「歩きつなぎの旅」の記録

2022/04/14(木)09:34

【 東京歩きめぐり 第227回 】 寿 駒形

(完結)東京歩きめぐり(256)

2022年04月13日(水)晴 先週末から東京では最高気温が25℃前後まで上がり、初夏の陽気が続いている。予報によると、明日は一転して雨降り。14℃位までしか上がらないらしい。今回歩くのは、台東区の寿3~4丁目・駒形1~2丁目。08:25 寿3丁目交差点 、【 東京歩きめぐり 第227回 】を歩き始める。 寿3~4丁目。「廣澤稲荷神社」を訪れる。江戸時代、神社は下総国(現在の千葉県)佐倉藩堀田家中屋敷の馬場の一隅に鎮座していたと伝わる。幕末の切絵図では、中屋敷が「堀田豊前守」と記されている。 「本社三島神社」は 1281年(弘安4年)元寇の際に活躍した鎌倉幕府御家人の河野通有(みちあり)によって創建された神社が起源という。1710年(宝永7年)現在地に遷座。狛犬が沖縄のシーサーのように見える。幕末の切絵図には「明神」「三島門前」とある。 「黒船稲荷神社」を訪れる。940年(天慶3年)平将門の乱を平定した平貞盛・藤原秀郷により創建されたという。財藤原秀郷が宝を積んだ黒船に白狐がいる霊夢を見て勧請したと伝わる。幕末の切絵図には「黒舩町代地」「⛩」が記されている。 駒形1~2丁目。駒形の地名は「駒形堂」に由来する。かつての駒形堂は現在地より80mほど南(台東区駒形2丁目)にあったが、1923年(大正12年)関東大震災により焼失。駒形橋西詰北側(台東区雷門2丁目)に移転した。幕末の切絵図には「駒形堂」「駒形町」とある。 国道6号線(かつての日光・奥州街道)に面して 1801年(享和元年)創業の「駒形(こまかた)どぜう」がある。「どぜうなべ」「どぜう汁」で知られる。本来 泥鰌は「どぢやう」と表記すべきところを、縁起の良い奇数文字の「どぜう」としたのは、初代越後屋助七の発案。 駒形どぜうの少し南に「諏訪神社」が鎮座する。創建年代は不詳ながら、後冷泉天皇の御代(1045~68年)とも、承久の乱(1221年)の後とも伝わる。鎌倉時代中頃に諏訪信仰が関東に広まり、諏訪大社は鎌倉幕府から尊崇を受けていた。幕末の切絵図には「諏訪社」「諏訪町」とある。 09:10 駒形橋西詰。「駒形橋」は関東大震災後の復興計画により隅田川に架橋。竣工は 1927年(昭和2年)。それまでは「竹町の渡し(駒形の渡し)」があった。幕末の切絵図には「竹町之渡」とある。【 東京歩きめぐり 第227回 】はここで終わり。 寿3丁目交差点 → 駒形橋西詰 : 3.0 km

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