｢歩きつなぎの旅」の記録

[（完結）関東外周山つなぎの旅] カテゴリの記事

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  関東外周山つなぎの旅　総括

  「関東外周山つなぎの旅」は、「首都圏自然歩道」ルートの外側の山をつないで歩いてみようという企画で、2005年11月19日伊豆天城高原をスタートしました。ルートの選択・交通機関の確保・宿泊地の決定・実行する季節の問題など、当初予想していた以上の難しさ。これまでの旅の経験を総動員することで、どうにか歩き通すことができました。一番の難所だったのは、2007年05月26日～27日の谷川岳。なかなか計画を実行に移せず、後回しにしていた区間でした。不明瞭なトレース、濃いガス、予期していた以上の残雪・・・・、ガスで見えない雪の谷の白さに、ちらっと「遭難」の文字が見えたような気がしました。途中断念も十分あり得ることと考えていた「関東外周山つなぎの旅」なので、今はほっとしているところです。歩行日数　６０日（2005年11月～2008年12月）歩行距離　１１１６．９ｋｍ

  2008.12.10

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  【関東外周山つなぎの旅６０日目】友部駅（茨城県笠間市）→半田（茨城県石岡市）

  2008年12月06日（土）晴時々曇06:43ＪＲ常磐線友部駅着、前回の続きを歩き始める。冬の日には珍しく空気に潤いがあるのは、前日の雨のおかげ。息が白くなる。常磐線沿いの静かな道を行く。交通量の多い国道３５５号線を、07:50下郷で県道２８０号線に折れる。この県道は６ｋｍほど先で行き止まり、通るのは谷奥の砕石場から来るダンプくらい。これから登る難台山が真正面に鎮座する。山間に入るに従い、晴れていた空が曇り空に変わる。08:50長沢集落、ここから山道になる。半ばにある「すずらん群生地」までは、オフロードバイクでも上れるような道。解説板によると、すずらんの花は５月らしい。針葉樹の植林地を抜け、すっかり葉を落とした広葉樹林。「寒々としている」と言うひともいるけれど、個人的にはとても好きな景色だ。今日のは湿っているが、脛まで埋まる乾いた落ち葉の道も気持ちいい。09:30防火帯を兼ねた広い尾根道に出る。ポツリポツリ、ハイカーと行き合う。09:50難台山頂上（５５３ｍ）、和菓子にお茶でひと休み。こちらの尾根の西隣りに連なるのは筑波山・加波山など、木々の間からその山並みを望む。雨上がりなのにくっきり見えないのは、風が弱いからだろうか。 団子石峠まで降りると、尾根道は舗装林道と交差する。この先も尾根道は続くが、ここで離脱して車道を下る。初冬の林間を気持ちよく歩いていたら石岡警察署の立て看板、・・・・背筋が寒くなる。11:25瓦谷集落、県道４２号線を行く。適当な休憩場所が見つからないので、パンと紅茶の昼食は田圃の畦道。陽が当たっているから暖かい。12:30柿岡、ここから県道６４号線を南下。 13:40今日の終点・半田に到着。ここは2005年07月17日の「首都圏自然歩道４０日目」で通ったところ。この地点を以って「関東外周山つなぎの旅」の完結とする。13:59発の関鉄グリーンバスでＪＲ常磐線石岡駅へ、14:29発の電車で帰途に就く。友部駅→半田：３０．９ｋｍ

  2008.12.06

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  【関東外周山つなぎの旅５９日目】額田駅（茨城県那珂市）→友部駅（茨城県笠間市）

  2008年11月01日（土）快晴 07:43ＪＲ水郡線額田駅着、前回の続きを歩き始める。朝晩冷えるようになったせいか、ちょっと風邪気味。家でゴロゴロしていようかとも考えたけれど、せっかくの３連休・・・・今日は平地歩きの楽なコースだし、天気も上々なので出動してきた。刈り取りの終わった田圃のほかに、立ち枯れて茶色くなった畑が目に付く。よく見ると大豆らしい。大豆は枯らして乾燥させてから収穫する作物のようだ。地図に載っている道がなくなっていて地形と地図を見比べていると、「そっちは行けないよ。あっち」畑のおばちゃんが教えてくれる。水郡線を渡り、常磐道をくぐる。民家の庭先に鯉のぼりのポールらしきものが立っていて、先端にミラーボールのような飾りが付いている。この辺りの鯉のぼりはこういう形なのだろうか・・・・正体不明だ。09:10豊喰（とよばみ）で国道１１８号線を越える。今日のような日差しの暖かい初冬の日を「小春日」というのだろうが、だいぶ北風が強い。那珂川に架かる吹きっさらしの国田大橋、帽子を押さえながら渡る。 国道１２３号線を越えたところから、常磐道脇を行く。騒音さえ気にしなければ、高速道路脇の田舎道もそんなに悪くない。カマキリが道の真ん中をのんびり横断中。１１月ともなると、カマキリもすっかり枯葉色だ。10:40紅茶とパンで昼食休憩。11:55中原で旧・国道５０号線に合流。車の流れは新・５０号線に移り、旧道は何となく寂れた感じ。13:10今日の終点・ＪＲ常磐線友部駅に到着、13:14発の電車で帰途に就く。額田駅→友部駅：２８．４ｋｍ

  2008.11.01

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  里川と久慈川の「沈下橋」

  地図で見ると、頼りない橋が２本連続しています。里川と久慈川を渡る橋。「関東外周山つなぎの旅５８日目」でのこと。地図に載っている頼りなさのとおり、両方とも乗用車１台がようやく通れる程の幅しかありません。しかも、里川に架かるほうは木製　・・・・。里川のが「新落合橋」、久慈川のが「落合橋」という名前のようです。橋脚が短く欄干が低い構造、こういう橋を他所でも見たことあるような　・・・・そう、高知県・四万十川の「沈下橋」。帰って調べてみると「久慈川水系には、いくつかの沈下橋が存在している」という記述。関東地方では、茨城県に多く残っているようです。「新落合橋」は、「映画『フラガール』のロケにも使われた」という記述もありました。

  2008.10.29

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  【関東外周山つなぎの旅５８日目】常陸多賀駅（茨城県日立市）→額田駅（茨城県那珂市）

  2008年10月25日（土）曇 07:27ＪＲ常磐線常陸多賀駅着、前回の続きを歩き始める。天気予報では晴れると言っていたのに、空一面灰色の雲。これから晴れてくるのだろうか・・・。国道６号線を越え、街を外れる。平地から谷筋に入ると、急に寂しい林道に変わる。谷を跨ぐ常磐道の下を通り、更に奥へ進む。道が未舗装になり、通行止めゲート。車３台と数人のおじさん、これからキノコ採りのようだ。尾根まで上がれば山道があるはずだが、なかなか見つからない。どこかで見落としたのかと不安になるころ、08:25「←風神山　高鈴山→」の道標に着く。ハイキングコースを風神山へ向かう。標高２５０ｍ前後の尾根を登降する山道だが、雑木林に遮られて展望は全く得られない。道標のない枝道・巻き道が多く、勘を頼りに進路を選ぶ。半ばを過ぎる辺りから軽装のハイカーがちらほら、地元のひと達が気軽に来るコースらしい。09:25風神山（２４２ｍ）、東屋でひと休み。天気は相変わらず曇、ここも展望なし。風の袋を背負った漫画チックな「風神の碑」をデジカメに収める。下りは舗装路、国道６号線に出る。 国土地理院５万分の１地形図では、この辺りに日立電鉄線が載っている。そういう路線があること自体今回はじめて知ったのだが、すでに2005年の廃線。かつて踏切のあった場所を通ると、レールを取り払われた跡地に雑草が伸び、そういう路線の存在したことさえ地図がなければ分からなくなっている。稲刈りの済んだ田圃の一本道、垣根にぶら下がったカラスウリは鮮やかなオレンジ色に。11:00里川と久慈川、ふたつ続けて沈下橋を渡る。前日の雨で水嵩が増し、水は濁って黄土色。何が釣れるのか知らないが、里川には釣り人が竿を並べる。予定より１本早い便に間に合いそう、足を早める。12:00今日の終点・水郡線額田駅に到着。昼食のパンを紅茶で掻き込む。12:09発の電車で帰途に就く。天気予報は大はずれ、青空は一度も顔を見せなかった。常陸多賀駅→額田駅：２２．７ｋｍ

  2008.10.25

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  大菅鉱泉 「里美屋旅館」

  宿を決めるとき、近くで食料調達が難しい場合を除いて、「素泊」で予約することにしています。食事はコンビニ弁当で済ませ、旅費を節約するためです。「関東外周山つなぎの旅５６日目」で泊まった大菅鉱泉も、５００ｍほど離れたところにコンビニがあるので、「素泊」で予約するつもりでした。２軒ある旅館のうち、先に電話した「里美屋旅館」・・・「素泊はやっていないんですよ」という応え。これまでいろんな宿を予約してきましたが、素泊を断られたのは多分はじめて。で、もう一軒の「元湯旅館」に電話しました。「土曜日は満員なんです。日曜なら空いてますよ」。・・・というわけで、「里美屋旅館」夕食付で６０００円になった次第。旅館の夕食は久しぶり。鮎の塩焼き・鰹のたたきはありきたりでしたが、こんにゃくの刺身と煮込みうどん（麺が不揃いに太く、もちもちした歯ごたえ。多分うどんではないと思う）に地元の食材を使い特徴を出していました。たまにはこういう贅沢もいいでしょう。

  2008.10.14

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  【関東外周山つなぎの旅５７日目】大菅（茨城県常陸太田市）→常陸多賀駅（茨城県日立市）

  2008年10月12日（日）晴 05:00起床、助六寿司で朝食。05:50「里美屋旅館」を出発する。夜の間にぐっと下がって気温は１０度、手がポケットに行ってしまう。手袋を持ってくればよかった。里川に沿って国道３４９号線を南下、交通量はまだ少ない。06:50上坪のコンビニで飲物を調達、旅館で汲んできた水は捨てる。ここで国道を折れ、県道３６号線を上る。秋晴れの太陽に照らされて暖かくなってくる。頂上に高い塔のある山が正面に・・・あれがこれから登る高鈴山だろう。07:40御岩神社、鬱蒼とした杉木立はいかにも神域らしい雰囲気。本殿の脇が山道の起点、沢伝いの急登を経て森々たる「奥ノ院」に至る。更に登ると杉林が雑木林に変わり、「直登コース」と「迂回コース」に分岐。「直登コース」を進むものの、大岩に行く手を阻まれる。赤い目印テープを頼りに廻り込もうとするが、一般ハイカーが利用するとは思えない足元の悪い岩場をだんだん下って行ってしまう。諦めて「迂回コース」に引き返す。ぐるっと遠回りして出たのは広い尾根道、両側とも木々が茂って見晴らしは利かない。緩やかな登りが続いて、09:00高鈴山（６２３ｍ）山頂に着く。麓から見えたのは雨量観測塔、よくある通信関係の鉄塔の倍ほどもありそう。北西方向に開けた展望テラスでひと休み。東には太平洋も遠望、・・・「関東外周山つなぎの旅」も年内には完結できそう。 しばらくコンクリート舗装道を下った後、再び山道に入る。途中、未舗装林道も経由しながら標高を落としてゆく。熊鈴の音がして、今日初めてのハイカーと挨拶。「コ」の字型にずらりと石仏が並ぶ「百体観音」でひと休みする。解説板によると、各地の観音巡礼札所のミニチュア版とのこと。10:30「おむすび池」で広い林道に出る。ここから「助川山市民の森」になり、ハイカーが多くなる。11:10山道が終わり、麓の住宅地に変わる。国道６号線を越え、日立市街を南へ。12:15今日の終点・ＪＲ常磐線常陸多賀駅に到着、12:17発の電車で帰途に就く。大菅→常陸多賀駅：２６．９ｋｍ

