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後半です。
今日、愛犬のリッティーが死にました。その時の記録です。全然楽しい話じゃないのでそういうのが苦手な人は読むのをやめてください。 まだ前半を読んでいない方はこちらをクリックして前半から読んでください。 家に帰ってくるとリッティーが苦しそうです。舌をまた噛んでいます。かーさんも起きて二人でなんとか舌を戻したのですが息苦しそうです。つらそうです。このまま死んでしまうのでは、という考えが頭をよぎりますがそんなことはさせへん!!と必死で体をさすります。かーさんも撫で、二人で見ていると息が少し楽になったようです。 かーさんがアンタ今日はお母さんと一緒に寝る?と聞いてきました。かーさんの寝ている部屋の横でリッティーが寝ているからです。あたくしはそうする、と言いました。弟さんは今週は夜勤なので夜はあたくし達が、昼間は弟さんがリッティーを見ている事ができます。夜勤明けで弟さんには可哀想でしたが昼間のリッティーを頼むことに。 金曜日。 かーさんの部屋で弟さんが寝ています。いつもはかーさんが仕事に行く時リッティーを外に出すのですがその日は弟さんが眠る部屋の横に居させてやることにしました。 夕方かーさんが帰ってくるとリッティーがいない。かーさんがどこに行ったんだと探すとリッティーは弟さんの足元で眠っていたそうです。シーツがリッティーの血で汚れてしまいました。リッティーを起こし、いつものように獣医さんに連れていくと先生が体調を崩し、代わりの先生がリッティーに点滴を打ってくれました。明日、ウイルスに感染していないか検査しましょう、と先生が言ったのでかーさんはお願いしますと言ったそうです。かーさんは土曜日も仕事なのであたくしと弟さんの二人で連れて行くよと言いました。 その頃、あたくしは職場でリッティーの事を考えていました。 いつもよりも頭の中をぐるぐると元気だったころのリッティーと今のぐったりとしたリッティーがよぎります。その後会社の契約について色々説明を受けなければならず、早く帰りたいと思ったのですが自分の事なので説明を受けていますと、その時もリッティーの姿がチラチラと浮かんでは消えます。外は雨が降ってきました。雷も鳴っています。リッティーは怖がりなので雷が鳴ったらきっと怯えていると思うと一刻も早く帰りたかったです。 家に帰ると相変わらずリッティーが自分の舌を噛んでいます。弟さんが噛んだらアカンと言って引きはがそうとします。かーさんもマッサージをしてやりますが噛んでいる自分の舌が痛いらしく必死で逃げます。ようやく元に戻ると今度は絨毯の上で吐きます。弟さんとかーさんが拭き取っているとリッティーさんはあたくしを見つけて1歩、2歩と近づいてきました。そして、しっぽを弱々しく振ります。 今思うとあたくしの膝の上に乗りたかったのでしょうか。ですが横にしてやらないとまた舌を噛むのでかーさんが無理やりリッティーを抱きかかえてソファーに連れて行きました。 セイくんと少し会いました。車の中でいつものように話していると不意にセイくんが 「麻美・・・今日は帰りな。」と言う。よくわからなかったのですがセイくんと一緒にいる時もリッティーがあたくしの膝に飛びかかって「おかえり!!おかえり!!」とやってくる姿が頭の中をぐるぐるとまわっていたのでそうするね、と言って送ってもらい、家へ。 家に着くと玄関先で眠っていたリッティーがピクン!!と反応して「あっちゃん!!」と言いたげな顔であたくしを見ました。が、その時また自分の舌を噛んでいます。 「リッティー!!噛んだらあかん!!」とあたくしが言って必死にマッサージをしているとかーさんも起きてきました。二人でなんとか元に戻し、寝かせてやると今度は苦しいのか暴れだします。 りっちゃん、頑張って!!パパさんが帰ってくるまで生きて!!そう思って必死で撫でます。リッティーをくるんでいた毛布から逃げるように体半分を出し、ゲフゲフッと咳をしたままガクン、と動かなくなりました。目は半開き、体はぴくりともしません。 ・・・・死んだの?そう思ってあたくしは必死でリッティーの肩を揺さぶり、体をさすり、りっちゃん、りっちゃんと呼びます。涙が出て止まりません。死なせてたまるもんかと必死でした。パパさんがいないのに死ぬなんて可哀想じゃないか。 するとリッティーはゲホゲホッ!!と咳をして呼吸が戻りました。なのでかーさんと二人で必死になって体を撫でます。 でも、もう二度と動きませんでした。 リッティー、リッティーと呼びかけて涙が止まりません。