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法喜が語る

法喜が語る

2003タイインド記3

      タイ

  スンガイコ-ロク

 タイ最南端の町スンガイコーロク。南バスターミナルからひたすらバスのたびである。俺はヤラー行きのバスでむかった。しかしバス代はその前の町までしか払っていなかったが平気だった。ヤラーに着いたのは、日が昇る前。午後2時にバスに乗ったのだから15時間近く乗っていたことになる。ヤラーからは列車に乗り換えた。朝もやの中を走る風景は最高にのどかであった。
 流石にタイ最南端の町。日差しがかなり強かった。町から歩いてマレーシアに行くことが出来る。スンガイコーロクは国境の町以外に何の魅力も無い町である。置屋が沢山あるが町はいたって静かである。俺はホテルでシャワーを浴びて、マレーシアにむかった。簡単に国境を超えて、マレーシアの町を歩いてみる。小さな河には渡し舟が行き来しており、地元民は普通に国境を越えている。しかし一応国境警備隊がいて、蜜輸入などを取り締まっているらしいがのどかである。俺は警備隊に何か言われたが良くわからなかった。ほんの1時間ぐらいのマレーシア旅行を終えタイに戻る。どうもインドで腹を壊したのがまだ続いているらしかった。何かの事件があったが見ていても良くわからなかったので、ホテルに戻り休養。
ビーチ裸
  クラビー

 クラビーのタウンからビーチに向かう船は水しぶきを飛ばしながら走っていく。とんでもない水が一番前に座っていた俺を襲う。後ろの女の子はキャーキャーいいながらライフジャケットで水をガードしている。写真どころではない。サングラスをしても目が痛い。全身びしょぬれ。とんでもないボートに乗ってしまった。
 事件は突然やってくる。突然モーターの音が変わり、船が進まなくなった。船頭がプロペラをあげると羽根が無くなっているじゃないか。これでこの船は進むことが不可能になった。錨を降ろし、波にゆれる漂流船。自力では陸まで行く事ができない。ただ笑うのみである。後ろから来た船に引っ張ってもらい、何とか目的地にたどり着くことが出来た。 
 マングローブに囲まれたビーチに着いて、遠浅の水の中を歩く。俺のホテルは少し高台にある可愛いバンガローのあるホテルである。コスタリカのバンガローがよみがえってきた。絶壁に囲まれていた。夜レストランでは ”I SPY”をやっていたがつまらなかった。夜一人でビーチリゾートにいても退屈すぎる。かと言って本を読む気にもならないし。ビーチからも少し歩くので、早く寝てしまった。
ピーピー夕焼け
    ピーピー島