  2008.10.12

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  【関東外周山つなぎの旅５６日目】袋田駅（茨城県大子町）→大菅（茨城県常陸太田市）

  2008年10月11日（土）曇のち晴一時雨 08:44ＪＲ水郡線袋田駅着、前回の続きを歩き始める。久慈川に沿って大きく蛇行する国道１１８号線、３連休初日のため大型観光バスが何台も通る。歩道のあちこちに栗のイガが落ちているが、目ぼしい実はすでに拾われ、残っているのはせいぜい小指サイズ。09:50頃藤で国道を離れ、中学校の裏手から山道に入る。道は整備されているけれど、蜘蛛の巣が多い。利用するハイカーが少ないようだ。３０分ほど雑木林を登ると尾根道は舗装林道と交差した後、廃道に近い未舗装林道に出る。長福集落を抜け、10:50簡易舗装路の行き止りに着く。ここが「男体山登山口」、駐車スペースに車はいない。「男体山」というと頭に浮かぶのは日光の男体山だが、こちらは「奥久慈男体山」。麓からも望める切り立った岩峰、その上の山頂まで急登が続く。山道から少し色づき始めた木が見られるものの、紅葉の見ごろはまだまだ先のようだ。11:45男体山頂上（６５４ｍ）。一角を占める通信施設が目障りなのを除けば、ぐるり３６０度の山々を眺められる。周囲に高い山がないお陰で、標高の割りに良好な展望。ちょっとお得な山頂という感じ。パンと紅茶で昼食休憩をとる。 下山は大円地越を経由するルート。登りで使ったルートより歩き易く整備されているところをみると、こちらがメインルートなのかも知れない。さっきまで曇っていた空が、どんどん青空に変わる。12:35車道まで下り着く。３連休にもかかわらず、ひとりのハイカーにも出会わなかった。山奥に数軒だけの持方集落。葉をすべて落したりんごの木に実だけが鈴なりで、紅梅のよう。峠を越え、13:40入合で国道４６１号線に出る。この時期、道端でよく目にするのがセイタカアワダチソウ。うまく名前を付けたもので、ひょろひょろとひとの背丈より高く、泡立つみたいに黄色い花をつける。 14:40馬次、ここからまた峠越え。下った折橋のコンビニで食料・飲料を調達する。ここで雨が降り出し、傘の出番。交通量の多い国道３４９号線を逃れ、里川対岸の田舎道を行く。16:40今日の宿・大菅の里美屋鉱泉旅館に到着。早速湯に浸かる。純和風の夕食で満腹になり、21:00就寝。「里美屋旅館」、夕食付６０００円。袋田駅→大菅:３４．６ｋｍ

  2008.10.11

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  日輪寺入口で見た遍路姿

  日輪寺入口に張ったテントでラジオを聞いていると、「チリ～ン、チリ～ン」と鈴の音がしました。09月13日の「関東外周山つなぎの旅５４日目」、八溝山でのこと。日輪寺からここまでハイキングコースがつながっているので、熊除けの鈴を提げたハイカーが来るのだろうと思いました。秋のハイキングシーズンにはまだ早く、この日、ひとりのハイカーにも会っていませんでした。どんなひとが来るのか見ていると、・・・・現れたのは、白装束・菅笠・金剛杖に輪袈裟まで着けた遍路姿のおじさん。何でこんなところに？と思いつつ挨拶を交わすと、すぐに行ってしまいました。修験道の行者？とも考えましたが、装束は明らかに遍路・・・。帰ってからインターネットで調べてみると、日輪寺は坂東三十三観音霊場の２１番札所であることが分かりました。遍路と言えば四国八十八霊場ですが、歩いて坂東の霊場を巡礼するひとが、稀にいると聞いています。車道を行けば巡拝できる日輪寺を、わざわざ山道を歩いて巡拝しているところを見ると、三十三霊場を徒歩で巡っていたのかも知れません。話を聞いてみたかったと、今になって思っている次第です。

  2008.09.19

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• 栃木県道２８号線 不通区間

  09月13日の「関東外周山つなぎの旅５４日目」で歩いた栃木県道２８号線の不通区間。黒田原駅と八溝山を最短でつなぐために使おうと考えたルートです。国土地理院の地形図によると、県道は棚橋の先約２．５ｋｍの地点で、「車道（１車線 ３～５．５ｍ）」から「徒歩道を示す破線」に変わっています。地形図の破線を当てにして現地へ行くと、道は影も形もなくなっている・・・今まで何度か経験しています。そういうことは回避したいので、検索エンジンを使って調べてみました。で、ヒットしたのが以前も参考にさせていただいたtaotawaさんの「自転車で峠越え」の記事。「八溝山の西尾根に登るまで、未舗装道路であった（路面はガレているが、乗れなかった箇所はほとんどなかった）。」とあります。日付は2007年01月13日なので、現在も通行可能と判断しました。雑草に覆われていたり、泥濘に靴がはまったりはしましたが、歩いて通る分には問題ありませんでした。林道八溝山線側の入口が鉄パイプで厳重に封鎖されていましたから、車・バイクでの通過は不可能になっています。

  2008.09.18

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  【関東外周山つなぎの旅５５日目】日輪寺入口（茨城県大子町）→袋田駅（茨城県大子町）

  2008年09月14日（日）曇のち晴04:00起床。レトルトご飯と味噌汁の朝食準備をしていると、また雨が降り出す。雨中のテント撤収、できれば避けたかったが仕方ない。たっぷり水を含んだテントをザックに詰め込み、05:10日輪寺入口の野営地を出発する。薄暗い車道を下り始めて間もなく、雨は止んでくれる。樹林からガスがゆっくり流れ出し、かなり気味悪い。無意識のうち早足になってしまう。下りで急ぐと膝への負担が大きく、後で足を引きずることになりかねないのだが・・・。06:00蛇穴集落まで下り着く。ここからは県道２８号線、八溝川の谷間を行く。この辺は地下水の豊かな土地らしく、湧水を引いた水場が何箇所も道路脇に設けられている。りんごの直売所では、１袋に１０玉ほど入って１０００円。栗拾いのおばさんと挨拶を交わす。07:45中ノ内で２８号線を折れ、小さい峠をひとつ越える。梨野沢からは県道１６０号線。山あいの田圃では昨日くらいから稲刈りを始めた様子で、この３連休の間に済ませるつもりなのだろう。夜の雨のせいで田圃も稲も濡れてしまい、予定が狂ってしまうのかも知れない。もうすぐ大子（だいご）の町というところ、急に青空が広がって一気に夏の蒸し暑さに変わる。 09:55常陸大子駅。久慈川橋で久慈川を渡り、国道１１８号線に出る。川面では大勢が鮎釣りの竿を振る。日陰に入るとそれなりに涼しいのは、やはり秋の兆し。10:55今日の終点・ＪＲ水郡線袋田駅に到着、パンとコーラで昼食。11:28発の電車で帰途に就く。日輪寺入口→袋田駅：２９．９ｋｍ

  2008.09.14

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  【関東外周山つなぎの旅５４日目】黒田原駅（栃木県那須町）→日輪寺入口（茨城県大子町）

  2008年09月13日（土）曇時々晴 08:00ＪＲ東北線黒田原駅着、前回の続きを歩き始める。県道２８号線を南東へ。緩やかにうねる道の両側には田圃が広がる。先週の南房総では稲刈り最盛期だったけれど、この辺りはまだらしい。09:15芦野で国道２９４号線に出る。雲間から時折日が差して暑い。日陰を選って歩く。郊外の国道の街路樹には珍しく、何故か柳並木。「柳街道」の道標も立つ。何か由来があるのだろう。10:00伊王野、自販機で飲物を調達。坂本から再び県道２８号線。11:00棚橋集落、パンとカフェオレで昼食休憩にする。「彼岸花の里」の看板はあるものの、花はまだ先かな・・・と思ったら、もう畦道で咲き始めている。棚橋から２．５ｋｍほどで「交通不能」の看板。県道２８号線はここから不通区間だが、地図では林道八溝山線まで点線でつながっている。事前にインターネットで調べたところ、通れそうだという情報を得ている。 簡易舗装の不通区間は、間もなく未舗装に変わる。かつては林道として使われていたようだが、新しいワダチの痕跡は見当たらない。薄暗くて湿っぽく、気味が悪い。草に覆われたところ、泥濘んだところ、枝が道を塞ぐところ・・・もう車は通れそうにない。12:35ようやく林道八溝山線に出る。八溝山線は尾根筋近くを通る舗装林道でも、展望の開けた場所はほとんどない。午後になって荷物の重さが肩と腰に効いてくる。単調な道を休み休み上る。14:25八溝山山頂（１０２２ｍ）。頂上からの見晴らしがよくないため、たまに訪れる観光客は隣の有料展望施設に上る。車でも来られる頂上は、有り難味が薄い。写真だけ撮って下山にかかる。「八丁坂」の山道を下る。途中に５つの湧水があるので、適当な場所で野営するつもり。ひとつ目の「銀性水」、涸れている。ふたつ目「鉄水」、汲むとゴミや砂が混じる。みっつ目の「金性水」で２．５Ｌ給水できる。金性水の脇にスペースがあるものの、水音が気になるので更に下る。 車道に出てしばらく、15:20日輪寺への山道の入口に適地を見つけ野営地とする。テントを張り、ホットレモンでひと息。標高８００ｍほどで涼しい。ラジオを聞いていると鈴の音。ハイカーかと思ったら、白装束に金剛杖の遍路姿。夕食はレトルトのカレーライス、早々に就寝。夜半、雨が降り出す。黒田原駅→日輪寺入口：２９．９ｋｍ

  2008.09.13

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  【関東外周山つなぎの旅５３日目】旭・北湯入口（栃木県那須町）→黒田原駅（栃木県那須町）

  2008年07月20日（日）曇時々晴 07:47ＪＲ東北線黒磯駅着、08:10発の東野交通バスに乗り換える。前日に梅雨明けの発表があり、那須ロープウェイ行き路線バスには中高年ハイカーが２０人ほども乗っている。09:00大丸温泉にて下車。１０分ほど下って旭・北湯入口、前回の続きを歩き始める。梅雨明けの発表はあったものの夏の青空とは程遠く、薄雲が上空を覆い日差しはない。八幡温泉の手前、那須高原有料道路から那須甲子有料道路へ。09:40県道３４４号線に折れる。交通量が少なく、のんびり下れるのはいいのだが、アスファルトの下りは膝への負担が大きい。樹林を下る県道は、「相鉄の那須」別荘地に入る。日本各地にある「バブルの残骸」別荘地とは違い、それなりに手入れされている。近くに那須御用邸を擁しているだけのことはある。歩道の紫陽花がちょうど盛り、ユリの花もあちこちに。 別荘地が終わり、雑木林・草地・農地に民家が点在する田園地帯。10:50大沢で県道６８号線を渡る。ブログに載せるネタを探訪しながら歩くと、次々「キッチュ」なものが見つかる。今日もっと高得点だったのは・・・立派な門構えと白壁のお屋敷に飾られた、不釣合いにちゃちなブリキの蒸気機関車。一体どういうセンスをしているのだろう。 東北道をくぐり国道４号線を越えると、人家が多くなる。12:50今日の終点・ＪＲ東北線黒田原駅に到着、13:01発の電車で帰途に就く。旭・北湯入口→黒田原駅：１８．７ｋｍ

