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法喜が語る

法喜が語る

スペインを語る2

ヴェヘ-ル

ファーストフード

ファーストフードで食後片づけない日本人は、まず居ないのではないのであろうか。ましてファーストフードに片づけ専門の人も雇われていない。ファーストフードの発祥地アメリカでもまず片づけるのが常識だろう。
そもそもファーストフードはレストランと違いセルフサービスが基本。その分人件費をうかして安くサービスしているのである。
たとえばファーストフードがレストランより高い国などでは、付加価値として店員が片づけてもいいと思う。それはまだファーストフードという形態が確立していなく、ファーストフードというブランドのレストランだからである。しかし基本的にファーストフードはセルフでなくてはいけない。そうでなくては無駄な人件費が商品につくからである。警備員が常にいるファーストフードなんか論外である。
スペインのファーストフード。最悪である。値段も日本の1、4倍もする。そのくせサービスがなっていない。片づけるだけの人、警備員までいるのにサービスの中身がなっていない。客側も店側も両方がとんでもない。ポテトなんか日本の6割ぐらいしか入っていないし、ジュースも汲置きしている、そのくせ提供時間がおそい。パンが焦げている。パンに指の跡があるなど、日本のマネージャーがみたら卒倒しそうなのも平気で提供する。モラルが低すぎる。お客と話すより、店員同士で会話してる方が多いのである。人件費の無駄以外の何者でもない。そりゃ日本よりも高いはずである。驚く事にシエスタに閉まる店まである。普通ファーストフードって食事の時間外に利用する事が多い日本人からしてみれば理解しがたい。ストローがセルフなのは、直接口に触れるから店員が触れないのかと思っていたら、多分ただセルフなだけらしい。スペインでいい事といえば言わずにしてケチャップを毎回つけてくれる事ぐらい。しかし1個だけでなく数個適当に。だったらはじめから大き目のケチャップにすればいいのにと思うのは私だけだろうか。タイなどはチリとケチャップはポンプ式でセルフである。ま日本人からしてみれば最悪なスペインのマクドナルドもスペイン人からしてみればなんともないのだから、とやかくいう必要もないだろう。
スペイン人が食べおわった後片づける確立は15%ぐらいだろうか。片づけに人が多すぎる、残されたものをすべて店員が処理しているかといえば決してそんなことはない。次に席を利用する人がまず片づけてから着席しなくてはならない。ばかすぎる。それの繰り返し。どうせ誰が食べたかわからないかすを片づけるのなら、自分の食べたものを片づけるようにすれば、より合理的で衛生面でもいいのではないだろうか。だれのだかわからないものを片づけて嫌な思いをしながら、自分も片づけない神経。私にとっては頭が悪いとしか思えない。なにも下水を処理しろとか言ってるのではない。席から離れるついでに20秒もかからない作業である。やはりスペイン人は自己中心でエゴの固まりである。私みたいにジュースのしずくで濡れてしまったテーブルを拭く人など存在しないのがスペインである。
マットメニューがないのでしょうがなく、店員の後ろ上にあるメニューを指でさしても彼らは理解できない。なんなんだ。指で指しているのだからそちらを見ればいいのに何が欲しいのか聞いてくる。そのうえこちらがいらいらしているのを知ってかしらずか、サイドメニューを聞いてきたり、大きさはなんだと聞いてくる。大きさは何も言わなければ普通に決まっているではないか、なんでわざわざ聞いてくるんだ。馬鹿みたいに毎回大きいのかと聞いてくる。だったらはじめからセットメニューは大きサイズの値段をメインに書いて、普通サイズを小さく書けばいいのに。並んでいても平気でカウンターを締めてしまう事も度々。並んでいる意味がないではないか。よく日本の常識は世界では非常識というが、私にとってはスペインの常識の方がよっぽど理解出来ないものである。
マドリー夜
メダルゲームと宝くじ

