贅沢な時間をもらいました
娘は1歳になってから個人プレーから、だんだん友達と絡むことが多くなり近い年齢の子がいると本当に嬉しそうに近づいて遊びたがるようになりました。なので、私ももうちょっと色んなママと交流を持とうと、児童館に行ったり、里山保育に行ったり、飲み会をしたり、家族同士でご飯会をしたりと、積極的に周りと交流を持っておりました。だけど一昨日、ふと、(あ~なんか疲れたなぁ~心がドロドロしてきたなぁ~)とか思ってしまいまして。無理してたんでしょうね。人付き合い苦手だし。ちょっとエネルギー不足でカックリなっちゃったんです。旦那ちゃんも週休1日で帰宅は深夜。泊まりも多く、週末くらいゆっくり休みたいのもわかっていたのですが、どうしてもだったのでお願いしてみました。『あのさぁ~、今日ちょっとリフレッシュしてきてもいいかなぁ?』そしたら『うんいいよ。ちょうど今日、映画でも観て来れば?って言おうと思ってたんだよ。ゆっくりしておいで』そう言ってくれたんです~。じゃあ映画!って近所の映画館のスケジュール見たら、15分後に始まるではないか『レ・ミゼラブル』!急いで着替えて歯磨きして、娘の頭と旦那のスキンヘッドにキスしてダッシュしました。今まで本でもミュージカルでもオペラでも散々見てきたミゼラブル。(ネタバレ有り)パン1つを盗んだ罪で19年間牢獄に繋がれた主人公ジャン・バルジャンが、仮釈放で数日だけ外に出ることを許されます。しかしどこへいっても罪人の烙印のせいで追い出され、身も心も恨みつらみで満たされた彼は手を差し伸べてくれた司教の銀食器を盗み逃げててしまうのです。警察に捕らえられたジャン・バルジャンは司教の前に突き出されますが、司教は言います。『彼の言う通り、この食器は私が差し上げたもの。しかし慌てて忘れなさったな何よりの物を差し上げたのに。』そう言って、さらにテーブルに置いてあった銀の燭台をジャン・バルジャン差し出すのです。警察を帰した後に司教は言います。『さあ兄弟この燭台を使って正しい道を歩みなさい。あなたの魂は私が買った。』もうこの時点で大号泣の私。何十回と見ているのに、台詞だってそらで言えるのに、毎回感動してしまうこのシーン。ここまで出来るって一体なんなんだろう?!なんて心を動かすんだろう!!無償の愛はジャン・バルジャンを変えます。この後も3時間、父母の愛、想い人への愛、無償の愛、本当に愛、愛、愛が溢れるストーリーなんです!観て!観終わった後は涙と一緒に心のドロドロもきれいに洗われ、トイレで見た自分の顔がすっかり柔らかくなっていたほど。どんなプロのマッサージよりも効きました。映画館を出た後、旦那ちゃんに電話をしたら『今おちびちゃんとバーミヤンでランチしてるから、まだまだゆっくりしてていいよ』の返事。お茶とサンドイッチを買って、公園でのんびり食べて、芝生に大の字で寝っころがって紫外線もシミも気にせず太陽を浴びて、思ったこと。私も旦那ちゃんから沢山の愛をもらっているんだな。私って幸せだな。つくづくそう感じました。恵方巻きを食べ、豆をまき、自分の中の寂し鬼も追い出せた、幸せな幸せな節分となりました。、