  2008.07.20

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• 途中下車して宇都宮餃子

  07月13日の「関東外周山つなぎの旅５２日目」の帰り、途中下車して宇都宮餃子を食べました。宇都宮に住む学生時代の友人２人と改札口で待ち合わせ、駅ビルの餃子屋に入りました。入口の自販機でチケット、カウンター主体の店内・・・ちょっと違和感あり。１０人くらいが座れるテーブル席の一隅をあてがわれました。で肝心の餃子ですが、期待していたほどでもないような・・・何となくチーズの味。学生のころ京都で食べていた「餃子の王将」が、自分の口には合っている感じ（貧乏くさくてスミマセン）。「餃子浪漫」ラベルの地ビールもキレがなく、スーパードライのほうが餃子に向いているように思えました。のんびり友人達と駄弁っていたら、「並んで待ってる客がいるんだ。さっさと席を空けろ」と近くの客から文句を言われてしまいました。店の選択を誤ったようです。

  2008.07.18

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• 那須岳避難小屋

  07月12日の「関東外周山つなぎの旅５１日目」で泊まった那須岳避難小屋。事前にインターネットで調べてみたところ、泊まったひとの記録は１件しか見つかりませんでした。昨年10月の記録で、紅葉真っ盛りの週末にもかかわらず貸切。宿泊利用者は稀なようです。この日は天気に恵まれていましたが、梅雨明けの発表はまだ。・・・予想通り、他に宿泊者はいませんでした。まわりの迷惑を考えず酒盛りして騒ぐ中高年の団体なんかがいたら最悪ですが、誰もいないのもちょっと寂しいかな。中は土間をはさんで両側に２段構造の板張寝所。水場は延命水まで往復３０分、トイレなし。「東北の避難小屋１４４」（高橋信一著 随想舎）によると、1999年改築、収容人員１２人となっています（１６人でも大丈夫でしょう）。避難小屋は大量の積雪に耐えられるよう小さい窓しかない場合が多いのですが、この小屋はアルミサッシの窓が大きく、明るい造りになっています。比較的積雪が少ないのかも知れません。因みに、峰の茶屋跡に建つ避難小屋には「宿泊禁止」の貼紙がありました。

  2008.07.17

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  牛が歩いた道

  那須岳避難小屋まであと３０分という地点に「那須自然ふれあいの道」の解説板がありました。07月12日「関東外周山つなぎの旅５１日目」でのこと。内容は「茶臼岳では、かつて噴気孔のガスから硫黄を採取していました。戦前は三斗小屋周辺からも木材を牛の背にのせて登山口の精錬所へ運んでいました。この道は当時、牛が通っていた道なのです。」というもの。標高１５００ｍ以上もあるこんな険しい山奥に、牛が登って来られるの？自宅に戻ってから、インターネットで調べてみました。すると、「大正以前、板室宿から三斗小屋宿、野際新宿と続く会津中街道に人馬の往来があった」との記述。標高１１００ｍの三斗小屋宿、１４７０ｍの三斗小屋温泉に街道が通っていたのです。ホルスタインなんかを考えると無理そうな気がしますが、昔の荷役の牛は、重い荷物を背負ってこんな山道を登ったんですね。

  2008.07.16

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• 古い地図をいつまでも使っていると・・・

  板室温泉から沼原へ登るルート。板室温泉の登山口で、登山道が通行不能であることを知りました。看板には、乙女の滝登山口にまわって登るよう書かれています。07月12日の「関東外周山つなぎの旅５１日目」でのこと。持っていた昭文社の山地図「那須・塩原」。板室温泉から沼原へ登るルートは載っていますが、乙女の滝からのルートは載っていません（右図の点線は自分で書き入れたもの）。ぐるっと車道を４ｋｍ余り遠回りして、ようやく山道に入ることができました。東京に戻ってから、本屋で最新の昭文社山地図「那須・塩原」を確かめてみました。そこには板室温泉から登るルートは陰も形もなく、乙女の滝からのルートだけが載っていました。自分が持っている山地図の発行年を見ると、1990年。多少古いかもとは認識していましたが、１８年も前のものとは思っていませんでした。古い地図をいつまでも使っていると、こういう目に遭うのだという教訓を得た次第です。・・・反省。

  2008.07.15

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  【関東外周山つなぎの旅５２日目】那須岳避難小屋（栃木県那須町）→旭・北湯入口（栃木県那須町）

  2008年07月13日（日）晴04:00起床。標高１６１０ｍの小屋内、気温は１５度。パンとココアで朝食を済ます。天気は上々、この時間すでに明るい。04:45那須岳避難小屋を出発。樹林の登りは間もなく、赤茶けたガレ場に一変する。05:00峰の茶屋避難小屋が建つ標高１７２５ｍの尾根に出る。好天の昼時にはハイカーが鈴生りになるらしいが、今はまだ誰もいない。東にオレンジ色の朝日、梅雨とは思えない爽やかな風・・・いい日に当たったようだ。写真撮影していると、おじさんハイカーがひとり登ってくる。駐車場からここまで、たったの４０分なのだそうだ。・・・こっちは板室温泉から１日かがり。岩場とガレ場の稜線を三本槍岳へ向かう。視界を遮るものはなく、スカイウォークの気分。鎖場を越えると、ベンチが並ぶ展望地・・・三本槍岳らしき山が姿を見せる。山名から勝手に急峻な峰を想像していたが、なだらかで名前に似つかわしくない。あれの向こうに別の峰が隠れているのだろうか。 鞍部の平坦地・清水平に下る。低木と笹の緑に覆われる。黒い小型犬を連れたハイカーがひとり、花の写真を撮影中。ひとの少ない時間に落ち着いて撮るのだろう。背の低い緑のなか山頂を目指す。06:40三本槍岳（１９１７ｍ）、栃木・福島の県境でもある。山名とは程遠い山容にもかかわらず、何故か「槍」「岳」が付く。何か他に由来があるのかも知れない。・・・ここが「関東外周山つなぎの旅」最北地点になりそうだ。景色を眺めているうちに体が冷えてきた。清水平の手前まで戻り、中の大倉尾根で北温泉へ向かう。ガレ場下りの途中、８０歳くらいに見える白いヤギ髭の老ハイカーと言葉を交わす。「北温泉にもう４泊、自炊だよ。いろんな風呂がある。混浴もある。女もいた。おばさんだったけど」・・・元気な爺さんだ。見晴らしの利くガレ場は、やがて鬱蒼とした樹林帯に変わる。山道はよく整備されている。緑のにおいが濃い。 08:50北温泉まで下り着く。渓流沿い、江戸時代から続く鄙びた一軒宿。そんなに高くないようだから、いつか泊まってみたい。09:20今日の終点、旭・北湯入口バス停に到着する。09:30東野交通バスに乗車、時間が早いので乗ってくるのは地元客ばかり。10:20ＪＲ東北線黒磯駅下車、10:26発の電車で帰途に就く。那須岳避難小屋→旭・北湯入口：１２．９ｋｍ

  2008.07.13

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  【関東外周山つなぎの旅５１日目】戸田（栃木県那須塩原市）→那須岳避難小屋（栃木県那須町）

  2008年07月12日（土）曇時々晴07:47ＪＲ東北線黒磯駅着、小雨。08:10発の東野交通バスに乗り換える。08:30戸田バス停にて下車。昨年09月以来１０ヶ月振り、「関東外周山つなぎの旅」を再開する。ちょうど雨も止んでくれる。県道３６９号線を板室温泉へ向かう。この県道は別名「板室街道」、お堂の傍らに石仏が並ぶ。青空も少しのぞきだし、快調なペース。10:00板室温泉、ひと休み。温泉街の一番奥に道標が立ち、山道が始まる。１０ｍも進まない地点、「この先崩壊箇所あり、乙女の滝登山口から沼原へ向かってください」の看板。温泉街に戻って情報収集してみると・・・「数年前から通行不能。役所に言っても補修してくれない」とのこと。本当に通れないようだ。遠回りするしかない。車道を４ｋｍ以上歩いて、乙女の滝登山口。入口に道標はあるものの、あまり歩かれていない感じの山道・・・。そこに好都合、クロスカントリーのトレーニングと思われる４人組。この連中も沼原まで行くらしい。渡りに船、通れなければ戻って来るだろう。先に行ってもらう。沢名川に沿って樹林帯を登る。開けた場所では植物が生い茂り、道を覆い隠す。先行したクロカン４人組が踏み折ってくれているお陰でいくらか助かっているものの、トゲのある枝のヤブ漕ぎで腕に幾筋も引っ掻き傷。11:25板室温泉からの本来ルートに合流する。計画より約１時間の遅れ。 ロスを取り戻そうとペースを上げたのがたたり、足が重い。道は良くなったが、傾斜はキツくなる。11:55いったん車道に出る。ここでパンとポカリスエットの昼食休憩。乗用車だけでなく、大型観光バスまで沼原に向かっている・・・。13:00沼原。広い駐車場にマイカーがずらり、大型観光バスも３台・・・知らなかったが、ここは観光地らしい。沼原湿原に下る道にはサンダル履きまでいる。こういう喧騒からはさっさと離脱。三斗小屋温泉へ向かう登山道には誰も来ない。午後には夕立の可能性があるので、降り出す前に避難小屋へ着きたい。雲行きは微妙。下山してくる日帰りハイカーと言葉を交わす。14:55道標に従って尾根に登るルートを外れ、谷へ下る。谷を登り返した対岸・・・左に行けば三斗小屋温泉、右に行けば避難小屋。避難小屋までもう一息だ。途中、冷水が豊富に湧き出る延命水で３Ｌ給水。16:05今日の宿・那須岳避難小屋に到着する。思った通り誰もいない。貸切である。 ラジオをつけてホットレモンで一服。夕立どころか、すっきり青空が広がりだす。レトルトカレーの夕食。寝酒をあおって早々に眠る。月が明るすぎて、満点の星空とはいかない。戸田→那須岳避難小屋：２４．８ｋｍ

  2008.07.12

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• 「雷霆の滝」　「咆哮霹靂の滝」

  「学校平」から「塩の湯」へ下る遊歩道の途中に、滝が２つあります。「雷霆（らいてい）の滝」と「咆哮霹靂（ほうこうへきれき）の滝」。09月02日「関東外周山つなぎの旅５０日目」でのこと。誰がこういう名前を付けたのか知りませんが、何とも難しい名前にしたものです。調べてみると、「霆」は「雷」と同様「いかずち」の意味。「霹靂」は「雷が急に鳴るさま」。「青天の霹靂」として使いますが、「霹靂」が「雷鳴」のことだとは知りませんでした。（田島ルーフィングのＨＰより）数日来降り続く雨で沢の水量が多く、谷間に響く滝の音はなかなかの迫力でしたが、「雷霆」「咆哮霹靂」の名前は多少荷が重過ぎるように思えました。

  2007.09.12

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• 紛らわしい西平岳の標柱

  西平岳の標柱が立っているので、頂上に着いたものと思いました。09月01日「関東外周山つなぎの旅４９日目」でのこと。標柱は「西平岳」の文字が浮き彫りにされた相応のもので、個人がボランティアで立てたようには見えませんでした。山頂にスペースはなく、「山頂らしくないなあ」と感じながら、昼も近いので昼食休憩。ガスと霧雨で視界が利かず、周囲の景色からこの地点の位置関係を把握することもままなりません。再び歩きだしたのですが、すぐ現れるはずのガレ場（昭文社の山地図に記載されている）がなかなか現れません。更に進むうち目にしたのは、・・・プラスチック板の「西平岳」標示。木に掛けただけの簡単なもので、個人の設置と思われます。一体どちらが西平岳山頂？インターネットで調べてみると、どうもプラスチック板のほうが山頂のようです。地図の１が標柱、２がプラスチック表示板の位置だと思われます。この標柱を自治体が立てたのだとしたら、それに税金が使われたのでしょうか・・・。