スペインのメダルゲームは20セントである。日本のようにおもちゃのコインではない。どこに行ってもたいていは20セント。ゲームセンターだけでなく、カフェやバー、駅などあちこちにおいてある。バスターミナルでバスを待つ時、ちょっとコインができたなど、暇つぶしにもってこいなのがメダルゲーム。やってみるとなかなかはまってしまう。私が見た今までに一番稼いでいる人の額は2万円以上。私は残念ながら3000円程度だが。儲けは多分日本のパチンコみたいな感じなのだろうが、現金がそのままじゃらじゃら出てくるのは気分がいい。機械には放出率70%などよく書いてあるが本当なのだろうが。昼下がりバーで、年のいったおじさんが熱心にやってるのをよく目撃する。
老人といえば、スペインの老人の財布の中にはいろいろな種類の宝くじが入っている。男の財布のみでなくその奥さんの女の財布にも同じように宝くじが入っている。町中いたるところで宝くじは売られていて、気軽に買える。宝くじを主に売っているのは盲人たちである。スペインの宝くじのONCEとは盲人協会の訳でもあるらしい。盲人たちにもしっかり仕事ができるように宝くじの販売を仕切っているらしい。とてつもなく寒い日も頑張って売っているのを見るとつい買ってあげたくなる。
宝くじはほんとに沢山あって、週に一つ以上は抽選している。しかもテレビで放送していて宝くじガールも見物である。値段は2ユーロぐらいから20ユーロと価格には大きなばらつきがあるが大体は2から3ユーロが普通らしい。しかし宝くじ一枚に3000円近くかけて買う人が大勢いるのはびっくりである。宝くじの売り方は連番やバラではなく自分の気に入った数字を買うのであるが、同じ数字がたくさん売られているので、その数字があたると思えば、同じ数字のを何枚も買う事ができる。もしある売り場から一等が出れば、そこで買った大勢の人が一等の賞金を獲得できるのである。もし小さな村なら、町中の人がハッピーなんてこともありえる。
宝くじで一番大きなのはクリスマスのものでこれが20ユーロする。こんな高い宝くじを同じ数字で買う人もしっかりいる。この宝くじはテレビ、新聞で大きく取上げられ、あったた売り場には当選者が集まり、ドンチャン騒ぎをする。一攫千金が好きなスペイン人にとって宝くじというのは非常に魅力のあるものだが、夢は夢で終わる人の方が多いはず。しかし人間小さな希望が生きるいきがいになって、つい毎回宝くじを買ってしまうのである。夢があったってショックで死んでしまう老人が出ないでもらいたいものである。
ローマ競技場



ひまわり、かぼちゃ、スイカといえば何でしょうか?種が食べられる。昔の日本人もこれらの種を良くお菓子がわりに食べたとおもいますが、最近の日本人は食べないと思います。そもそもあまり売ってるところを見ない。いったいこれらの美味しい物は何処に行ってしまったのでしょうか。まさか捨てられているなんてことはないでしょう。飼料として使われているのだと思います。しかしちまたに流通しているお菓子よりも、これらの種は健康にも良く栄養満点です。意外に日本以外の国ではよくこれらのお菓子が食べられています。何故日本人は食べ内のか不思議です。
しかしこれらのお菓子は殻付きの状態で売られているため、食べる時にかなりのごみが出ます。だから日本人は嫌うのでしょうか。でも殻無しも売られている。しかし割高。なにはともわれ、スペイン人はこの種をよく食べます。モロッコのように殻を捨てても土に帰るようなところならいいですが、スペインは一応近代国家。こう書くと語弊がでそうなので説明しますが、私はスペインを先進国とは絶対思わないからこう書きました。バス停などで種を食べて、殻はそこら中に散らかす。ひどい時はバスの中で散らかす。ま、インドや中国ではバスの中で普通にごみを捨てていますが。でもスペインはEUの一員になっている以上、インドや中国と一緒でいいのだろうか。日本人が種、落花生を食べても殻はしっかり袋に入れてごみ箱に捨てる。これが普通だと思うのですが、彼らは家の中でも殻を散らかしている別けではあるまい、もし家の中で散らかしているのなら私は何も言わないが、公共の場だけで散らかすのは一体どうわけなんだ。スペイン人は公共に対するモラルがかなり低いのではないか。すべての人が心地よく暮らす為に、家の中より公共の施設の方が気を使わなくては行けないような気がしているのは、日本人だけなのだろうか。
スペイン人はひまわりを食べる時、殻の端をかみ切り舌で中の種を吸い出して食べるので両手を使わず食べる事が出来るが、その舌の動きはカメレオンみたいである。でもその舌の動きがキスをより気持ち良くしているのかもしれない。スペイン人のキスはまるでSEX。ま、キスと言う語源は下の口が準備が出来たか、上の口に聞く事だからキスはSEXの一部なんだが。そう考えるとタイ人や昔の日本人がキスに恥じらいがあるのは理解出来るが、じゃなんで白人は良くキスをするのだろうか?分からない。キスに関しては違うところで述べるのでここらで話題を戻す。
昔日本には駄菓子屋が結構あったが、最近はあまり目撃しない。かえって駄菓子屋がアミューズメントスポットになったりしている。駄菓子をコンビニで買ってもなにか物足りない。駄菓子屋の名物おばさんなる物は今やどこに。スペインは町中いたるところに駄菓子屋が存在する。本当に小さなキオスクみたいなところで売っていたりする。売り方も沢山入っているケースから、自分の袋に入れるという方法である。種類はかなりあるが、形や色が違うだけで味が結構似たりよったり。しかし選ぶ楽しみがある。日本では何かと衛生的に問題が有りそうだが、このようなスタイルの駄菓子屋が日本にも、もっとあって欲しいと思うのは私だけでしょうか?

