2008/05/10(土)21:12
「音楽ワヤ!」 005 尾崎亜美「ラピスラズリ」「POINTS」
さて、1980~90年代にもどります。
70年代から80年代の女性歌手さんは、ヨコノリ。
歌声の美しさや、しとやかな心の機微を歌われる方が多かったように思います。
熱く燃えるのは男性歌手、女性にはそれなりの役割が決まっていたようです。
10)尾崎亜美/「POINTS」 CD 1984
他の歌手さんに提供した曲をセルフカバーしているアルバム。南沙織さんの「春の予感」や高橋真梨子さんの「あなたの空を飛びたい」のカバーも入っています。尾崎さんが歌われると、同じ曲なのに、急に落ち着いた感じになるのが不思議です。冷静に歌うから、詩の意味がしみてくる。語りたいテーマを、わかりやすいテンポで歌っているよう。
11)尾崎亜美/「ラピスラズリ」 CD 1988
こちらは、基本はレギュラーアルバムですが、「オリビアを聴きながら」のセルフカバーも入っています。全体の印象は、落ち着いていて、癒し系。歌い方が安定しているので、つい、聞き流しがちなのですが、歌詞を読むと多彩で、同じライターさんだとは思えないよう。腰をすえて、聞き込むことが必要なようです。