  2007.09.11

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  【関東外周山つなぎの旅５０日目】大間々台（栃木県矢板市）→戸田（栃木県那須塩原市）

  2007年09月02日（日）霧雨のち曇 東屋の屋根から落ちる雨音が、夜中聞こえる。04:30起床、パンとホットレモンで朝食。テントを撤収し、05:25霧雨の中、大間々台を出発する。遊歩道で学校平まで下るつもりが、小間々台の手前で車道に出てしまう。飛びだしてきたシカが、すぐまた林に消える。06:00学校平「山の駅たかはら」、ここから鹿股川上流の遊歩道を下る。薄暗い谷間の山道に霧雨が降り、何とも寂しい感じ。「熊に注意」の看板まである。遊歩道自体は比較的整備されていて、歩き易い。コース半ばには、「雷霆の滝」・「咆哮霹靂の滝」と２ヶ所の吊橋。雨の日が続いたため、水量豊かでなかなかの迫力。倒木の葉を食むカモシカと目が合う。カメラのシャッターを切ったときには、もう姿がない。ようやく雨があがる。 08:00塩の湯。温泉旅館が数軒、廃墟のまま放置された建物もある。パチンコの看板を掲げた土産物屋は、果たして営業しているのか・・・。「ひなびた」というより「さびれた」という言葉が似つかわしい温泉。２食付で６０００円なら泊まるけど、そんなに安くないだろうなあ。 08:25箒川を渡り、国道４００号線を東へ向かう。思ったより多い交通量、大型観光バスもよく通る。沿道にいくつかの遊歩道が設定されているらしく、案内標識がやたら目に付く。09:55関谷で県道３０号線に折れる。少し急げば、計画より１時間早いバスに乗れそう。県道に入れば交通量も少なくなると期待していたが、相変わらず多い。「那須塩原横断道路」の別名がある、便利なルートのようだ。道沿いには牧場とともに、屋敷林を備えた昔ながらの農村風景が残る。11:50今日の終点・戸田バス停に到着。12:00東野バスに乗りＪＲ東北線黒磯駅へ、12:35発の電車で帰途に就く。 大間々台→戸田：２８．１ｋｍ

  2007.09.02

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  【関東外周山つなぎの旅４９日目】新藤原駅（栃木県日光市）→大間々台（栃木県矢板市）

  2007年09月01日（土）霧雨 07:56東武鬼怒川線新藤原駅着。曇り空、前回の続きを歩き始める。藤原の町を抜けて県道６３号線、堰場川沿いに遡る。人家はなく、通る車も稀。湿度が高く、標高が上がるに従いガスが濃くなる。予報では確率が低かったけれど、雨は大丈夫だろうか。08:55釈迦ヶ岳開拓地。ここで県道を分け、釈迦ヶ岳林道へ向かう。道沿いには大根畑と廃屋。開拓地は廃れ、原野に返りつつある。10:05西平岳登山口。近くに車２台が停まっているところを見ると、先を誰か登っているかも知れない。スパッツを装着。利用者の少ない荒れた登山道を想像していたが、樹林を直登するルートはハッキリしていて、笹の刈り払いもされている。急登というほどでもないのにペースが上がらないのは、東北徒歩旅行での消耗から未だに回復していないからだろうか。時々、蜘蛛の巣を払いながら登る・・・登山口にあった車はハイカーのものではなかったということになる。開けた場所に出ると、トンボの大群。この季節に尾根で出くわす光景だが、何故こんな高いところにトンボが集まるのか、以前から不思議に思っている。標高１５００ｍを越える頃から、細かい雨が降りだす。11:45西平岳の標柱。東側が開けていても、ガスと霧雨で展望はない。上だけ雨具を着て、パンとポカリスエットで昼食休憩。歩いていないと寒さを感じる。８月の猛暑はついこの前のことなのに・・・。尾根伝いに暫く行くと、また西平岳の標識がある。一体どっちが山頂なんだ？紛らわしい。雨で足場の緩くなったガレ場を下り、折り重なる大岩と絡み合う木の根が連続する中岳を越える。今日一番の難所。 刈り払いされた笹原の最後の急登を経て、13:10釈迦ヶ岳頂上（１７９５ｍ）に着く。こんな天気だから誰も来ていないだろうと思ったら、女性２人組と単独の男性。晴れていれば鶏頂山の向こうに日光の山々を望めるらしいが、視界は１００ｍもない。山頂の一角に数百ｋｇもありそうな「釈迦如来」、ここでもトンボが乱舞する。女性２人組は、これから新藤原駅に下るそうだ。尾根伝いに大間々台へ。ガスで景色も見えない中、ひたすら下るしかない。15:05八海山神社。いくつもケルンが積まれ、さながら「賽の河原」といった雰囲気。ここで下山道は「見晴コース」と｢林間コース」に分かれる。何も見晴らせないけれど、とりあえず「見晴コース」を選ぶ。 15:45今日の野営地・大間々台駐車場に到着、矢板市によって一帯は整備されている。東屋・水場・トイレが揃う野営適地。２台だけ停まっていた車も直にいなくなり、辺りは静寂に包まれる。17:00頃から霧雨とガスが濃くなり、東屋の中まで流れ込んでくる。レトルトカレーで夕食を済ませ、早々に就寝。 新藤原駅→大間々台：１９．０ｋｍ

  2007.09.01

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• 一瞬、「なすび」かと思いました。

  霧降高原道路の脇に咲いていました。濃いガスの中、一瞬、「なすび」かと思いました。標高１４００ｍの高原になすびが生っている訳ないのに・・・。07月21日、「関東外周山つなぎの旅４８日目」でのこと。花の名前を知りたくて、写真に撮ってブログ仲間の俺の樹氏に聞いてみました。俺の樹氏、「ホタルブクロ・・・かなぁ・・・」。俺の樹氏のお花の師匠・くまちゃん氏、「ガクの感じと霧降高原というところから　ヤマホタルブクロかな」。山歩きする者なら、常識として知っているレベルの花なのかも・・・。一瞬でも「なすび」と思ってしまった自分が情けない。くまちゃん氏、「捕まえてきた蛍ちゃんを　無理やり花の中に入れると　ぼんぼりの様で風情が有る」。その風情、味わってみたいけど・・・蛍ちゃん、ちょっと可哀想。

  2007.07.24

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  【関東外周山つなぎの旅４８日目】霧降高原（栃木県日光市）→新藤原駅（栃木県日光市）

  2007年07月21日（土）霧雨のち曇 08:24東武日光駅着、08:31発の東武バスに乗り換える。他に乗客はなく、貸切状態。08:53終点・霧降高原で下車、前回の続きを歩き始める。車道をショートカットする山道を登り、高原ハウス前に出る。観光客の姿もない霧雨の中でも、リフトはちゃんと運行している。ここからは霧降高原道路を行く。標高１４３３ｍの六方沢橋で上りは終わり。ガスが濃くて視界は２０ｍほどしかない。時折ガスの中から車が現れるだけで、うるさいバイクは１台も来ない。下りに備え、上だけ雨具を着ける。 10:45大笹牧場レストハウスまで下り着く。持参のドーナツと紅茶で燃料補給。こんな天気でも、それなりに客は来ている。晴れていたら車とバイクが数珠つなぎになるのだろう・・・梅雨明け前に来られて「正解」。レストハウスからは、県道１６９号線。標高が下がるに従いガスは晴れ、気温も上昇。雨具を脱ぐ。延々続く九十九折りのアスファルトが、足に応えてくる。12:00青柳平集落でトイレ休憩、この先は鬼怒川沿いに県道２２号線を行く。集落の点在する県道を東へ。新藤原駅16:20発の電車で帰る計画だが、このペースで歩けば15:34発に間に合うかも知れない。日向集落の盆栽即売所、店先に鹿の角が並ぶ。インテリアにどうかな・・・と思ったら、値札は１５０００円。即、却下。13:25田茂沢トンネル入口。この９８７ｍのトンネルには歩道が設置されているのに、これより先のトンネルには歩道がない。不注意なドライバーが来たら避けようもない。川治ダム・川治温泉を遠望、14:20、国道１２１号線に合流する。 交通量の多い国道を約５ｋｍ、15:20今日の終点・東武鬼怒川線新藤原駅に到着。残りのドーナツと紅茶で空腹を静める。15:34発の電車で帰途に就く。霧降高原→新藤原駅：３３．０ｋｍ

  2007.07.21

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  身代わりの登山ズボン

  女峰山からの下山途中、久々に派手なコケ方をしました。07月01日、「関東外周山つなぎの旅４７日目」でのこと。どんな風に転倒したのか、はっきり覚えていません。「あっ」と思った次の瞬間には、狭くて急な山道で、頭を下に仰向け状態でした。かなり無様な格好なので、すぐ起き上がろうとしましたが・・・背中のザックが重いのと、打ち付けたスネが痛いのとで、しばらくひっくり返ったカメさながらにジタバタ・・・。何とか起き上がったものの、ズボンのヒザにはカギザキ。下敷きになったストックは、２０度くらい曲がっていました。ズボンが犠牲になってくれたおかげで、スネから少々出血しただけ。身代わりになった登山ズボンに感謝しつつ、カギザキを繕ったのでした。

  2007.07.09

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  06月30日唐沢避難小屋　７人の宿泊者

  「関東外周山つなぎの旅４６日目」の06月30日、７人の老若男女が唐沢避難小屋をこの日の宿としました。「関東・越後の避難小屋１１４」（高橋信一著 随想舎）によると、唐沢小屋は1980年築・収容人数２４人・水場まで往復２５分・トイレ無し。奥日光縦走の中継基地として、非常に利用価値の高い小屋です。唐沢小屋に到着した13:55、すでに先客が１人。茨城県からの６０代と思われるおじさん。見た目・口調が映画監督の井筒和幸によく似ています。「定年で毎日が日曜日。山登り・金魚の飼育・ログハウス造りの趣味が忙しくて、体が３つ欲しい」とのこと。オレノキ氏を待つ間、この「井筒監督」との山談義で時間を過ごしました。15:00頃着いたのが、２０代後半に見える男女２人組。聞こえてくる２人のやり取りからすると、付き合っている仲というのではなく、学生のころに先輩後輩だった間柄かと推測されました。次に着いたのは、２０代と見える単独のオネエさん。トイレの無い避難小屋に１人で泊まりに来る若いオネエさんは、非常に珍しい存在でしょう。もし、オネエさんと２人だけだったら・・・うれしいというより、困ってしまうような。その次は、「井筒監督」と同世代と思しきおじさん。夕食後、酒を飲みながら聞いたところでは、昭和１５年生まれの６６歳。雪深い２月に単独でこの唐沢小屋まで登るような、筋金入りの「山家」でした。肝心のオレノキ氏、「16:00までには到着・・・」を過ぎること３０分。最後の宿泊者として、16:30ようやくたどり着いたのでありました。

  2007.07.05

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  【関東外周山つなぎの旅４７日目】唐沢小屋（栃木県日光市）→霧降高原（栃木県日光市）