かーさんは泣いていませんでした。あたくしは半分気が狂ったかのようにリッティーの体にしがみつきました。心臓は、呼吸はと思ったのですがだめでした。6月9日、午前1時50分頃だったと思います。 震える手でとにかく姉さまと夜勤の弟さんに連絡しました。かーさんは中国に居るパパさんに電話しましたが、やはり寝ていたのか連絡が取れませんでした。 姉さまが電話してきました。泣きながら姉さまにリッティー死んじゃったよ、と言うと姉さまも泣いていました。弟さんはメールで「毛布にくるんであげて」と送ってきました。なので家に帰ったら撫でてあげて、と返信しました。 セイくんにもメールしました。セイくんは何かある気がする、と思い家に帰らず待っててくれたようです。そっちに行こうか?と言ってくれましたが断りました。まだリッティーが生きている気がして、死んだのはあたくしの勘違いな気がして、どうしても離れたくなかったのです。 セイくんは気をしっかり持たなアカンよと言いました。泣いていました。二人で少し泣きました。笑われても良いから死んだのは勘違いで、リッティー生きててくれないかな。と言うとそうだね、と言ってセイくんは泣いていました。 リッティーが死んでしまってから、少ししてやんでいた雨がまた降り出しました。雷も鳴りだしました。怖がりなリッティーが天に還るのに、雷が鳴っていると怖がって可哀想じゃないかと思ったら泣けて来て一人でずっと泣きに泣きました。さびしがり屋のリッティーが一人で天に還れるか、心配で涙がとめどなく流れてきます。リッティーが病気になってからずっと我慢してきたのに、人間こんなに泣けるものかというくらい泣きました。 1時間くらい眠ったでしょうか。雷の音で目が覚めました。リッティーの所に行って体を触りましたが、少しの硬直と、ひんやりとした感覚が伝わってきました。これが死というものかと思うとまたぼろぼろと涙が出てきました。 朝になってパパさんに電話しました。ちゃんと言おうと思ったのにパパさんが電話に出るとやっぱりまた泣いてしまいました。パパさんは落ち着いた声でそうか、と言いました。かーさんに代わって二人で話していました。かーさんはその時初めて涙声になっていました。 しばらくすると弟さんが帰ってきました。撫でてあげて、と言ってリッティーを見せてあげると撫でて、冷たいな、と言い泣きました。あたくしは何度も何度も泣いているのにそんな弟さんを見てまた涙が出ました。こういう状況やったんやよ、と最期を話してあげるとまた少し泣きました。仕方ないね、とかーさんも弟さんも言いますが悲しくて悲しくて・・・。 姉さまが首輪は残しといて、と電話で言ってたので外してあげました。かーさんがこれにくるんであげて、とピンクの薄い毛布をあたくしに差し出しました。抱きかかえてそれに包んでやりますと血がついて、染みが出来ていました。それをみてはまた泣きました。 情けない話、多分家族の中であたくしが1番泣いているのではないでしょうか。今も泣きながらコレを書いています。 冷たくなったリッティーを弟さんと二人で撫でて、よく頑張ったね、と声をかけてやりました。その時このままで終わらせたくないと思い、ブログに書こうと決めました。リッティーさんを失った悲しみはいつか思い出になるでしょう。 でも忘れてはいけないことまで忘れてしまったらリッティーが可哀想で・・・。 ここに書いて、忘れないように、残しておきます。 あたくしはリッティーを愛しておりました。仕事がうまくいかなくて泣きたい気持ちで帰ってきてもリッティーがいたから心が和んで、明日もやってやると思えました。 家に帰って来てしっぽを振っておかえり!!と歓迎してくれる姿も、お手とおかわりがイマイチ理解出来てなくて小さい頭で一生懸命考えながら手を差し出していたことも、パパさんになついてパパさん大好きなのに、パパさんが酔っぱらうとコロリと態度を変えてあたくしにべったりなところもすべてが愛しかったです。 涙が止まりませんし、もっとたくさん書きたい事があるのですが、リッティーのそばに居てやりたいのでここら辺でやめます。 もう少ししたらリッティーを焼きに行ってきます。つらいですが、しっかりと見送ってやりたいと思います。 ブログはしばらく休むか、何かしら書くかは考え中です。とりあえず、今はもう少し泣きたいと思います。 かなりの長文になりましたが、読んでくれてどうもありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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