日目 】 静岡駅(静岡県静岡市葵区)→ 小島町(静岡県静岡市清水区)

(完結)周遊の旅(ルート1)(44)

2015年11月30日(月)薄曇のち快晴 東京駅 05:20 発のJR東海道線に乗車する。沼津駅で乗換え、08:29 前回の終点・静岡駅にて下車。運賃 3350円。08:45 今回の旅をスタートする。天気は薄曇。予報によると、これから晴れるようだ。コンビニで昼食と飲物を調達する。 静岡駅の北西1kmほど、「駿府城公園」に立ち寄る。江戸時代 駿府城は三重の堀に囲まれていたが、現在 中堀と外堀が往時の姿を留めている。櫓と門は、平成になってから静岡市が復元したもの。中堀の内側は、公園として整備されている。 市街地を東に抜け、「日本平」へ向かう。地名の由来は「日本武尊が東征の際、草薙の原で賊の放った野火に遭うが、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ、三種の神器のひとつ 草薙剣)で周囲の草を薙ぎ、迎え火を起こして難を退けたところから」とされる。 日本平にはハイキングコースがいくつも設定されている。10:10 そのうちの「動物園ルート」から丘陵地に入る。しばらく歩くと、「陸軍稲荷」という小さな祠。解説板に「歩兵三十四連隊の兵が、この山で演習中 狐を捕え飼育したところ凶事多く、元の山に放し陸軍稲荷として祀る」とある。 農道を緩く上ってゆく。予報の通り、空は快晴。振り返ると、茶畑の向こうに静岡の街が見える。北東方向には富士山。茶畑の農道から樹林の山道に変わる。10:50 「平澤寺」の長い石段を上る。山道は、人ひとりがようやく通れる狭い切り通しを抜けてゆく。 11:20 馬走(まばせ)分岐、おにぎりとジュースで昼食休憩にする。杉林の「馬走コース」を下り、12:20 上原で県道407号線に出る。三保の松原越しの富士山の図柄、旧清水市のマンホールを見つける。清水市は2003年に静岡市と新設合併し、静岡市清水区になっている。 清水市街を歩く。路傍の道標に「是より志三づ道」と読める。「志三づ」は「清水」のこと。更に進むと今度は、ちびまる子ちゃんの絵の「清水名物 くりた せんべい」の店。栗田せんべい本舗は、創業明治30年の老舗らしい。静岡市と合併して10年以上経つも、「清水色」が濃い。 13:45 道は国道1号線に合流、東海道17番目の宿場・興津(おきつ)宿へと入ってゆく。しばらく行くと、純和風建築の「興津坐漁荘(ざぎょそう)」がある。元老の公爵・西園寺公望が1920年(大正9年)に建てた別邸。老朽化のため愛知県犬山市の明治村に移築され、1970年から公開されている。現在この地にあるのは、2004年に復元したものだという。 興津のスーパーで食料・飲料を調達。14:40 国道1号線から北へ折れ、旧道に入る。「身延道入口」の道標が見える。身延道は興津で東海道から分かれ、甲府相生で甲州街道につながっている。旧道を2kmほど歩くと、国道52号線に合流する。 15:45 今日の宿・興津川畔の「民宿 あこがれ亭」に到着する。ゆっくり入浴。日が暮れると、急に冷えてくる。夕食はサバの塩焼き・レバニラ炒め・あんかけ茄子挟み天・助六寿司。20:00 就寝。「民宿 あこがれ亭」、素泊 4860円。 静岡駅 → 小島町 : 27.9 km( 周遊の旅(ルート1)累計 826.4 km )

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