  2007年07月01日（日）晴のちガス 04:00前から唐沢避難小屋の同宿者達は活動を開始、外は少しずつ明るくなってくる。薄雲はあるようだが、まずまずの天気。冷え込みも思ったほどではない。オレノキ氏持参のコーヒーを分けてもらい、朝食の支度をする。往復２０分、「女峰山の冷水」で今日使う水２Ｌを補給。05:35オレノキ氏と２人、みんな出払った小屋をあとにする。頂上まで大した距離ではないものの、勾配はかなりキツイ。朝一番のチカラワザ、３０分で登り切る。06:05女峰山（２４８３ｍ）、小屋で同宿・「毎日が日曜日」の山家おじさんに迎えられる。梅雨とは思えない好天、関東平野は雲海の下。富士山こそ望めないが、遮るもののない３６０度パノラマ展望である。半時間ほど眺めを堪能、下山を始める。オレノキ氏とは山頂でお別れ。氏は裏見滝コース、こちらは霧降高原コースを下る。ハイマツの尾根をたどり高度を下げてゆく。07:25「水場」の道標、「一里ヶ曽根」の水場に着く。テントを設営できるスペースがあり、絶好の野営地。 イワカガミが開花期らしく、至るところでピンク色の花を咲かせている。登ってくる男性ハイカーひとりと挨拶、女峰山ピストンだろう。快調なペースで急な山道を降りていたら、足を滑らせて転倒。咄嗟に出したストックでも支え切れず、頭を下にして仰向け・・・甲羅を下にしたカメ状態になる。派手にコケた割には少々出血しただけ、無様な姿をオレノキ氏に見られなくてヨカッタ。08:15赤薙奥社跡でひと休み。この調子なら、霧降高原10:31発のバスに間に合いそう。赤薙山に続く少し厄介なヤセ尾根を行く。ピンク色だけだと思っていたら、白い花を付けたイワカガミ。09:05赤薙山まで来ると、霧降高原道路から耳障りなバイクのエンジン音が届くようになる。 ここまでハイカーには１人しか会わなかったのに、急にゾロゾロ姿を現す。霧降高原～赤薙山は、お手軽ハイキングコースらしい。ガスが出てきたなと思ううちに、どんどん濃くなる。視界は１００ｍくらい。09:55小丸山。標高１６００ｍほどのここまで、リフトが運行している。楽ちんリフトを横目に、粘土質で滑り易い山道を下る。時計を見ると・・・どこでロスしたのか、10:31発のバスに間に合いそうもない。ペースを上げてはみたが、霧降高原バス停に到着したのは10:40。次の便はすぐにあるものの、電車との接続が良くない。10:50東武バスに乗り込む。11:08東武日光駅着まで他に乗客なし。11:59発の電車で帰途に就く。唐沢小屋→霧降高原：１０．８ｋｍ

  2007.07.01

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  【関東外周山つなぎの旅４６日目】光徳入口（栃木県日光市）→唐沢小屋（栃木県日光市）

  2007年06月30日（土）曇時々晴 07:35東武日光駅着、07:41発の東武バスに乗り換える。乗客はハイカー主体で十数人。08:52光徳入口で下車、肌寒い。前回の続きを歩き始める。今日の宿泊地は唐沢避難小屋。ブログで交流している「俺の樹」氏（以降、略してオレノキ氏）と、この小屋で初めて顔を合わせることになっている。光徳牧場への道路を分け、舗装の裏男体林道へ。小学生３０人くらいの遠足に追い付く。先導の「左寄れ」号令、ささっと林道の右半分が空く・・・自分は「車」扱いか？雑木林の緩い上りが、次第に勾配を増してゆく。10:00太郎山方面へ向かう林道との分岐、ひと休み。志津乗越を通過。男体山ピストンハイカーの車が、２０台ほども停まっている。ここから先は未舗装の志津林道。乗越を境に、空気がぬるく変わったように感じる。10:50「一般車通行止」ゲート、路肩に車が２台。ここでコンビニおにぎりとお茶の昼食休憩、青空が広がりだす。「通行止」なのにゲートを開けて進入する車・・・「あれれ」と思ったら、側面に「林道パトロール」とある。林道を更に奥へ。11:45馬立、やっとここから登山道が始まる。いったん荒沢まで急降下、並行して工事用簡易モノレールが設置されている。みかん山でよく見る一本レール。沢を渡ってずっと続いている。 荒沢出合からはシラビソ林の登り。この調子で行くと、14:00頃には唐沢小屋に着いてしまいそう。並行しているモノレールが隣りの谷に逸れ、砂防ダムの工事現場が現れる。使われているパワーショベル等の重機車両は、一体どうやってここまで運び入れたのだろう。自力走行では不可能、モノレールでも無理なはず。下山してくるハイカー、次々３人と挨拶を交わす。ガレ場を横断、13:25「女峰山の冷水」に着く。容器がすぐ結露するほど冷たい水を４Ｌ補給、ひと休み。唐沢小屋はもうすぐ。 13:55唐沢避難小屋に到着。先客はひとり、「定年で毎日が日曜日」の山家おじさん。このおじさんと山談義をしながら、オレノキ氏を待つ。この小屋に泊まるハイカーが、ぽつりぽつり到着しだす。単独の若いオネエさんもいる・・・「このオネエさんがオレノキ氏？」・・・だったらうれしいけど、そんなはずはない。予定の16:00を過ぎても、まだ着かない。16:30オレノキ氏ようやく到着、荷物がデカイ。紅茶をいれて、お互いに簡単な自己紹介。ひと息ついて、夕食の準備に取り掛かる。オレノキ氏のザックからは、様々な道具・食べ物が姿を現す・・・まるでドラえもんのポケットのように。食後は隣りの６６歳「超山家」おじさんを交え、酒を飲みながら山談義。この日の宿泊者は全部で７人、19:30就寝。光徳入口→唐沢小屋：１４．３ｋｍ

  2007.06.30

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• 国際観光地 「日光」

  国際観光地「日光」を実感しました。右の写真は06月17日の「関東外周山つなぎの旅４５日目」、終点・東武バスの光徳入口停留所です。「光徳入口」の下に、ローマ字・中国語・ハングルの３通りが表記されています。観光地とは言え、路線バスでそこまでする必要あるの？と思いましたが・・・。バスに乗り込んで納得できました。車内では、賑やかに中国語が飛び交っています。乗客３０人くらいのうち約３分の１が、中国または台湾からと思われる観光客。車内アナウンスも日本語・英語・中国語・韓国語の４カ国語でした。東武日光駅の時刻表掲示パネルも、日本語版と外国語版の２通り。営業努力してますね、東武鉄道さん。ＪＲ日光駅だと、こうは行かないのでは？見てないので分かりませんけど・・・。

  2007.06.26

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• 日光白根山ロープウェー

  丸沼高原スキー場の日光白根山ロープウェー、山ろく駅から山頂駅まで１５分で運んでくれます。標高差６００ｍ。大人往復１８００円、片道１０００円。06月16日の「関東外周山つなぎの旅４４日目」、２時間以上かかってこのゲレンデを登りました。最初は「たかがスキーゲレンデ」、とナメていました。スキー板に乗って滑り降りるとそれほどの傾斜には見えない初級コースが、直登してみると・・・。上級コースに至っては、これはもう壁。登ろうという気すら起きません。途中、ロープウェーの下を２度くぐりました。ゴンドラの客は、ゲレンデを登る大荷物の人間を見てどう思うのでしょう。「ご苦労なこと」あるいは「ばか」、といったところでしょうか・・・。

  2007.06.21

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  【関東外周山つなぎの旅４５日目】七色平（群馬県片品村）→光徳入口（栃木県日光市）

  2007年06月17日（日）晴 03:40起床、かなり寒い。外の気温を測ると・・・３度。レトルトご飯にインスタント味噌汁をかけた朝食。七色平から白根山に登るには、南側からのルートと北側からのルートの２通りある。南側からは１０年前に登っているので、今回は北側から。テントを撤収、04:45七色平を出発する。樹林帯の窪地は一面の残雪、トレースをたどって進む。窪地を抜けて急登が始まる。安全のため簡易アイゼンを装着するが、アイゼンが要るほどではないと分かり、直に外す。座禅山との鞍部に出ると、一気に展望が開ける。森林限界を越え、低木と岩ばかり・・・高山らしい景色が広がる。登るにつれ岩場の勾配が急になり、手を使わなければ越えられない場所もある。南側ルートより大分厳しい。やっと山頂、・・・と思ったら、手前のピーク。いったん下ってから登り返す。06:15白根山頂上（２５７８ｍ）。筋雲が少しあるだけの晴天。ぐるり３６０度を山に囲まれている。南には富士山も遠望できる。・・・これほどの眺めに出会える機会は、そうそうない。しかも山頂独り占め。東西南北、飽かず眺める。 独り占めは１５分で終わる。北側から２人・南側から１人、ハイカーが登ってくる。南側からのハイカーは、五色沼避難小屋に泊まったとのこと。「１５人泊まってました。８人の団体が宴会始めて迷惑しました」。・・・避難小屋を無料宴会場と勘違いしている「バカ中高年ども」だ。下山開始、「関東外周山つなぎの旅」はここから栃木県にはいる。ジグザグ道を下り五色沼避難小屋、付近にはまだまだ大量の残雪。前白根山に続く尾根に登り返すころから、湯本・金精峠よりのハイカー達と行き合うようになる。07:50前白根山。天狗平を過ぎての下りは、ゴロゴロ石で足場の悪い急降下。下りでも登りでも、できれば利用したくないルートである。上のほうではまだ咲きそうになかったシャクナゲが、この辺まで降りてくると花を付けている。09:15日光湯元スキー場まで下り着く。 湯ノ湖岸を経て国道１２０号線、次回行程の起点とするバス停まで歩きつないでおく。10:15今日の終点・光徳入口に到着、10:29日光行き東武バスに乗り込む。11:35東武日光駅着、11:59発の電車で帰途に就く。七色平→光徳入口：１２．２ｋｍ

  2007.06.17

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  【関東外周山つなぎの旅４４日目】鎌田（群馬県片品村）→七色平（群馬県片品村）

  2007年06月16日（土）快晴 07:55ＪＲ上越線沼田駅着、08:00発の関越交通バスに乗り換える。２日前梅雨入りしたにもかかわらず、今日はスッキリ快晴。09:05鎌田で下車、昨年10月09日の続きを歩き始める。国道１２０号線を避け、並行する田舎道を行く。北寄りの乾いた風がやや強く、かいた汗もすぐ乾く。田舎道は東小川まで、大滝川を渡り国道に合流する。この辺りは「とうもろこし街道」なのだそうで、焼きとうもろこしの直売所が並ぶ。営業しているのは、４分の１くらい。10:30白根温泉、「足湯無料」の看板を横目に道を急ぐ。12:00丸沼高原スキー場、コンビニおにぎりとお茶で昼食にする。ここの標高は１４００ｍ弱。運行しているロープウェーに乗れば、標高２０００ｍまで１５分で運んでくれる。好天の週末、かなり繁盛している様子。昭文社の山地図では、スキーゲレンデに登山ルートが表示されているものの、実際のゲレンデには道標ひとつない。山地図にリフトの位置関係を対比させながら、草地を登り始める。そこら中に散らばっている黒いのは、鹿のフンだろう。麓から見上げたとき、それほど急だとは思えなかったゲレンデが、直登すると相当キツイ。何度も休憩を取りながら、高度を上げてゆく。４割ほど登った地点、山地図には壁のような上級ゲレンデにルートが引かれている。・・・こんなの、とてもじゃないが登れない。国土地理院の地形図には、点線で迂回ルートが載っている。ゲレンデ脇に作業用林道が延びていて、これがその迂回路らしい。距離は長くなるが、林道を登る。再びゲレンデに戻り、ロープウェー・リフトの位置関係を確認ながら高度を上げる。ロープウェーをくぐると、不意に山頂駅が現れる。14:20山頂駅着。レストハウス・無料の「天空の足湯」があり、観光客・ハイカーで賑わっている。ひと休み、野営に備えて水３Ｌを補給。目前に岩のドーム・白根山がそびえる。道標の整備された登山道を行く。樹林の窪地には残雪。白根山から下って来るハイカーと次々行き合う。15:10今日の野営地・七色平に到着、標高２１１０ｍ。日向は暖かいが、日陰は寒い。避難小屋横にテントを設営。小屋は暗くてジメジメ、内部が荒廃している。非常時にしか使いたくない代物。 暗くなる前にレトルト中華丼の夕食を済ませ、ラジオを聞きながら熱燗で温まる。もうすぐ夏至、19:00でもまだ明るい。早々に就寝。夜中テントから覗く空に、満天の星。鎌田→七色平：１８．９ｋｍ