 クラビーからピーピー島に移動する。ピーピー島は映画ビーチのロケ地として一躍有名になった。以前来ようとも考えていたが機会が無く今回はじめて足を運ぶことになった。まず驚いたのが海の綺麗さである。本当に綺麗な海だった。ダイビングスポットが数あるのもうなずける。
 多くの外国人が訪れるこの島の物価は高い。ゲストハウスも値段の割に質が劣るのも残念である。食事にも金がかかるのがいたい。しかしコンビにもあるので便利ではあるが。狭い道の両脇には店がひしめきあっている。今回俺が泊まった宿はモスキートダイブの前の宿である。ここの宿のシャワーは何故かしょっぱかった。シャワーの意味が無いような気がしたがしょうがない。海で付いた塩分を落とそうとシャワーを浴びても、意味の無いシャワーだ。 
 レストランでは様々な映画が上映されていて、見たい映画をやっているところで食事をとれる。しかし人気の映画をするときは席をとるのが困難な時もある。日本でまだ上映されていないものなども見れて、帰国後話題にすることもできる。食事の料金だけで映画が観れるなんてお得だ。俺が泊まった安い宿はカップルには向かないが、ビーチ沿いには可愛いコテージがありお勧めである。シーフードレストランではサメの肉も売っている。
 ピーピー島は南北に高台があり、島の中心に機能は集中していて、東西にビーチがあるので朝日、夕日を楽しむことが出来る。特に西のビーチは広く、美しい夕日を観る事が出来る。バレーボールをしていた旅人も、日が沈む時は手をやめて見入っていた。ちょうど俺の前には白人カップルが寄り添って夕日を観ていた。言葉を発するもなく美しい光景に心を打たれていたので、被写体に無断でなっていただいた。
 泳ぐことの出来ないおれ。何故か力を抜いても浮くことが出来ないのである。筋肉は重く浮きにくい。俺の体脂肪率は以前7%しかなかった。それが原因なのだろうか。俺ははっきり言って海が苦手である。伊豆で沖に流されておぼれそうになったこともあるし、東京都体育館でも危なかった。だからこれだけ海の美しいタイに何回も来ているにもかかわらずマリンスポーツはしたことが無かった。海に行ってもごろごろが基本である。どこぞのでぶな白人は双眼鏡で女の子を覗いていたが、俺はただごろごろするのみである。ごろごろするにも日差しが強いのでたまらんのだが。うっかり寝てしまうと5日ぐらいは安らかに睡眠をとれなくなってしまう。いつかタイでスキューバーのライセンスをとりたいが金もないし。しかしピーピー島のシュノーケリングの一日ツアーはなんと300バーツという格安。迷わず参加してしまった。食事付きで全て込みそして初めてのマリンスポーツ期待が膨らむ。
 朝待ち合わせ場所に行ってみると俺が一番先だった。俺の後から学生3人組みと若い夫婦が来た。全員日本人のボートだ。外国人達は別のボートに乗りこんでいた。ボートが外洋に出ると意外に揺れる、向かう先はピーピーレ島である。内海に入って最初のシュノーケリング。海が綺麗だ。魚もうにも沢山いる。珊瑚が一面に広がっている。潜って珊瑚をとろうとするが、ライフジャケットのせいで潜ることが出来ない。珊瑚の上に乗ったら足がすくわれ危うく怪我をするところだった。波にゆられ岩場は危険である。最初は息の吸い方がうまくいかなく水を飲んだが何とかうまくなってきた。ライフジャケットを着ていても、塩水を飲んだときはつらい。胃がムカつく。
 ”ビーチ”の撮影したところは美しい。といいつつトップレスに目が行ってしまうが、本当に綺麗なビーチだ。今は映画のせいで多くの観光客がいるが、楽園のような美しい自然である。
 昼飯を食べたビーチはタウンから近いが陸路が無いため自然が保たれている。トップレスの美女と男が草むらから出てきたが何をしていたのだろう。
 俺はボートに一緒に乗っていた人達からずーっと日本人だとは思われていなかったらしい。何故か英語で話し掛けられたが。気が付かないのでそのままにしといた。沖でのシュノーケリングでは昼食べたバナナの皮を持って潜ったら沢山の魚に攻撃された。町に戻る前にもう一回潜ったがそこはあまり魚がいなかった。帰りのボートの上で夫婦が喧嘩しだしたのは面白かったが、どっちもどっちだった。どうせホテルでは仲がいいのだろう。
ヨット
   プーケット

 タイのビーチと言えばプーケットだろう。インドシナ半島で一番の観光地であるかもしれない。私は以前親友とタウンの方に宿をとってしまいつまらない思いをしてすぐにサムイに移ってしまったので、いい印象が残っていない。プーケットはリゾート地なのでいいホテルに泊まるか足を確保しないとエンジョイできない。
 クラビーから船でプーケットに来た。モトサイの言い値は300バーツだ。高過ぎる。リゾート価格にボッタクリ価格が上乗せされている。100バーツで交渉したが結局150バーツまでしか下がらなかった。これだと映画を観てコーヒーまで飲める価格である。しかし確かにタウンまで10キロはあるのでガソリン代を考えればしょうがないのかも知れん。ゲストハウスを探すのが面倒だったのでついでにさがしてもらった。500バーツの宿だがまあいいだろう。
 ナトンのビーチはジジババ比率が高いが、たまにトップレスの美女がいて目を奪われる。こうみると日本人のグループはすごく幼く見える。町のつくりなどはパタヤと変わらなく、違いと言えばナトンの方がビーチが広く遊べる事、しかしバンコクから遠いということぐらいか。バーが集まるところではニューハーフが熱心に客引きをしていた。プーケットの夜が始まるのはパタヤに比べ幾分スタートが遅いようだ。
 昼間はサルのように全身赤くなった白人を見て、夜は盛りのついた赤い顔の親父を見るぐらいしかないのか?
 俺はプーケっトに1泊のみしてバンコクに帰ることにした。タウンまでのモトサイの運転手はバイクを運転しながら俺が乗っているのに携帯で誰かと話していた。まったく何を考えているのやら。

