｢歩きつなぎの旅」の記録

2018年07月13日（金）薄曇


今日の東京都心の最高気温は３３.８℃ 。予報によると明日から数日はもっと暑くなるようなので、歩きめぐりに出動する。今回歩くのは、豊島区の東池袋３～５丁目。09:25 大塚５丁目交差点 、【 東京歩きめぐり　第１１２回 】を歩き始める。

東池袋５丁目。「なまず広場」に立ち寄る。この辺りは住宅密集地で、防災などを目的とする大規模公園を整備するのが難しく、地域のあちこちに小規模の辻広場（ポケットパーク）が造られるようになったらしい。名前の由来は「防災～地震～なまず」ということのようだ。



「日出優良商店会」の通りを行く。商店会名は、旧町名の「日出町」に由来する。交通の便の良い地域だが、廃業した店舗が多く寂れた雰囲気。住民が減っているのだろうか。化粧品の「あんぱちや」は、建物全体を覆う蔦がお見事。



「都電 荒川線」の踏切を越え、東池袋４丁目を歩く。路地裏に立派な石垣がある。調べてみたところ、 これは 1895年（明治２８年）に完成した、かつての「巣鴨監獄」のもの。当時 石垣の足下には、水窪川の流れがあったという。



「東池袋交番」は池袋で２番目の「フクロウ交番」。2014年のリニューアル時、この外観にしたらしい。因みに最初のフクロウ交番は、2005年に移転開所した「池袋駅東口交番」。

東池袋３丁目。「サンシャイン６０」に隣接する「東池袋中央公園」の一隅に、「永久平和を願って」と記した石碑が建立されている。1945年 アメリカ陸軍はここにあった東京拘置所（旧巣鴨監獄）を接収し、「巣鴨プリズン」と称した。



石碑がある場所は、巣鴨プリズンの絞首台跡地。極東国際軍事裁判（東京裁判）で死刑判決を受けた東条英機ら７人のＡ級戦犯も、ここで処刑された。10:40 池袋六ッ又交差点 、【 東京歩きめぐり　第１１２回 】はここで終わり。


大塚５丁目交差点 → 池袋六ッ又交差点 ： ５.４ ｋｍ