  2007.06.16

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  新幹線って、すごく速いですねっ。

  「歩きつなぎの旅」では、普通電車・路線バス・高速バスそしてヒッチハイクまで駆使して、それにかかる費用と目的地到着時刻のバランスがとれる交通手段を検索・選択してきました。ある意味、そうい計画を立てること自体、楽しんできたと言えるかも知れません。特急電車ましてや新幹線なんぞは、自分の選択肢にない乗物だと考えていたのですが・・・、05月26日の「関東外周山つなぎの旅４２日目」、止むを得ず上越新幹線を使うという異例の選択をすることになりました。この日の行程は、昭文社の山地図の所要時間によると、約８時間。17:00までに土樽駅へ到着するには、09:00平標登山口を出発しなければならない計算になります。最も安く済むのは、普通電車で沼田まで行き（07:55着）、そこから国道１７号線でヒッチハイクする方法。これだと２５２０円。しかし、09:00に登山口に着けるのは、運良くすぐに車に拾われる場合だけ・・・却下。普通電車で越後湯沢まで行くと３２６０円ですが、越後湯沢着は08:55・・・問題外。結局、高崎～越後湯沢間で新幹線を使う（乗車券３２６０円＋新幹線自由席券１７９０円＝５０５０円）以外に方法がなかった訳です。高崎～越後湯沢間、普通電車１０５分、新幹線２６分、・・・当たり前のことですけど、新幹線って、すごく速いですねっ。

  2007.05.31

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  【関東外周山つなぎの旅４３日目】土樽駅（新潟県湯沢町）→土合口（群馬県みなかみ町）

  2007年05月27日（日）晴のち曇 04:45起床。コンビニおにぎりとお茶で朝食を済ませ、05:45「ＮＡＳＰＡガーデンタワー」をチェックアウト。ＪＲ上越線越後湯沢駅へ向かう。06:15発２輌編成の電車に乗客は２人だけ、06:31土樽駅で下車。昨日の続きを歩き始める。魚野川沿いに２５分で登山口、「茂倉新道」でまず茂倉岳に登る。昨日の「平標新道」とは違い、よく歩かれた登山道である。ブナ林の急登が尾根道らしくなりだすと、勾配も少し楽になる。眼下に関越自動車道、車の騒音が虫の羽音のように低く聞こえる。青空なのに、雲が上越国境の山並上部を隠しているのが気になる。樹林帯を抜けて展望の利く尾根道に変わるころ、６０歳くらいの男性ハイカーに追いつく。「茂倉岳のピストンです」とのこと。08:40「矢場ノ頭」、尾根の先にあるはずの茂倉岳山頂は、・・・雲のなかである。下って来た４人組と挨拶を交わす。時間・装備から推測すると、谷川岳肩ノ小屋からだろうか。「この先、雪はありますけど、アイゼンは必要ないでしょう」との情報が得られる。ガスのなかにはいり、風も強まってきたので、雨具上着を着る。３分の１が雪に埋まった茂倉岳避難小屋に着く。谷川岳近辺には珍しく、水場とトイレを備えた立派な避難小屋。ここで手袋とスパッツを装着。二ヶ所の残雪横断を経て、10:00茂倉岳（１９７８ｍ）。新潟・群馬の県境である。視界５０ｍ、早々に一ノ倉岳へ向かう。 県境の尾根。いったん急降下の後、登り返す。ガスで見通しが利かないので、雪上では慎重にトレースをたどる。11:25一ノ倉岳避難小屋、この辺りで次々に４組のハイカーと挨拶を交わす。谷川岳へ続く尾根は、東側が一ノ倉沢に鋭く切れ落ちているはず・・・、ガスのために分からない（見えたら足が竦むかも）。岩壁登攀のメッカ、転落遭難の多発地帯である。岩場のアップダウンが連続。時折ガスが風に飛ばされて、谷川岳から万太郎山へ西に延びる稜線が姿を見せてくれる。11:25谷川岳オキノ耳（１９７７ｍ）。ひとりだけいた先客もすぐにいなくなり、頂上を独り占め。パンと紅茶で昼食休憩にする。気温５度、風は弱い。帰りの電車は土合駅15:32発、「西黒尾根」経由で下って、十分間に合う計算。トマノ耳から下山開始。「西黒尾根」は残雪あり、岩場の急降下ありのルート。谷川岳を目指すハイカーが、次々登ってくる。左手に一ノ倉沢の岩壁を望む。12:55巌剛新道分岐。鎖場の連続を下り、雑木林の道に変わる。下り切って、14:30車道に出る。ロープウェイ駅前を通り、土合口・・・「関東外周山つなぎの旅」一番の難所で昨年からの懸案・平標登山口～土合口間を、ようやくつなぐことができた。14:55ＪＲ上越線土合駅に到着。15:32発の電車で帰途に就く。土樽駅→土合口：１４．２ｋｍ

  2007.05.27

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  【関東外周山つなぎの旅４２日目】平標登山口（新潟県湯沢町）→土樽駅（新潟県湯沢町）

  2007年05月26日（土）快晴のち曇 各駅停車では08:55着になってしまうので、高崎～越後湯沢間は奮発して新幹線を使う。07:25ＪＲ上越線越後湯沢駅着。駅から平標登山口までは路線バスもあるが、発車は08:20。これを待つよりヒッチハイクを試みる。国道１７号線に出てＡ４版紙「苗場」を掲げること１０分、乗用車に拾われる。08:10平標登山口で降ろしてもらう。快晴。駐車場にはハイカーのものと思われる３０台ほどの車。昨年07月22日の続きを歩き始める。「松手山ルート」で平標山へ向かう。雑木の樹林帯をジグザグに急登、樹間に見える国道がどんどん遠くなってゆく。09:00送電鉄塔下でひと休み、北寄りの風が強い。西に望む苗場山は、上部にまだまだ雪を残している。松手山で樹林帯を脱し、展望の開けた尾根道になる。頑丈な木製階段が整備されて、登り易い。２～３組のハイカーと挨拶を交わす。10:35平標山（１９８４ｍ）、３６０度展望の広い山頂でひと休み。空は快晴なのに、谷川岳の山々は少し霞んで見える。「平標新道」で土樽駅へ向かう。頂上までの立派な登山道とは打って変わり、全く整備されていない。いきなりハイマツ帯の急降下、繁みに隠れて足元が見えない。標高差５０ｍくらいの急降下が終わると、雪田が広がる。・・・当然あるだろうと思っていたトレースが、影も形もない。昨日の雨で消えてしまったのだろうか。一瞬引き返すことも頭に浮かぶが、それはルートが見つからなかった場合にしよう。踏み抜きに備えてスパッツを装着。傾斜がなだらかなので、アイゼンは必要ないだろう。方向を見定めて、雪田に踏み出す。２００ｍほどの横断で雪田の端に着く。少し探すと、笹原に延びるルートが見つかる。・・・引き返さずに済んで、ひと安心。しばらく進んで今度は１００ｍほどの雪田を渡る。雪田はこれで終わり、笹原の尾根道になる。・・・ところがこの尾根道、利用者が少ないらしく、笹に覆われがち。昭文社の山地図では一般道の「実線」になっている「平標新道」だが、実態は難路の「破線」である。 11:55「矢場ノ頭」、登ってくる男女２人組に会う。こんなルートに誰も来ないと思っていたので、心強い。心配している「仙ノ倉谷」渡渉点について聞くと、「渡る場所を選べば大丈夫」とのこと。２人組からも、上部の雪の状況について聞かれる。「矢場ノ頭」から樹林帯になる。そろそろ昼食休憩にしたいのだが、足を止めると虻が群がってきて、物を食べられる環境ではない。下り続けるしかない。道をふさぐ倒木と荒れた急降下で消耗してゆく。シャクナゲが咲き始めているのに、観賞する余裕もない。空には雲が広がりだす。13:05「仙ノ倉谷」渡渉点、沢はかなりの水量。渡れそうな場所を決め、飛び石伝いに一歩一歩足を出す。最後のひと飛びが滑って脛を打つが、無事渡渉。雨の日に渡るとしたら、命懸けだろう。ここも虻が多くて休憩不可。渡渉点から先は「平標沢」沿いの道だから楽勝だろうと予想していたら、然に非ず。倒木・泥濘・土砂崩れのオンパレード。14:00吊橋を渡り、やっと「バッキガ平」で林道に出る。車が５台停まっているのは、山菜取りか渓流釣りだろう。 昼食にする前に、土樽駅発のバス便を確認する。時刻表のアウトプットを見ると、15:33発。山地図によれば、駅まで９０分。・・・昼食はまたもお預け。林道を急ぐ。15:00今日の終点・ＪＲ上越線土樽駅に到着。時刻表を再度確認すると、・・・15:33発は平日のみ、土日祝日は16:43発。自分の確認不足。車のほとんど通らない道路でヒッチハイク。15:20ようやく来た１台目のワンボックスにＡ４版紙「湯沢」を掲げ、運良く拾われる。２０分で越後湯沢駅。食料・飲料を調達し、今日の宿・会社の福利施設「ＮＡＳＰＡガーデンタワー」へ向かう。やっと昼食、そして温泉。１泊素泊、２１００円。平標登山口→土樽駅：１５．４ｋｍ

  2007.05.26

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• 2007年春の「青春１８きっぷ」収支報告

  ＪＲ発足２０周年・特別料金（８０００円）の「青春１８きっぷ」、使用履歴です。　　03月03日　関東外周山つなぎの旅３７日目　　　　　　　　　秋葉原　→　高崎　 　 ：　１８９０円　　　　　　　　　横川　 　→　秋葉原 　 ：　２２１０円　　03月17日　関東外周山つなぎの旅３８日目　　　　　　　　　秋葉原　→　横川　 　 ：　２２１０円　　03月18日　関東外周山つなぎの旅３９日目　　　　　　　　　長野原草津口　→　秋葉原　：　２９４０円　　03月29日　関東外周山つなぎの旅４０日目　　　　　　　　　秋葉原　→　群馬原町　 ：　２５２０円　　　　　　　　　矢倉　 　→　秋葉原　　 ：　２５２０円　　04月07日　関東外周山つなぎの旅４１日目　　　　　　　　　秋葉原　→　矢倉　　 ：　２５２０円　　　　　　　　　中之条　→　秋葉原　 ：　２５２０円　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 合計　１９３３０円「青春１８きっぷ」の利用期間が、「関東外周山つなぎの旅」でＪＲ高崎線・信越線・吾妻線方面を歩きつなぐ期間と重なったため、交通費節約に大いに役立ちました。因みに、乗車駅～降車駅に費やした時間を合計してみたところ、２４時間５６分でした。

