2008/05/31(土)12:06
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
土曜日の夕方の映画館。
2007年度カンヌ国際映画祭でオープニングを飾った
ウォン・カーウァイ監督の最新作『マイ・ブルーベリー・ナイツ』を観てきました。
■あらすじ■
夜。ニューヨークのとあるカフェ。
失恋したばかりのエリザベスは、店のオーナー、ジェレミーが焼いたブルーベリー・パイを食べ、
少しだけ心が癒やされる。
別れた恋人のことが忘れられない彼女は、突然行く先を告げず旅に出る。
仕事をしながら、メンフィス、ラスベガスとアメリカを横断していくエリザベス。
行く先々で、愛を見失いそうな人々と出会い、
同じ時間を共有していく中で、自分を見つめなおしていく。
■スタッフ■
監督 ウォン・カーウァイ
音楽 ライ・クーダー
■キャスト■
ノラ・ジョーンズ (エリザベス)、ジュード・ロウ (ジェレミー)、
デヴィッド・ストラザーン (アーニー)、レイチェル・ワイズ (スー・リン)、ナタリー・ポートマン (レスリー)
★オフィシャルHPはこちら
映画初出演にして、初主演となった、グラミー賞8冠の歌姫ノラ・ジョーンズ。
初々しい演技で、好感を持ちました。
そして、やはり彼女の歌は、すごくいいですねー。
オープニングに流れる「ザ・ストーリー」。
とても好きです。
映画にぐぐっと惹きこまれました~。
歌声から、もっと大人っぽい感じの女性を想像していたのですけど、
けっこう童顔・・・。
今回、この映画をぜひ観たいと思った1番の理由はノラが主演するから。
そして、カーウァイ監督の作品だったから。
実は、わたしはこの監督の『恋する惑星』の大大大ファン。
かつて影響されて、香港を旅したこともあるほど。
スタイリッシュな映像は、この映画でも健在~。
音楽の使い方も独特で、期待どおりでした。
そんな中。
わたしの心を大きく揺さぶたったのは、
カフェのオーナー役のジュード・ロウのカッコよかったこと。
あの笑顔、あのケーキ食べ方、包容力・・・。
待ってくれてるひとがいるのって、素敵♪
帰ってこれる場所があるのって、素晴らしい!!
この映画の最大の魅力はこれだったなぁ。
ジュード、今まであんまり好みじゃなかったんですよね。
『ガタカ』で初めて見たとき、マネキンのようにあまりにも美しく整ったお顔過ぎちゃって、
なんとも苦手なタイプというか。。
『リプリー』では、ほとんど印象に残ってないし。
昨年『コールド・マウンテン』を観て、あらら、中年になって頭がちょっと寂しくなっちゃってる~。
でも、なんかちょっと気になるなぁ。と思い始めて。
こんなことなら少し前に公開してた『ホリディ』、観に行っておけば良かったな。
残念~~。
現在、わたしのPCの壁紙は、キャプテン・ジャックから、ジェレミーに。
ジェレミーのおかげで、今までそんなに食べたことのなかったブルーベリー・パイが、
わたしにも少しだけ特別なスイーツになりましたよ。
ラストのキスシーン。撮影大変だったろうな・・・。^^