ワイン

日本でワインというと何かおしゃれな感じがする。ワインは他の酒にに比べると何か高級なイメージが付きまとう。高いワインはとてつもなく高い値段がついていて、恐くて触る事すらできない。売り場でも特別な場所を設けて、宝物のようである。でもワインなんかスペインに居ると水と同じである。下手したら水より安いかもしれない。ドイツではビールが水と同じように飲まれているというが、スペインではワインが水代わりみたいなもんである。ランチで定食を頼むとドリンクは水かワイン選べて、気前がいいところではワインがボトルで出てくる。これにはびっくりした。900円ぐらいの定食にワイン、パン、2皿の食事、デザートが付いてくるなんてなんて贅沢なんだ。スペインのランチは1日で一番豪華である。安いワインはボトルで80円ぐらいからある。しかし日本の500円ワインのようにまずくて飲めないという事はない、しっかりおいしいのである。80円なんか日本じゃ瓶代にもならないのではなかろうか。日本では缶ジュースなどは中身より入れ物の方が高いといわれている。その証拠に250缶でも350缶でも値段は同じ。栄養ドリンクの類は中身は10円しない。そんな事言ったらマックのコーヒーは原価3円まったく信じられない。
私がスペインに留学している時、同じ家にドイツ人が居たので私の好きなドイツワインの事を話したらびっくりしていた。なぜなら私が好きなワインは日本では3800円ぐらいで売られているのだがドイツではそのワインは単なるテーブルワインで500円ぐらいの下級のワインらしい。なぜこんな下級ワインが日本では中級の値段がついているのだろう。タイはスコッチウイスキーをスコットランドでブレンドしてタイで安く提供できるようにしている。そのまま瓶で輸入するより、樽で輸入してタイで詰め替えるという方法でかなり安くしているが、日本はワインを瓶で輸入してそのまま売るから高いのではなかろうか。ちなみに私が好きなドイツワインは”猿の谷のワイン”で一度飲めば忘れられないワインである。しかし忘れられないのは味がいいのでなくて、瓶が変わっているからである。瓶に猿がくっついているのである。まるで落ちない君みたいに猿が瓶を抱いているのだが、ドイツには猿が居るのだろうか?私はただその猿だけのために高いワインを買うはめになったのだが、それは猿ずきの宿命なのだろうか。私の右手には猿の牙の後があるが、多分噛まれた時に猿の遺伝子が私の体に注入された事を祈る。
日本ではスペインワインは意外に飲まれていない。日本人はなぜかワインといったらフランスかイタリアと思い込んでいる。オリーブといったらイタリアしか頭にない人も多い。しかしオリーブオイルなんか日本で使われているのはスペイン産の方が多いのである。ワインだってヨーロッパ有数のワイン生産国で、実に豊富な種類のワインが生産されている。流石に農業国スペインはワイン、オリーブなどヨーロッパの輸出国。スペインの平原は見渡す限り、オリーブか葡萄の木しかない。本当に飽きるほどオリーブばかり。こんなに本当にオリーブあってどうするのってぐらいあります。スペインはシェリーが有名だがスパークリングワインもワインも本当にうまくて安い国である。



日本は本が溢れている。町中あらゆる所に本屋があり、大きな本屋も多い。そして今では古本屋もあちこちに出来ている。古本屋は読者にとってはありがたいが、出版社側にとってはかなり痛手らしい。古本の流通がよくなればなるほど、新しい本を買う人が少なくなる。本が売れなければ出版社はつぶれる。本を高くするか、売れると思われる本しか出版しないしか逃げ道が無い。矛盾だ。読者は色々な本を安く読みたいのである。だから古本屋を利用する。しかしこれが結果としては新しい出版を減らし、本の値段に圧迫をかけているなんて。私は古本は余り買いません。皆さんも古本やら、図書館を利用せずに本を買って下さい。本という媒体は自分の好きな時間に好きな情報を得ることが出来ます。より多くの本を読むことが知識の蓄積になり、人格をより豊かに出来ます。本を友達にしましょう。むかし私が学生の頃、毎日1冊本を読んでいた時期があります。確かに出費は痛いものがありますが、のちのちに読んだ本が役にたつことがしばしばあります。今までの日本人は本と共に生きてきましたが、これからは危ういでしょう。
スペインは物価の割に本が高いです。しかし日本と違って本のセールがしばしばあります。日本はまず新冊の値引きはないと思います。もともと本が安い国で値引きが無いのと、高いが時々値引きがあるのとどちらの方が、合理的だか私にはわかりません。スペインでは老人の読書風景は見ますが、若者が本を読んでいる風景は余り見ません。勉強の為には本を読むでしょうが、趣味が読書という人は少ないのでしょうか。
新聞といえば配達ですが、スペインではキオスクで買うのが普通。だいたい140円ぐらい。日本と大して変わらないと思います。しかし”20分”という新聞は地下鉄の近くで無料で配られているので、こちらの方がお徳。ただで情報が得られるなんて。これでは他の新聞は厳しい状況になります。そこで最近はおまけを付けたりしています。そして日本と違う所は、新聞がコミニケーションの場になっている事です。日本の一流新聞じゃありえない、出会いの欄があったりします。
スペインの漫画は死んでいます。まず輸入物ばかり。なぜスペインは漫画が発達しなかったのでしょう。日本ほど漫画がある国も珍しいですが、日本ほどアニメが豊富な国は他に類を見ない。タイなんかでは日本の漫画が山ほど入ってきています。


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