  2007.04.10

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  【関東外周山つなぎの旅４１日目】矢倉駅（群馬県東吾妻町）→四万温泉（群馬県中之条町）

  2007年04月07日（土）晴のち曇08:31ＪＲ吾妻線矢倉駅着。電車から降りるとウグイスの声、今年の初音を聴く。空は快晴、前回の続きを歩き始める。今日まず登るのは岩櫃山、吾妻線の車窓からも見えた岩山である。駅から２０分で密岩通り登山口、取っ付きの樹林をジグザクに急登する。コルに出ると尾根伝いの岩場、クサリと鉄梯子の連続でかなりスリルがある。雨の日や強風の日には絶対来たくないほど。09:30岩櫃山頂上（８０２ｍ）、まだ誰もいない。西上州の山々をぐるり見渡せる。ひと休みの後、沢通りルートで下山。途中３組のハイカーに会う。10:05広沢集落の外れで車道に出て、次に登る高田山の登山口まで１２．６ｋｍを歩きつなぐ。渓流に沿って下ると原町、城郭を模した場違いにデカい岩櫃城温泉の前を通る。県道２４３号線から上妻橋で四万川を渡り、国道３５３号線を行く。11:55中之条ダム、菓子パンと紅茶で昼食休憩。12:40、ようやく高田山登山口のある駒岩集落に着く。自販機でコカコーラを調達、ひと休みして飲んでいると、軽トラのおじいさん「これから山かい？」。「ええ。ヤマヒル注意って書いてありますけど、まだ大丈夫ですよねぇ」、「ヒルは連休明けてからかな」。雲が広がり、青空は見えなくなる。道標に従い植林地を登る。２０分ほどで鳥居、ここで雑木林に変わる。落ち葉の積もったジグザグ道で高度を上げてゆく。下山してくる犬連れの夫婦と挨拶を交わす。13:40「もう頂上？」と思ったら、手前の石尊山（１０４９ｍ）。ここから先が思いのほかキツい。ヤセ尾根の岩場、いくつもピークを越える・・・地図では大したことない様に見えるけど、読図が甘かった。14:10高田山頂上（１２１２ｍ）、白銀に輝く上越国境の頂を遠望しながら、ひと休み。山の反対側・わらび峠に下り着いたのは14:40、今日は四万温泉まで歩きつなぐ計画である。バス停までは５．９ｋｍ、バスの発車は15:50・・・急げば間に合う（最近、このパターンばっかり）。 大股で林道を下り国道３５３号線、温泉街を突っ切って、15:40今日の終点・四万温泉バス停に到着する。関越交通バスに乗り込み４０分でＪＲ吾妻線中之条駅、16:39発の電車で帰途に就く。矢倉駅→四万温泉：２６．３ｋｍ

  2007.04.07

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• このところ、ヒッチハイクを安易に多用していますが・・・

  このところ、ヒッチハイクを安易に多用していますが、拾ってもらえるまでにかかる時間が長くなっているようです。止まってもらいたいという真剣さの低下が、ドライバーに伝わってしまうのでしょうか・・・。先日の「関東外周山つなぎの旅４０日目」、こんなことがありました。国道４０６号線、うしろから接近してくる車に気付くのが遅れ、行く先を印刷した紙を掲げる暇がなく、とっさに親指を立てて合図を送りました。軽トラのハンドルを握っていたのは、おばちゃん。にっこり笑いながら親指を立てて合図を送り返してくれました。こちらが送った合図をおばちゃんは、全く別の意味（例えば「イエ～ィ、元気か～い？」とか）に解釈したようです。・・・走り去る車を見送りながら、すっかり脱力してしまいました。

  2007.04.04

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• 惨敗、川原湯峠越え

  川原湯峠越えのルート。国土地理院の地形図には表記されていませんが、インターネットで調べた結果を03月27日の日記で書いた通り、「自転車で峠越え」によってその存在を確認できました。・・・で、03月29日の「関東外周山つなぎの旅４０日目」となった次第です。川原湯峠からの足取りを推定し、地図に書き込んでみました。１の辺りでトレースを見失ってしばらく彷徨った後、峠への帰路を大きく外したものと思われます。２の地点で尾根に出て、峠へ戻る目処がつきました。広葉樹の自然林が冬枯れで見通しが利き、自分のいる地点の把握がそれなりにできて助かりました。帰りのルートが分からなくなるのは、やっぱり焦りますね。左下の写真は、降り着いた谷底にあった洞穴です。山歩きしていて時々見つける「山仕事シェルター？」。右下の写真は、沢下りの行く手を阻んだ滝の「落ち口」です。

  2007.04.03

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• 【関東外周山つなぎの旅４０日目】須賀尾（群馬県東吾妻町）→矢倉駅（群馬県東吾妻町）

  2007年03月29日（木）晴れたり曇ったり08:23ＪＲ吾妻線群馬原町駅着、08:39関越交通バスに乗り換える。乗っていたひとりの乗客が途中で降り、運転手と二人だけ。運転手「山登りですか。天気いいですね」「ええ、天気いいから有給休暇取ったんです。週末、雨になりそうなんで」。08:55終点・大戸で下車、国道４０６号線をヒッチハイクしながら須賀尾へ向かう。09:30ようやく軽トラックに拾われるが、すでに３ｋｍほども歩いている。09:35須賀尾・清水バス停。晴れていて気温も高いけれど、西風が強い。前回の続きを歩き始める。今来た４０６号線を２．４ｋｍ東へ戻り、竹集落から舗装林道を北へ向かう。峠を越えて広石集落、県道３７７号線を今川に沿って東へ。10:50若宮集落に着く。ここからＮＴＴ中継所に続く林道を川原湯峠へ上る。11:25川原湯峠、切通しを強い北風が吹き抜ける。峠下りの前に腹ごしらえ、菓子パンと紅茶で昼食休憩。峠を下るトレースは見当たらないけれど、下る方向は何となく分かる。冬枯れで見通しの利く斜面を下り始める。所々うっすらトレースが現れるが、歩く地面は柔らかい。踏み固められていないのは、滅多に歩くひとがいない証拠。２０分ほどで谷底に降り着く。ここまではルートを間違えてはいないと思うのだが、ここで進むべき方向が分からなくなる。上流に向かって左側の急斜面を登ってみるが、トレースらしきものは見つからない。狭い沢を下ってみるが、滝になっていて進めない。右側の急斜面を登ってみるが、こちらもダメ。・・・どうしようもない。撤退するしかない。下ってきたルートを逆戻りして登るのだが、途中でそのルートを見失ってしまう。しばらく彷徨って、西の方向に延びるトレースを見つける。峠に戻るルートとはたぶん違うのだが、とにかく登ってみる。ひと登りで尾根には出たものの、思ったとおり川原湯峠ではない。しかし、この尾根を東へたどってピークを越えれば、峠に戻れるはず・・・。尾根にはうっすら踏み跡があり、赤のスプレーで目印の付いた木もある。急斜面をピークまで登ると、地図にある通り三角点。遠くにＮＴＴ中継所も見える・・・やっと現在地を確認。三角点を枕にひと休みの後、尾根を下る。13:45川原湯峠。２時間以上散々登り降りして消耗した揚句、元の地点に戻ってきた。精神的にもぐったり、「惨敗」という感じである。重い足をひきずって林道を下る。若宮集落で県道３７７号線、東へ向かう。当初の予定では群馬原町駅から15:38発の電車に乗るつもりだったが、絶対間に合わない。急いで歩いて間に合いそうなのが、矢倉駅16:23発の電車。14:55中井から佐奈坂林道にはいる。峠を越えて沢尻集落、16:05ＪＲ吾妻線矢倉駅に到着。16:23発の電車で帰途に就く。須賀尾→矢倉駅：２３．０ｋｍ

  2007.03.29

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• 川原湯峠

  「関東外周山つなぎの旅４０日目」の計画を立てています。東吾妻町の国道４０６号線から北へ、地図で長野原町の国道１４５号線に抜ける山越えルートを探してみると、目に留まるのが「川原湯峠」。しかしこの「川原湯峠」、的場から峠まで上る林道は載っていますが、川原湯へ下る道は記されていません。峠から先の林道は、尾根上の通信施設に続いているだけ。果たして峠越えはできるのだろうか？・・・で、「川原湯峠」で検索してみました。ヒットしたのは１０件だけでしたが、そのうちの１件「自転車で峠越え」は、タイミングのいいことにほんの１０日ほど前この峠を逆から越えた記録。写真とともに詳細なレポートを読むことができます。道はだいぶ荒れているようですが、歩いて下る分には大して問題なさそうです。

  2007.03.27

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• 信濃路自然歩道

  03月17日の「関東外周山つなぎの旅３８日目」、軽井沢の三笠～小瀬間は「信濃路自然歩道」を歩きました。03月03日の「関東外周山つなぎの旅３７日目」でも、佐久市の香坂峠～八風山登山口間が「信濃路自然歩道」でした。「信濃路」を名乗る自然歩道なのだから、長野県が主体になって県内各地で整備しているのでしょうか？他にどんなルートがあるのか調べるべく、「信濃路自然歩道」で検索しました。検索結果にざっと目を通してみると、飯綱高原・旧中山道・安曇野などの情報が出ていました。しかし、各ルートの情報を総合的に紹介する公的機関によるサイトは見当たりませんでした。代わりに、「出がらし紋次郎」さんの「近況：横軽の信濃路自然歩道」（2001年06月30日付）の記事が目に留まりました。

  2007.03.22

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• 【関東外周山つなぎの旅３９日目】二度上峠（群馬県長野原町）→須賀尾（群馬県東吾妻町）

  2007年03月18日（日）曇時々晴05:00起床。コンビニおにぎりとお茶で朝食を済ませ、06:20「ヴィラ北軽井沢エルウィング」を出発する。二度上峠まで９ｋｍ、路線バスは当然ない。歩けば２時間、ヒッチハイクするつもりである。ちらちら雪の舞う県道５４号線を歩きだす。日曜の早朝に車が少ないのは予想していたが、全然来ない。稀に通る車も止まってくれない。ようやく４台目の乗用車に乗せてもらえたのは07:40、すでに７ｋｍ歩いてしまっている。07:45今日の起点・二度上峠（１３９０ｍ）着。浅間隠山（あさまがくしやま）の登山口は、峠から倉渕側へ１０分下った地点。車が１台停まっていて、ハイカーがひとり出発準備をしている。挨拶を交わし、こちらが先に登り始める。登山道はハッキりしていて、道標も各所に設置されている。かなり積雪のある場所もあるが、アイゼンを使うほどでもない。急登でひと汗かいて、09:00浅間隠山頂上（１７５７ｍ）。ぐるり３６０度の眺望、周囲の山の尾根に登山道が白く延びるのが見える。風は強くなくても氷点下５度、じっとしていると寒さが身に応える。下山に備えてスパッツとアイゼンを装着していると、登山口にいたハイカーも現れる。下山ルートは北斜面、新雪でトレースが全く分からなくなっている。木の枝に付けられた目印テープを頼りに、足場を確認しながら急斜面を下降する。迷ったとしても自分のトレースをたどって戻れば何とかなるのだろうが、なるべくなら計画通りのルートで下山したい。急斜面を下り切ってルートが緩やかに変わると、積雪の下のトレースが判別できるようになる。しばらく進むと「吾妻町観光協会」設置の道標、「頂上へ０．７ｋｍ、登山口へ２．９ｋｍ」とある・・・もう大丈夫だろう。主脈尾根鞍部からシャクナゲ尾根に移る。名前は「シャクナゲ尾根」だが石楠花が群生しているようには見えない。尾根を下り切ると温川（ぬるかわ）につながる沢、ここでようやくアイゼンを外す。沢伝いにルートをたどり、10:35案内板のある登山口に着く。ここからは水無林道・須賀尾林道を歩く。11:30今日の終点・須賀尾に到着、国道４０６号線が通る浅間隠温泉郷である。12:05発高崎方面行きの路線バスもあるが、逆方向のＪＲ吾妻線長野原草津口駅へのヒッチハイクを試みる・・・交通量が少なく、上手くいかない。諦めてバスにしようかと考えだした11:55、やっと乗用車に拾ってもらう。須賀尾峠を越えて２０分で長野原草津口駅、次の電車まで１時間弱ある。菓子パンと紅茶で昼食、13:12発の電車で帰途に就く。二度上峠→須賀尾：１２．３ｋｍ

