由布院 その6
由布院にはこんな楽しい仕掛けもあります。で、フライト「シュミレーター」です。 MIT(マサチューセッツ工科大学)で計算機熱力学のドクターを取って来た先輩が、若い私たち後輩との議論で、プロセス設計には積極的に計算機シミュレーションを取り入れるべきだと持論を展開し、ふたこと目には「コンピューターシュミレーション」と言っていたのが印象的でした。後輩たちはとうとう彼に本当のことをいえませんでした。 しかし、それ以外は実に優秀な方で、人格的にも仕事の上でも本当に非の打ち所のない人でしたから、却ってそういうほほえましいボケぶりが完成度を破っていて、普通なら冷たい印象を与えるところを「スキ」を作った格好になっていました。 もしかしたらわざとだったのかもしれません。でも今でも憎めない人です。