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ぶんたろ0118

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カテゴリ:夏海のエピソード
1月17日
生後7ヶ月28日

夏海ちゃんの熱はほぼ下がった。
熱と入れ替わりに今度はおなかに湿疹がたくさん出来た。
やっぱり突発性発疹だったようだ。
突発性発疹とは、大人が大抵持っているヘルペスウィルスによるもので、それまでは生まれた時にもらった免疫やおっぱいからもらっている免疫でガードしていたのが、6ヶ月を過ぎて母からの免疫が切れてきてかかるもの。
大げさかもしれないけれど、今回の発熱で娘が名実ともに私とは違う一個の存在として歩き出したような気がしてすこし悲しかった。
しかし、横で旦那が「もうおっぱいに免疫もなくなってきて、ご飯メインになりつつあるってことだよねぇ」と喜んでいる。
旦那はおっぱいからの卒業や私からの卒業を単純な“成長”として見れるわけだ。その上、段々物理的には母親も父親も変わらなくなってくるのが嬉しいのかもしれない。

雑誌の付録についていた病気百科を見る限りでは、突発性発疹の場合、熱があるときは意外にご機嫌で、発疹が出てくるころからご機嫌斜めになることが多い、と書いてあった。
夏海ちゃんもその例にもれないのか、朝のお目覚めから大泣きでご機嫌斜めだった。
その上、お熱が出た時からすこしだけ下痢っぽかったのが、昨日くらいから本格的に下痢になってしまった。
食欲は昨日よりは回復して、私が作ったメニューを一通り食べていたが、発熱前に比べるとまだ本調子ではないようだ。
完全復帰にはもう少しかかるようだ。

ということで、今日も家にこもって私と二人で遊ぶ。
機嫌が悪くなると抱っこ抱っこなのだが、機嫌がいいときは一生懸命立ち上がって、今日はビデオ周りのチェックにはまっていた。
ついに来たかー、という感じだが、ビデオデッキに手を突っ込んでみたり、ボタンを押しまくったりしてご機嫌に遊んでいた。
昨日に引き続いてスクワットが旬らしく、手押し車につかまって、私の方を自慢げに見ながら立って、しゃがんで、立って、しゃがんで、、、、、と一度に10回くらい、それを3セットくらいやっていた。
私が横で「立ちまーす、座りまーす、立ちまーす、、、、」と延々掛け声をかけると更にノリノリになり、立ち上がるときはひざがピーンと伸びて、一瞬ジャンプするくらい元気に立ち上がる。
大人でも疲れるスクワットだが、彼女は楽しいらしい。すごいなぁ、と感心する。

たまたま2度ほど、夏海が何かに夢中になって両手を離して立っていたときに、「あれ?夏海ちゃん、一人で立ってるね、すごい!!」と教えてあげると、自分でも一瞬びっくりしたような顔をしてから、目がだんだん餃子目になって「あ(濁点)―――!!」と喜んでいた。
今までもよくそういうことがあったので教えてあげていたのだけど、どうやら分かっていなかったらしい。
すでにいつも一人で安定して立っていたのだけど、本人は今日始めて認識したらしく、それからは立ってみて、手を離してみて、すかさず私の方を自慢げに振り返って、褒められると満面の笑みで雄たけびをあげる、というのがブームになり何度も何度もやってみせていた。

夕方に久しぶりに亮子(妹)が登場したときには、ちょうど寝る前に私と一緒に寝室で遊んでいたところだった。
あまりご機嫌がよろしくなくて、半泣きになっていたので、もうそろそろ寝るかなぁと思っていたが、亮子が寝室の戸から顔を出すと途端に笑顔になってハイハイで戸口に向かう。
私が、バイバイは?と促すと、すとんとお座りして「よっ!」という感じで手を上げる。
その手が、何故か「4(親指が中側に折り曲がっている)」になっているのが笑えてかわいい。
一日夏海につきっきりだった私は、妹にすこしだけお願いして家事を片付ける。
その間に夏海は妹に「ぎゅっ!」という本を読んでもらい(実は妹登場の5分前に私が読んであげていたのだが、ご機嫌悪く半分も読まないうちに手で本を閉められた)、自分でも「ぎゅーーー」と言ってご機嫌だったらしい。
私が寝室に戻ると、妹の前でも一人で立って見せては自慢していた。
立って両手を離してからそーーーっと我々の方を振り返る。我々が拍手して褒めてあげると、喜んで笑顔になるのだが、お座りしたあとが大変なのだ。
立っている時は危なくて大喜びできないらしく、座ってからぴょんぴょん飛び跳ねて、「ぎゃ!!」と雄たけびをあげて大喜びする。
そんなことをまたしても10回くらい繰り替えす夏海だった。
好きこそものの上手なれ、というけれど本当にそうだ。きっと自分で立てると分かった今、あっという間に更に上手になるに違いない。

ずっと家にこもっていてあまり変化がないので、今までは全く見ないようにしていたテレビを朝と夕方の2回つけている。“お母さんと一緒”の30分だけ。
他の関係ない民報がたまたまついている時に比べると、ずっと楽しそうに見てはいるが、一番集中しているのはやっぱり「あいうのうた」だ。
これの間だけは、話しかけても全く聞いていないというくらいテレビに釘付け。
お座りしてじーーーーっと見入っている。そして時折音楽にあわせて身体をゆすっている。
相当な気に入りようだ。

夏海を通わせたいと思っている保育園には、最初入園すると週3回、午後の3時間通うことになる。
面接のアポを取った際、うちは完全母乳なので、もしタイミングがうまく合わなくて保育園の直前におっぱいをあげられない場合は途中でお腹がすいてしまうかもしれないので心配している、とメールに書いたら、今日園長先生より電話があった。
私はなんに関しても慎重すぎるきらいはあるが、実はこの件について、離乳食が進んでもっとおっぱいの回数が減るまで保育園は見合わせた方がいいかもしれない、と思っていた。
しかし、園長先生には、おっぱい以外の飲み物(お茶やジュースなど)をすでにマグなどで飲んでいて、離乳食(おっぱい以外の食べ物)もちゃんと食べれる子供なら、最初の数回はお母さん恋しくて泣いてしまうかもしれないけれど、ちゃんと園で水分補給や食べ物を補給できるので全く問題ない、今までそのようなケースは対応してきたので経験のある範疇だから大丈夫、と言われる。
確かに私は初めての子供で、向こうは何十年も経験のあるプロだ。
園長先生にお任せすることにした。
それで思ったのだけど、夏海については私一人で決めていることが今までは殆どだったので、彼女にとっては多少刺激が少なくなっても安全な道を選んできたことが多かったかもしれない。
それが、週3回も保育園に行けば、その時間は私の判断が及ばないので、きっと今までとは違う刺激もたくさんもらえるようになって、夏海にとってはいいことなんだろうな、と思う。

(今日の一言メモ)
昨日、夏海がぶんたろうに対して慎重になったと書いたが、、、、
ここのところずっとお家にいて、ぶんたろうと接する機会が多かったからか、「ぶんちゃんはマレーシアの犬とは違って、絶対安全」ということをあっという間に再学習したせいで、今日はぶんちゃんの毛をむしって遊ぶのにはまっていた。ぶんちゃんにとっては短い春であった。





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Last updated  2005.01.17 23:53:30
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