  2007.03.18

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• 【関東外周山つなぎの旅３８日目】軽井沢駅（長野県軽井沢町）→二度上峠（群馬県長野原町）

  2007年03月17日（土）晴時々曇08:31ＪＲ信越線横川駅着、08:40発のＪＲバスに乗り換える。席は半分以上埋まっている。09:15軽井沢駅で下車、前回の続きを歩き始める。シーズンオフの軽井沢、そのうえ寒波の襲来で氷点下・・・観光客の姿は全く見当たらない。旧軽井沢別荘地を抜け、三笠ホテルの先から信濃路自然歩道に入る。熊は冬眠中だと思うが、用心のためザックに熊鈴を付ける。冬枯れの雑木林に生き物の気配は感じられない。小瀬で「白糸ハイランドウェイ」に出る。「自動車専用道路、自転車・歩行者は通行禁止」の看板が掲げてあるけれど、料金所の係員は何も言ってこない。10:55長日向の別荘地でひと休み。昭文社の山地図によると、鼻曲山（はなまがりやま）へは林道から分岐する登山道を登るように表示されているが、実際にはかつて林道として使われていたらしい廃道を行く。勾配が緩く、歩き易い。所々に残る雪、ここ数日に降った新雪のようだ。11:45菓子パンと紅茶で昼食休憩。ようやく急登が始まる。頂上のほうからラジオの音。まだまだ登りが続くものと思っていたら、12:20呆気なく鼻曲山頂上（１６５５ｍ）に着いてしまう。ここが長野・群馬の県境。誰もいない。ラジオの音に聞こえたのは、遠くのスキー場のアナウンスが流れてきたものらしい。楽に登れた割に３６０度のパノラマ展望（登山の難易と展望の良し悪しに相関関係はないのだが・・・）、ギザギザの山容・妙義山が目立つ。留夫山（とめぶやま）方向から熊鈴の音が近づいてくる。茨城からの６０歳前後の夫婦・・・「二度上峠（にどあげとうげ）に停めてある車に戻る」とのこと。それは好都合「渡りに船」、こちらは峠から北軽井沢までヒッチハイクする予定。便乗を快諾してもらう。二度上峠までの尾根道、夫婦のあとについて下山開始。山の北斜面にはまだまだ雪が残っている。凍った古い雪の上に新雪が乗っていて、とても滑り易い。アイゼンを装着したほうがいいと思うのだが、夫婦は何度も転倒しながらどんどん下って行く。こちらもついて行くしかない。14:15今日の終点・二度上峠に到着。県道５４号線を西に下ると北軽井沢、東に下ると旧倉渕村（現在は合併して高崎市）。北軽井沢まで送ってもらう。夫婦は今晩車中泊、明日浅間山に登るそうだ。コンビニで食料調達の後、会社の契約保養施設「ヴィラ北軽井沢エルウィング」にチェックイン。１３階の展望大浴場から浅間山を眺めてゆったり。素泊３４６５円。軽井沢駅→二度上峠：１５．４ｋｍ

  2007.03.17

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• 馬頭観音（神津牧場～香坂峠）

  03月03日の「関東外周山つなぎの旅３７日目」。神津牧場から香坂峠へ向かう途中、道標の脇に馬頭観音がたたずんでいました。石仏本体より「馬頭観世音」と彫られた石柱のほうが大きく、その石柱より木製の道標のほうが大きく・・・石仏は、だいぶ肩身の狭い思いをしているようにも見えます。荷駄馬や農耕馬の無病息災・冥福を祈願して作られた馬頭観音も多いと言います。今はハイカーとハンターくらいしか通りませんが、かつての香坂峠は上州と信州をつなぐ物資輸送路として利用されていたようです。石仏はその名残りなのでしょう。

  2007.03.13

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• 野生動物調査カメラ

  03月03日の「関東外周山つなぎの旅」、神津牧場から香坂峠に向かう登山道でのこと。「カシャ」というシャッター音が聞こえたような気がして、あたりを見回しました。目の前のブナの木、地上から２ｍほどの位置にカメラ。「野生動物の調査中です！（独）畜産草地研究所」とあります。赤外線センサーが反応してシャッターが作動する仕掛けになっているものと思われます。利用者の少ない登山道ですが、持って帰ってしまうひとはいないのでしょうか。安い装置ではないと思うのですが・・・。

  2007.03.08

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• 【関東外周山つなぎの旅３７日目】市野萱（群馬県下仁田町）→軽井沢駅（長野県軽井沢町）

  2007年03月03日（土）晴08:21上信電鉄下仁田駅着、08:30発の下仁田町営バスに乗り換える。他に乗客なし。08:55終点・市野萱で下車、前回の続きを歩き始める。無闇に急な車道が屋敷集落まで続いて、いきなり足に応える。昭文社の2004年版山地図によると、集落から先は山道になるはずなのだが、・・・こちらも急な車道に変わっている。ここ２～３年で舗装されてしまったようだ。有刺鉄線の柵際まで集まってくる牛達に迎えられ、10:15神津牧場に着く。ひと休み。登山道は牧草地脇を登ってゆく。高台に誰か・・・ハンターがひとり。冬枯れの雑木林は狩猟に適しているのだろう。日陰にはまだまだ雪が残る。道標の隣りに馬頭観音。11:00香坂峠（１２４０ｍ）、群馬・長野の県境である。県境の尾根・信濃路自然歩道を北へ、八風山へ向かう。自然林と笹原の道、さっきハンターがいた方角から銃声が聞こえる。11:30矢川峠手前の小ピーク、東屋はあるけれど半壊。菓子パンと紅茶で昼食休憩。晴天無風、温度計は１８度を指す。群馬側が切れ落ちた尾根道をたどり、12:15八風山（１３１５ｍ）。一等三角点の標柱だけ、随分あっさりした頂上である。北東方向に軽井沢の町がよく見える。今日はひとりのハイカーにも会わなかった。山北面の下山道は一面の雪。アイゼンを装着したほうが安全なのだが、面倒くさい。ストックで体重を分散させながら慎重に下る。１０分ほどで妙義荒船林道、舗装路面は凍結している。ポツリポツリ別荘が建つ。山地図に従い大平林道を下る。林道とは名ばかり、全くの廃道。谷筋の寂しい道、いつ熊が出ても不思議ではない雰囲気・・・熊鈴を持ってこなかったことを後悔する。13:25路線バスの通る道まで下り着く。南軽井沢を突っ切って軽井沢駅へ向かう。途中で立ち寄った公衆トイレは暖房付き、さすが軽井沢である。14:55今日の終点・軽井沢駅に到着。15:40発のＪＲバスで信越線横川駅へ、16:30発の電車で帰途に就く。市野萱→軽井沢駅：２１．２ｋｍ

  2007.03.03

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• 2007年春の「青春１８きっぷ」は８０００円

  ＪＲグループが04月01日に発足２０周年を迎えるにあたり、この春の「青春１８きっぷ」を特別料金で発売するという記事が、先日新聞に載っていました。通常１１５００円のところを、３５００円安い８０００円。このきっぷが登場した1982年当時の価格なのだそうです。１６００円で普通電車が１日乗り放題・・・で、早速買いました。利用期間は03月01日から04月10日まで。この間「関東外周山つなぎの旅」は、高崎線・信越線・吾妻線方面を歩きつなぐ予定なので、交通費節約に大いに役立ちそうです。昨年夏の「青春１８きっぷ」は、目論見が狂って初めて５日分を使い切ることができず、もったいないことをしてしまいました。今回はその分も取り返すべく計画を立てています。

  2007.02.28

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• 【関東外周山つなぎの旅３６日目】六車（群馬県南牧村）→市野萱（群馬県下仁田町）

  2007年02月24日（土）晴れたり曇ったり08:21上信電鉄下仁田駅着、08:45発勧能行き南牧バスに乗り換える。他に乗客なし、貸切。09:05六車坂下で下車、前回の続きを歩き始める。帰路に利用する予定の下仁田町営バス市野萱線。過疎地の路線バスがどこでもそうであるように、便数が少ない。14:50発を逃すと次は18:20発。14:50便に間に合わせるのは、行程的に相当キツイ。ダメなら、またしてもヒッチハイクになる。県道９３号線を西へ、羽根沢で右折。星尾川に沿って県道２０１号線を遡る。大上集落から望む立岩は、西部劇にでてくる岩山を思わせる。10:35線ケ滝の登山口。駐車スペースに乗用車が１台、誰か入山しているのかも知れない。歩いていないと寒い、気温零度。星尾川沿いの登山道は、薄暗い植林地を行く。道標があっても良さそうな場所に何もなくて、あまり必要とも思えないところに設置されていたりする。杉の枝が積もって少し歩き辛い。登山道の所々に苔むした土留めの石組みが見られる。かつて峠越えの生活道路として使われていた名残りだろうか。11:30一旦林道に出る。林道はすぐ終点、自然林の登山道が始まる。ジグザグ登りの途中から、峠であろう切り通しを見上げる。12:00星尾峠。ここが群馬・長野の県境、荒船不動からのルートと合流する。長野側からの風が冷たい。約１５分の登り、航空母艦に例えられる荒船山の甲板部分（１３５０ｍ）に出る。最高地点は三角点のある経塚山（１４２２ｍ）だが、往復２０分を費やすとバスに間に合わなくなりそう・・・パス。ここで今日初めてハイカーに会う、６０代の夫婦。平坦な荒船甲板を南から北へ、雑木林を縦走する。雲が太陽を遮り、風が吹いて寒い。犬２匹を連れたハイカーと挨拶を交わす。12:40相沢方面への下山口、すぐガチガチに凍った急降下の雪道が現れる。アイゼンを装着するとともに、紅茶で菓子パンを流し込んで昼食とする。昭文社の山地図に「胸突八丁」と記された急坂、アイゼン無しでは絶対に下れない。滑ったらタダでは済みそうにない。慎重に下ること２０分、雪が消えアイゼンを外す。あとは整備された道標に従い、植林地を延々下る。中間地点に「中の宮」と表示のある祠。14:00相沢集落で車道に降り立つ。相沢川に沿って下り、三ツ瀬でバス道に合流する。14:35今日の終点・市野萱に到着、強行軍の甲斐あって間に合った。14:50発の下仁田町営バスに乗り上信電鉄下仁田駅へ、15:25発の電車で帰途に就く。六車→市野萱：１８．２ｋｍ

  2007.02.24

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