「歩きつなぎの旅」の記録

2015/12/08(火)14:40

【 周遊の旅(ルート1) 28日目 】 荒田島町(静岡県富士市) → 重寺(静岡県沼津市)

(完結)周遊の旅(ルート1)(44)

2015年12月02日(水)曇一時晴 05:15 起床。稲荷寿司とインスタント味噌汁の朝食。06:20 「ふじみ旅館」を出発する。曇り空。東海道新幹線の高架をくぐり、国道139号線から県道171号線に入る。河合橋を渡ったところで、道は県道170号線に変わる。 06:55 JR東海道線の鈴川踏切を越える。踏切手前に「東海道」の標識。かつての東海道を行く。県道380号線に合流すると、俄かに交通量が多くなる。歩道が狭くて歩きづらく、「旧街道を歩く」という雰囲気ではない。 07:50 沼津市に入る。地図を見ると、海岸沿いに防潮堤があり、その上を歩けそう。松林を横断し、防潮堤に上がる。しばらく歩いてみるが、景色に変化がない。単調さに退屈してしまう。防潮堤と県道380号線の間の松林に、遊歩道らしものが見えるので、そちらに降りてみる。 この松林は「千本松原」といい、富士市から沼津市にかけて約10km続いている。松原のなかを遊歩道は、蛇行しながら延びる。土と松葉の感触が、足に優しい。江戸時代の東海道は、こんな感じだったのだろうか。 「歩いて旅行してるんですか?」、声を掛けられる。両手にストックを持ち、ウォーキングスタイルの女性。この松林を毎日5km歩いているそうだ。72歳という。千本松原ができた経緯について聞いたり、旅行のことを話しながら、30分ほど並んで歩く。 女性と別れた後、09:35 松林に5羽のニワトリを発見する。毛並みがよく、丸々と太っている。飼われている様子はないので、野良だと思われる。こうして生きているところをみると、ネコなどの襲撃を受けても撃退できるほど生命力が強いのだろう。 10:50 国道414号線に出る。吉野家発見。牛丼並で昼食にする。お茶が美味しいので「お茶、もらえますか」と頼むと、湯呑茶碗に注ぎ足されるのではなく、もう一杯 別の湯呑茶碗が出てきた。吉野家は、そういうシステムらしい。 国道414号線は、歩道が狭くて交通量が多い。歩きづらい道。沼津市のマンホールを見つける。図柄は富士山と愛鷹山、市の木・マツ、市の花・ハマユウ。富士山周辺自治体のマンホールには、富士山を描くのが「お約束」と言える。 12:25 県道17号線に入り、交通量が少なくなる。今回の旅の終点・口野バス停まで200mほどの地点で、沼津駅行きのバスが発車するのが見えてしまう。次の便は30分後。待つのは時間の無駄なので、もう少し先のバス停まで進んでおくことにする。 12:55 重寺(しげでら)バス停。ここを今回の旅の終点にする。2泊3日で91.6km。13:00 発の東海バスに乗り、13:32 JR沼津駅。運賃 670円。13:44 発の東海道線に乗り継ぎ、熱海・新橋で乗り換え、16:10 自宅に帰り着く。運賃 2270円。 荒田島町 → 重寺 : 28.8 km( 周遊の旅(ルート1)累計 890.1 km )

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