     バンコク

 今回この天使の都でやらなくてはいけない事がある。一つは料理学校に行くこと。もう一つはタイ語を習うことである。
 料理学校はワンディーという有名な学校に決めていたがここはなにぶん高過ぎる。しかし味は最高と言うことで3日で15種類習った。
 タイ語学校は金欠のため次回に持ち越しである。
 宿は少し高いが、移動に便利なカセムサンにいつも泊まっている。歩いてMBKに行けるし、BTS駅から近いし、バスも多いので最高に便利である。しかし散歩には向かない場所ではある。
人形
   メーサーイ

 ミヤンマーとの国境の町メーサーイ。川を渡ればタチレクというミヤンマーの町である。流石国境の町だけあった怪しいやからがいる。まずタバコ売り。外人を見るとあちこちから近寄ってきてタバコをカートンで売りつけてくる。下手すると売り子に囲まれてしまう。
 前回来たときは気が付かなかったが、CDがタイの半額以下で買える。エロは5枚100バーツと言ってくるが、5枚買っても1,2枚しか手に入れる事が出来ない。なぜかって、彼らはCDを包むときにごまかすからである。ワンデイで入国してくる外人はカモにするのに最適だからである。
 俺はバンコクからの夜行バスで朝メーサーイについて、ゲストハウスで一休みしてから、タチレクにはいった。タチレクにもやはり置屋があり、ほったてご屋みたいな所で一発できる。しかしあやし過ぎるので注意が必要であろう。
 メーサーイのチンポタワー周辺に置屋があるという事だが俺は確認出来なかった。
 タチレクでカラバオなどのCDを購入。夕方のバスで俺はバンコクに帰る事にした。メーサーイからチェンライまでのバスはインド人だらけで臭い。途中の検問でもインド人の荷物に係りがびっくり。なんてたってインド人全員が毛布を担いでいるのだから。なんの集団なんだか。
 そうそう今回俺がメーサーイに来た理由はくだらなすぎます。ここで白状しますと、スンガイコーロクでタイの最南端に行ったから、最北端に来たと言うだけです。旅の理由なんてそんなもんでしょう。

    パタヤの雨

 リゾート地での雨ほど無意味なものいや厄介なものはないでしょう。せっかく訪れたラン島で雨に降られ店じまいされて、早くに引き上げていくボート達。決まった時間まで帰れなく、雨宿りして待つ無意味な時間。パタヤの雨ほどむかついた事はありません。ボートから船に移るときに海に落ちるおばさんやでぶないぼいぼおじさん、ベトナム人の観光客、ゴーゴーガールの写真を撮る日本人など船の中はそれなりに面白いのですが。
 結局ラン島では高いバナナボートにはじめて乗っただけです。しかも雨の中、震えながら。15分400バーツもした。タウンに帰ってきたら雨は止んでしまった。
 夕方”信じられない世界”へ行った。パタヤに来るたびに行こうと思って入り口まで来るが、高くてなかなか入ることを諦めていた所である。しかしやっぱり入ってみて後悔した。単なる時間潰しにはなったが。カナダで入った事があるからかもしれないが、値段のわりに見世物が少ないのである。現地のタイ人にはとても高過ぎる。完全に観光客目当てだ。映画の4倍もするんだから、困ったものである。
 夜海沿いの通りには娼婦が沢山おしゃべりをしている。暗闇にまぎれて、とんでもない化け物やおかままでいる。俺は以前おかまに声をかけられおののいた事がある。おかまのメッカパタヤは日本からわざわざおかまを見に来る人達もいるぐらいだ。ピザ屋のウエイトレスがおかまなんて事もある。タイではおかまは普通に暮らしているのである。
 おかまに無理やりただでもいいから、マッサージをさせてくれと言われたこともあるが、危険きわまりないので遠慮させてもらった。
 今回バスターミナルが新しくなっているのに驚いた。パタヤ、バンコク間はバスが本当に多い。バスターミナルは人であふれていた。レストランまで出来ていたので、食べさせてもらった。
 




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