七転八べぃ≒(七転八倒+七転八起)÷2 ≒あさ・がお

2018/11/27(火)00:22

「孤立癖」って新語になるかな

あさ・がおの哲則 「手探りの人生訓」(104)

​「孤独癖」という言葉が浮かんだ。 なんか、筋金入りというか、主義主張というか、 強い意志または性格があっての状況のように思えた。 もっと、なんとなくで、ふぬけた感じで、 「一人がち」な状況はなんというのだろうか。 忘年会に追われて年賀状をださない年があるとか、 上司の会話につきあうランチに疲れて、「銀行に寄るから」と、早めに席をたつとか。 高校生が、アイドルねたばかり話しているクラスメートがうとましくて、 必要もないのにトイレへ向かうときの状況を、表すことばはあるのだろうか。 「孤独癖」とか、「人間嫌い」とかでは、ちょっと重たすぎる。 「孤立癖」という言葉を思いつく。 幼稚園で多数派にも少数派にも属さずに、本棚の前に座っている子は、 「孤独」ではなく「孤立」かと思える。 積極的にそうしているのか、消極的になんとなくそうなっているのか。 臆病なのか、傲慢なのか、独尊なのか。 「孤立癖」を検索しても用例にあたらない。 とりあえず、新語の可能性があるように思われるが、 はたして、広まっていって常用されるよになることがあるのか。 脳裏から消えないうちに、ここへメモする。 追記) なんとなく「孤独死」ということばにも違和感を感じる。 「経済的その他の理由で、孤立化してしまった・・・」という流れに違和感をかんじないのだが、 「経済的その他の理由で、孤独化してしまった・・・」という文脈は、自分には馴染まない。 木枯らし紋次郎さんはじめ、「孤独」というものにはカッコ良さを期待してしまうから。 『孤独のグルメ』もそう。邪魔されずに食事に集中したいという意思を感じるのは『孤独』だから。 かりに、『孤立のグルメ』になってしまうと、邪魔されるのも嫌じゃないけど、邪魔するのも悪いし、みたいな腰の据わらない感じで、締まらない気がする。 「孤独」は愛するに価することもあるが、「孤立」はそれほど大したものではない。 ​

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